【平安名純代・米国特約記者】米国防総省が輸送機V22オスプレイの新規調達を終了することが8日までに分かった。2026年予定で生産ラインを閉鎖する。同省によると、米海兵隊の当初の調達予定数に変更はなく、飛行訓練計画には影響しない見通し。米軍は2050年代までオスプレイを運用する方針だ。
西洋風の建築物や路面電車が走る那覇の近代的な街並み、琉球王国時代からの伝統の芸能や暮らし。朝日新聞大阪本社で見つかった戦前の沖縄の写真には、琉球が日本の1県として変わっていく姿と、祖先から受け継いだ生活文化を営む人々のたくましい姿が入り交じる。那覇、島尻、やんばる、宮古、八重山。沖縄戦後、風景は一変したが、人々の暮らしぶりは今の私たちの文化につながっていることを知らせてくれる。計165枚から一部を紹介する。(社会部・城間有)(写真は全て朝日新聞社提供) 大正から昭和初め 那覇の市場 大正末から昭和の初めに撮影された那覇の市場。写真裏のメモには「左方の建物は肉市場(市設)」と書かれている。当時東町の旭橋付近に公設市場があり、魚や野菜、米、雑貨、焼物などが売られていた。肉市場は「シシマチ」と呼ばれていた。路面電車は、1914年から33年まで那覇市の通堂-首里間を走った「沖縄電気軌道」。人力車や
1982年那覇市生まれ。ギャル記者。Yahoo個人オーサー。千葉大、2019年3月首都大学東京大学院卒業。2007年沖縄タイムス社入社、社会部を経てDX戦略局。2015年、GIS沖縄研究室研究室、首都大学東京渡邉英徳研究室と共同制作した「沖縄戦デジタルアーカイブ」が文化庁メディア芸術祭入選など。 大学在学中から、若者文化を研究。Twitterは@sssss_sssss_10 沖縄にはかつて、女性が手に入れ墨を彫る「ハジチ」の文化があった。1899年、日本政府が入れ墨を禁止したことで、ハジチは「憧れ」から「排除」の対象に変わった歴史がある。禁止されてから今年で120年。専門家は「ハジチを通して、歴史や差別の問題を知ってほしい」と話す。(デジタル部・與那覇里子)
【ジョン・ミッチェル特約通信員】米中央情報局(CIA)が沖縄世論を研究するため、ポップ音楽などを広く分析していたことが分かった。CIAがまとめた解説書は、BEGIN(ビギン)やモンゴル800、Cocco(コッコ)さんなどの歌詞、「琉神マブヤー」のヒーロー像を題材に、「平和を愛する人々」「美しい島々」といった県民の自己認識を説明している。 解説書の題名は「沖縄における基地と政治」。2012年、CIAオープンソースセンターが米政府の政策立案者向けにまとめた。「公用限定」に分類されており、本紙が情報開示請求で入手した。 Coccoさんの歌から「ジュゴンの見える丘」を取り上げ、「沖縄のもろく美しい環境に光を当てた」と解説。「ジュゴンは、反基地や自然保護の活動家が普天間飛行場の移設に伴う環境への影響を示すため、広く利用している」と警戒感も示す。 モンゴル800の「琉球愛歌」は「他者への共感を呼び覚ま
画家として沖縄に存在感を示し、指導者として多くのアーティストを育て、さまざまな分野の文化人と親交のあった真喜志勉さん。各方面から死去を悼む声が聞かれた。
開催前 館長ら要望/識者問題視「表現を制限」 県立博物館・美術館(牧野浩隆館長)で開催中の「アトミックサンシャインの中へin沖縄 日本国平和憲法第九条下における戦後美術」(主催・文化の杜共同企業体、同館)の展示から同館などの事前の要望で、昭和天皇をモチーフにした作品が外されていることがわかった。識者からは「公権力が、表現の自由を制限することになる」と問題視する声が上がっている。 これまで米ニューヨークや東京でも開かれた「アトミックサンシャイン」展は昭和天皇の写真をコラージュにしたアーティストの大浦信行さんの作品が含まれていた。関係者によると、2008年11月ごろから、企画したインディペンデント・キュレーター(フリー学芸員)の渡辺真也さんと同館を運営する文化の杜が交渉していた。しかし大浦さんの作品について、同館や県教育委員会が問題視、2月上旬、最終的に作品を外した内容で開催に合意した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く