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書評に関するhyakdaivsgmのブックマーク (22)

  • 404 Blog Not Found:書評 - とてつもない日本

    2007年06月16日00:30 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 書評 - とてつもない日 もしかして、この人普通にすごい? とてつもない日 麻生太郎 書「とてつもない日」は、日国現外務大臣の麻生太郎が、日人について書いた。そして彼は、日人について書く事が日について書く事だと気で信じている。少なくとも私をそう思い込ませることに成功している。 「日について書くなら日人について書くのと同義に決まっているじゃないか」と思われるかも知れないが、日論に限らず各国論に関してこれは必ずしも自明ではない。なぜなら、その国の形を決めているのが、必ずしも国民であるとは限らないからだ。また、国とは国民のみならず地域を指し示す言葉でもある。だから地勢と偉人を書けば、その国のことを書いたという体裁は繕えるのである。 「美しい国へ」が、まさにそういうであった。 「美しい国へ」がP

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  • Passion For The Future: 告白 町田康

    告白 スポンサード リンク ・告白 あまりに面白すぎて危険なため、盆暮れ正月連休中に読むことをおすすめします。 明治時代に起きた、実際の大量殺人事件「河内十人斬り」。幼子まで含めて10人を惨殺する残虐事件でありながら、熊太郎・弥五郎の復讐劇は、盆踊り「河内音頭」のテーマとして歌い継がれてきた。 この小説「告白」は、ひとづきあいが苦手で、性根が駄目人間の城戸熊太郎が、なぜ村人を恨み大殺戮に至ったのかを、生い立ちから綴った独白である。 「 安政四年、河内国石川郡赤阪村字水分の百姓城戸平次の長男として出生した熊太郎は気弱で鈍くさい子供であったが長ずるにつれて手のつけられない乱暴者となり、明治二十年、三十歳を過ぎる頃には、飲酒、賭博、婦女に身を持ち崩す、完全な無頼者と成り果てていた。 父母の寵愛を一身に享けて育ちながらなんでそんなことになってしまったのか。 あかんではないか。 」 こんな出だしで始

    hyakdaivsgm
    hyakdaivsgm 2006/10/30
    町田康「告白」
  • Passion For The Future: 安全と安心の科学

    安全と安心の科学 スポンサード リンク ・安全と安心の科学 セキュリティ、トラストワース(信頼に足る)、コンプライアンス(法令順守)、リスクマネジメントなど、近年、安全と安心は時代のテーマだと思う。これは、元東京大学先端科学技術研究センター長で現在ICUの教授の村上陽一郎氏が語る安全と安心の科学。大局的な視点で、この問題の捉え方が示されている。 ■安全と安心、確率と人間心理 人間は安全であっても安心できない。あるいは安全ではないのに安心する。飛行機は落ちる確率が低いはずなのに、自動車に乗るよりも神経質になる。原子力発電所は他のどんな施設よりも安全性に配慮されているのに、危険に思われる。 現代においてリスクの大きさは、それが発生する可能性で測られる。だが、その可能性を人間は主観でとらえている。1万年に一度しか起きないことでも、明日が1万日目なのではないかと考えて、不安を感じてしまう。大隕石の

  • http://d.hatena.ne.jp/pencroft/20061027

  • 準ひきこもり読んだ - setofuumiの日記

    「準」ひきこ森―人はなぜ孤立してしまうのか? (講談社+α新書) 作者: 樋口康彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/21メディア: 新書購入: 1人 クリック: 59回この商品を含むブログ (40件) を見るえー、読みました。ざっと感想を書きます。 要約すると、約200Pにわたって「なぜオタは社会に適応できずに孤立しますか?」が展開されています。見出しだけでニュアンスは伝わると思うのでわかりやすいものを抜き出します。 「いつも仲間はずれだった」「昼休みもひとり」「女性にもてず、友だちもいない」「女子学生に気持ち悪がられる」「しきりと自分のことを話したがる」「被害妄想でいっぱい」「おしゃれに関心がない」 これらが樋口氏の地道なフィールドワーク(約10年にわたって続けられている)も交えて逐一解説されます。そのテの話が好きな人にはたまらないでしょう。一部の人にとっては「今まで散

