Nerhol(ネルホル)は、田中義久さん(1980年~)と飯田竜太さん(1981年~)により2007年に結成されたアーティストデュオです。紙と平面的構成によるグラフィックデザインを行う田中さんと、紙や文字を素材とする彫刻家の飯田さんからなる気鋭のデュオが、公立美術館で初の大規模個展「Nerhol 水平線を捲る」を開催中です(千葉市美術館で11月4日(月・祝)まで)。 Nerholは2012年、「連続撮影した写真の束を彫刻する」という制作スタイルのポートレートシリーズ、《Misunderstanding Focus》で一気に注目を集めました。飯田さんは、「私たちは、時間を封入した半立体の作品を作っている」と語ります。 「時間を封入した」とはどういうことなのでしょう? また、彼らの半立体は何を彫り出しているのでしょう? 本展会場で過去の代表作や、新しいチャレンジを試みた近作、そして千葉の土地・