久しぶりに度肝を抜かれた。アバターのような遠い惑星を思わせる美しい世界観を表現したグラフィック、タッチパネルを活かしたシンプルな操作性、ときに残酷で切ない音響効果、全編に漂う絶望的な虚無感。 ゲームは何の説明もなく映画のように唐突に始まる。キャラクターも舞台設定もよく分からないまま、未知の森をただひたすら進んでいくと、いつの間にか世界に入りこんでしまっている。 あるアイテムを取るとプレーヤーが増殖するのだが、それはその後に訪れる残酷な自然淘汰に向けた神の計らい。重厚なスペースオペラのようで、しっかりとチャレンジングを楽しめるゲーム性を備えた珠玉のアプリだ。 複数プレーヤーによるマルチプレイも可能。iPadにも対応しているのでみんなで楽しめるだろう。キャラクターが潰されたり削られたりして死んでいくときの音響がなかなかリアルで、我が家のチビたちは耳をふさいで悲鳴をあげながらも画面から目が離せな