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  • 北崎拓『クピドの悪戯 「虹玉」』

    北崎拓『クピドの悪戯 「虹玉」』 ※一部ネタバレがあります 読者と重なるような男性主人公と、とくに理由もなくその男性を好きでいる二人の美人――5巻までは実に伝統的なラブコメだよなあ。 もちろん作者は周到に計算してキャラクター配置をしている。 「クピドの裏側」という「メイキング・オブ・『クピド』」の中でキャラクター設定について作者はこう書いている(「ちょっと話しすぎかもしれません。純粋に作品だけを楽しみたい方はご注意ください」とあるように楽屋話である)。 【麻美】 美人で明るく社交的、でも……見たくないけど、ありえないとはいえない現実感と、女の子がもっていてくれたらうれしい男の夢を併せ持った女性。 【怜子】 少しとっつきづらい性格だけど、美人・巨乳・うぶとたくさんの男性に好かれる要素を持っています。 うむ。ラブコメの伝統にのっとった「正しい」女性像である。 しかし「伝統的」だといっても、それ

  • 顔を憎んで鼻を切れば、唇も消える: 平気で嘘をつく人たち

    「平気で嘘をつく人たち」には日常的に他人を、また自分も無自覚に欺いているおぞましい人々ばかりが登場するが、そのなかでも、もっともおぞましいのがある小学生の男児に関する報告である。このの著者はカウンセラーで、自身のクリニックに託された児童のカウンセリングの様子を書に納めているのだが、あるときそこへ自殺で兄を亡くした男の子がやってくる。男の子は慕っていた兄の自殺をきっかけに非行に走るようになったという。万引きで補導されたり、学校をさぼったりし始め、注意してもまるで改めようとしない。それまでは成績優秀な優等生だったが、成績もガタ落ちした。そこで学校は彼とその両親にカウンセリングを勧めた。突然の非行に頭を悩ませていた両親も、ぜひにとそれを快諾し、そして少年を伴い著者のクリニックに赴いた。渋々ながらもやってきた男の子は、しかし、頑なに口を噤んだ。回を重ねても彼の態度は変わらず、沈黙のカウンセリン

  • NaokiTakahashiの日記 -「ノベルゲームのシナリオ作成技法」感想

  • 「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく - 明日は明日の風が吹く

    ネットでの最大の楽しみを、この「つながり」という単語の中に感じている。だからこそ、この「「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく」というタイトルが気になって読んでみた。最初に目次を見て、更に興味が深まった。団塊ジュニア・社会を5分割するコミュニティのヒエラルキー どのコミュニティに属するかで人生が決まる僕たちは一体いつになったら大人になれるのか非社会的団塊ジュニアを社会化する方法<オタク&非コミュニティ> オタクを社会化する方法コミュニティからの脱落者をサルベージできるのか当は階層化が大好き!!な日人 グローバルコミュニティが目指すもの小泉政権が生み出したもの『下流社会』はトンデモだという理由を検証する「下流的気分」が蔓延している「つながり」の死と再生マスコミのためのシステム改革講座 当に必要なことを伝えないためのメディア「日列島総ベタ化」の仕掛け人? テレビはどうな

  • 〈子〉のつく名前の女の子は頭がいい - 雑記帳

    『“子”のつく名前の女の子は頭がいい―情報社会の家族 (新書y (045))』は目を引くタイトルだけど、これは近頃話題の「バカ」の類ではない。著者もまえがきの1ページ目で早速そのことについて説明している。 はじめに誤解を解いておきたい。僕がこので主張しているのは「〈子〉のつく名前の女の子は頭がいい」ということではないのだ。個人の運命は名前で決まるわけではない。名前をみただけでその人の運命など予測できるはずもない。 目的を明確に述べておこう。書において、著者はマスメディアの副作用について解明している。テレビや新聞が完全に普及し、雑誌やインターネットがあらゆる言語空間を覆いつくすなかで、人々の行動はどのような影響を受けているのか、それを解きあかそうというわけだ。著者の判断ではそれに成功している。 (p5) このは、恐らく日国内の社会学の学会などでは受け入れられないのだろう。何しろ著者

  • 深夜のシマネコBlog: 殺された若者の恨み

    ●次回予告とかしつつも、次回予告はメインコンテンツの方にいれる事にしたので、もう少し時間をいただきます。 つか、少なくとも男女平等に関して進歩的である俺を納得させられないようなが、バックラッシュを起す男尊女卑ウヨ厨どもを納得させられるとでも思うのか? ●週刊ブックレビューで武田さんが『若者殺しの時代』を取り上げていたので(しかし、武田さんも意地の悪いを選んだものだ。他のゲストの方がなんかかわいそうだった)、このについてもう少し。 私がこので一番素晴らしいと思うのは、80年代を率直に書いている事です。 80年代というのは、まさに「バブルに向かう時代」であって、この時代を社会人として過ごした個人は「懐かしさ」を覚えつつも、同時にバブル崩壊に至る失敗の時代、いわば「失われた10年を形作った10年」であり、その「気恥ずかしさ」を感じているために、この時代を積極的に語ろうとする人間はほとんど

