企画展「ハニワと土偶の近代」が、東京国立近代美術館にて、2024年10月1日(火)から12月22日(日)まで開催される。 ハニワや土偶はどのように注目されていったのか?イサム・ノグチ 《かぶと》 1952年 一般財団法人 草月会(千葉市美術館寄託) © 2024 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/ JASPAR, Tokyo E5599企画展「ハニワと土偶の近代」は、ハニワや土偶といった出土遺物が、近代以降になぜ注目され、その評価がどのように広がったのかを紹介する展覧会だ。 岡本太郎 《犬の植木鉢》 1954年 滋賀県立陶芸の森陶芸館従来、考古学の資料として扱われてきた出土遺物は、戦後の岡本太郎やイサム・ノグチによって、その美的な価値が「発見」されたと語られてきた。こうして岡本とノグチは、「縄文的/弥生的」という二