2007年11月17日、オーストラリアのシドニー(Sydney)のボンダイビーチ(Bondi Beach)を見下ろす絶壁に暮らす「ボンダイの洞穴男」ことJhiymy Mhiylesさん。(c)AFP/Neil SANDS 【12月6日 AFP】ホームレスのJhiymy Mhiylesさんは、2000年に五輪開催中のシドニー(Sydney)に一文無しでたどり着いた時、美しいボンダイビーチ(Bondi beach)を気に入り、絶景を見下ろす断崖の上に粗末なテントを構えた。 以来ここに暮らし、詩作に耽るMhiylesさんは、テントの場所と「伸び放題のひげ」のせいで、人々から「ボンダイの洞窟男」とあだ名されている。もちろん不法占拠だが、なにしろテントは崖っぷちに立っている。退去を促す地元自治体やテントを壊してやろうという悪党も怖気づいてしまうという。 Mhiylesさんは、AFPに対し、「私には他
2004年、三角みづ紀は第一詩集「オウバアキル」で鮮烈なデビューを飾る。当時まだ23歳という若さでありながら、同年すでに「第42回現代詩手帖賞」を受賞するなどして注目を集めたが、さらに「第10回中原中也賞」を受賞しその名は詩に関心の無かった人々にも知られることになった。2006年には第二詩集「カナシヤル」を発表。「第18回歴程新鋭賞」、「南日本文学賞」を受賞し詩壇に確固たる地位と名声を築く。過去の作品を振り返りつつ、衰えることを知らないその創作意欲の内側に迫った。 苦難の果てに辿り着いた「カナシヤル」という境地 鹿児島県に生まれ育った三角みづ紀が初めて詩を書いたのは小学6年生の時。その後も詩作を続けながら、大学進学を機に上京。しかし20歳の時にひと月以上も40度の高熱が続き、膠原病(こうげんびょう)という難病と診断され、実家に近い奄美での療養生活を余議なくされる。そのような状況に強い焦
現在、「ファンタスティック!チェコアニメ映画祭」が開催されている。それを記念した展覧会が11月30日より始まる。 近年、日本にもようやく紹介されはじめたチェコのパペット(人形)・アニメーション。実はディズニーを凌ぐほど、世界的にとても評価が高いのをご存じ? それは東欧の混沌とした社会的背景の中で、唯一、表現の自由が許された分野だったこと、また国家をあげて擁護した文化だったことなどが影響している。 そんなアニメーション文化の流れからか、チェコは“絵本大国”としても知られる。「世界で最初の絵本はチェコで生まれた」という説もあるほど。優れた絵本が数多く出版されている中、さらに国家のお墨付きとも言えるのが、チェコ文化庁の「最も美しい絵本賞」。これに何度も選ばれたことのある作家が、ヨゼフ・パレチェクだ。 何度も筆を重ねたような叙情豊かな色彩表現と心温まる物語。ヨゼフ・パレチェクの描く絵本は子ど
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く