6月5 あなたの周りのレジェンド研究者(1) さて先日、ツイッターにてお題を出してみました。 「あなたのまわりのレジェンド研究者。信じがたい一芸を持っている人、とんでもないことを考えつく天才と紙一重の方、ろくでもない失敗をやらかした人などなど、伝説を持つ研究者をご自由に挙げていって下さい。」 まあこの業界、いろいろ伝説的な人はいるものです。そんなプチレジェンドを紹介していただこうではないかという企画であります。一部をご紹介。 【合成編】 ・全合成をやっていたM君、いつも超微量で反応を仕込む凄腕。ミーティングで教授に「何でこのステップは収率が悪いんや」と聞かれ「3回もTLCを打っちゃったもんですから……」という名回答は忘れられない。 これは筆者の友人なのですが、いつも0.015mmolでのSwern酸化とか、腕の悪い筆者から見れば信じがたい実験を淡々とこなしておりました。それで収率がちゃんと