  • 農業とかけて売春ととく - 書評 - 売春論 : 404 Blog Not Found

    2006年06月20日00:45 カテゴリ書評/画評/品評Money 農業とかけて売春ととく - 書評 - 売春論 そのこころは、趣味と兼業が増えている。 少なくとも、書によるとそのようである。 売春論 酒井あゆみ それにしてもなんたるsynchronicityだろうか。このが到着したとたん、このページがはてブのホッテントリに登場するとは。 売春は、女性(いや、今や男性も)にとって、「最後の手段」だと考えられている。社会的な差別や蔑視がきつい分、収益も大きい、とされるからだ。 しかしその前提が根底から崩れていると著者は言う。 あまりに多くの女性が、マーケットに参加するようになったからだ。かつては「腹をくくらないと」入れなかったこの世界に、片や援助交際という名前で素人が参加し、片や「定職」を持ちながらパートタイムで春をひさぐものが増えているのだそうだ。「趣味」化と「兼業」化の結果、単価は

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  • ファスト風土化する日本 郊外化とその病理 著・三浦展 - narkoの日記

    のどかな地方は幻想でしかない!地方はいまや固有の地域性が消滅し、大型ショッピングセンター、コンビニ、ファミレス、カラオケボックス、パチンコ店などが建ち並ぶ、全国一律の「ファスト風土」的大衆消費社会となった。 このファスト風土化が、昔からのコミュニティや街並みを崩壊させ、人々の生活、家族のあり方、人間関係のあり方もことごとく変質させ、ひいては人々の心をも変容させたのではないか。 昨今、地方で頻発する不可解な犯罪の現場をフィールドワークしつつ、情報社会化・階級社会化の波にさらされる地方の実情を社会調査をもとに探り、ファスト風土化がもたらす現代日の病理を解き明かす。 目次 第1章 のどかな地方は幻想である 第2章 道路整備が犯罪を助長する 第3章 ジャスコ文明と流動化する地域社会 第4章 国を挙げてつくったエセ田園都市 第5章 消費天国になった地方 第6章 階層化の波と地方の衰退 第7章 社会

    ファスト風土化する日本 郊外化とその病理 著・三浦展 - narkoの日記
    hyakdaivsgm
    hyakdaivsgm 2006/06/06
    ファスト化
  • 若者殺しの時代からの逃走と闘争 : 404 Blog Not Found

    2006年05月20日19:15 カテゴリ書評/画評/品評 若者殺しの時代からの逃走と闘争 最近書評しようと思っていて先を越されることが多い。 若者殺しの時代 堀井 憲一郎 深夜のシマネコBlog: 書評 『若者殺しの時代』堀井憲一郎こういうを社会学者やジャーナリストを名乗る人たちは多分読まないんだろうけど、ハッキリ言う。このには80年代の軽薄さのすべてが描かれている。ということは、すなわちバブルの発生と臨界を描いている重大なだということだ。そう。重大なである。 反面教師として。 私はこれを読んで、はじめて日におけるバブルがどんな時代だったかの実感を得た。私はその頃日にはいなかったのだ。堀井憲一郎(以下ホリケン)は実に饒舌に、「僕らがどう殺されていったか」を描写する。あまりの饒舌ぶりに、彼の言説だけではなく提言まで信じたくなってくる人もいるかも知れない。 しかし、それを鵜呑みに

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  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教官がすすめる100冊

    東大教官が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる」と、紀伊國屋書店のサイト[参照]がある。全部で1600冊程と膨大なので、まとめた。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングした。 ■東大教官の観点 以下の3つの観点から選書している。 1) 私の読書から――印象に残っている 2) これだけは読んでおこう――研究者の立場から 3) 私がすすめる東京大学出版会の 1) は、読書経験の貧富がハッキリ見える。めったなを勧めるわけにはいかない。ほとんどが厳めしい古典、大御所を占める。ところが、ウケ狙いか、小松左京や村上龍、コミック「棒がいっぽん」などを推す教官がいて面白い。 2) の意味を拡大解釈する教官多し。何十巻もある「○○全集」を指定してくる人もいる。ゼミ生になったら生き字引代わりにでもしようとするつもりかしらん。オマエも全読してねぇだろ!

