注意!:ネタバレありのトークになりますので、必ずアニメーション映画『聲の形』を一度以上ご鑑賞のうえ(そしてできれば発売中のサウンドトラックをご購入のうえ)お読みください。 映画『聲の形』の空気感は、監督と劇作家、音響監督、録音、効果音のスタッフが一丸となって、映像と不可分な音響をつくりあげたからこそできたものである――ということを、映画公開前のインタビューで牛尾憲輔氏に語ってもらった。 「インベンション」に込められた意味 ――映画『聲の形』の音が非常にコンセプチュアルに作られていることは前回のインタビューでも語られていましたが、すでに映画は公開中、サントラCDも発売中ということで、具体的に「あのシーンのあの曲は一体?」といったことをお話いただきたいと思います。 早速ですけれども、映画冒頭にthe whoの「My Generation」が流れますよね(サントラには未収録)。あれは……? 牛尾