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教官がすすめる100冊
  • 陽気婢『えっちーず』『内向エロス』

    陽気婢『えっちーず』『内向エロス』 陽気婢の漫画は、ぼくの妄想の、実に精確なトレースである。 短編集『えっちーず』に出てくる主人公の男性は、たいてい、気が滅入るくらい気弱で、おどおどしていて、臆病で、受動的である。なにより、その姿態はきわめて中性的だ。「メガネかけてヒョロッとした」(短編集『内向エロス』より)というのも多い。「マッチョな男性」というものの対極にあり、そこにある「男性」的な属性をすべて剥奪したような形象である。(絵柄をみたければこちらを) 「セックスの途中で泣いちゃった私をずっと抱いててくれた ときどき見るとあの なんだか 気の弱そーな笑顔を私に向けた やさしい男の子」 (『えっちーず』より) その男の子とは、「ぼく自身」である。といっても現実のぼく自身ではなく、性的妄想のなかで、美化され、もっとも心地よい形に抽象化された「ぼく」である。 日のラブコメの伝統として、主人公の

  • イエスでもノーでもない消極分子(色川大吉) - 猿虎日記

    以下は、かつてネットに発表するつもりなく書いたメモです。書きなぐったものなのでかなり素朴な見解、表現等あるのですが(いや推敲したって大して変わらんのだが)ちょっと最近の話題に関連するのでのせます。しかし、長いので、これに関するコメントは別エントリーにします。 - 色川大吉『近代日戦争』(岩波ジュニア新書) 近代日戦争posted with 簡単リンクくん at 2006. 8.21色川 大吉著 岩波書店 (1998.6) 通常24時間以内に発送します。 オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る を読んだ。ジュニア新書だから基的なことが短くまとまっていて、不勉強な私にはとても勉強になった。 日中戦争は明らかに侵略戦争だった。そして、太平洋戦争も、南方のエネルギーが欲しかった軍部によって引き起こされたもので、ABCD包囲網があったからとか(むしろ逆に日が警告を無視して南進したから包囲

    イエスでもノーでもない消極分子(色川大吉) - 猿虎日記
  • 佐々木氏のググル本に自助努力系の人が登場する理由 - アンカテ

    グーグルGoogle 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501) 「WEB進化論」がターミナル駅だとしたら、こちらは快速電車である。 「WEB進化論」は、今までと違う路線に乗り換えていく為の乗り換え駅であり、そこで多様な人がすれ違う。しかし、そのがどこかへ連れて行ってくれるわけではない。「グーグル」は対照的に、読者を終着点に間違いなく運んでくれる。しかも、停車駅は最小限で最速で目的地に到着する。多様な読みを許す自由度や発展性は無いが、おじさん向けの訴求力はこちらの方が上だろう。 出発点は、「B&B羽田空港近隣パーキングサービス」という個人経営の駐車場と、「三和メッキ工場」という小さな地場工場という二つの事例である。ここから、「サーチエコノミー」と「ロングテール」というバーチャルなキーワードが実にリアルに語られ、そのまま一気にインフラ権力としてのグーグルの脅威という所まで突き進む。

    佐々木氏のググル本に自助努力系の人が登場する理由 - アンカテ
  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

    hyakdaivsgm
    hyakdaivsgm 2006/04/17
    最期言うなwww。
  • たのしくないわるくち - 妄想系乙女の末路

    酒井順子(「負け犬の遠吠え」の人)著「たのしいわるくち」を読みました。ちなみに文庫版。 感想。 「お前は俺か」 ですよ。 何この人、私みたい。いや、もうね、自分にそっくりだと思うのに、いや思うからこそ一ミリも共感できない。むしろ読んでいて寒気がする。 その原因は第一に、「自虐によって全てを帳消しにしようとする姿勢」。 「たのしいわるくち」をさんざん書いておきながら、結局最後は自分を貶める事でオチを付ける。これって私もやりがちなんですけど、すげー寒い。っていうかズルい。自虐は最大の防御なわけですよ。 でも、この自虐防御を防御と気づかない人もいるらしい。 例えば、長島一茂氏。 このの文庫版あとがきは酒井さんと長島一茂さんの短い対談なんですが、そこでの一茂さんの発言に驚愕。以下引用。 「酒井さんのすごいところは、悪口の対象に自分も入れちゃうところですね。感情的ではないんだけ

    hyakdaivsgm
    hyakdaivsgm 2006/04/15
    自虐に走る発想がない人が羨ましい…