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ブックマーク / www.ebook2forum.com (3)

  • E-Book再考(6):出版社は何のためにあるのか

    ××は何のためにあるか、などという懐疑は、余裕のある時でもないと考えない。まして自分の仕事に直接関係する場合には、忘れていたいテーマだ。多くの人がそうしているし、他人に言われたら怒り出しても不思議ではない。しかしいま、「出版社」は何のためにあるのかという議論は、E-Bookが市場の2割を越えた国ではますます活発になっている。もちろん余裕があるわけではない。自主出版こそ出版の来の姿であるとすれば、出版社は出版にどう関わればいいのか。 タイタニックからインターネットの海へ 歴史的にみても、出版はそれに関わる人々にとってつねに一大プロジェクトだった。出版社が屋だった江戸時代の出版活動を描いた『江戸の屋とづくり』(橋口候之介著、平凡社)を読むと、現代の物価に換算して、やはり数百万円ものコストがかかるプロジェクトを支えるサプライ・チェーンをめぐる知恵と苦労がよくわかる。リスクを誰が取るか、ど

    hyougen
    hyougen 2012/02/04
  • アマゾンは出版社の敵か味方か:もう一つの見方

    アマゾンはKindleの日開店を延期(EB2 Magazine, No. 2-15)したようだが、難航する交渉の背景には、出版社の抜きがたい警戒心がある。デジタル時代をひた走り、すでに比率が20%を超えたと思われる米国でも、最大の書店アマゾンに対する警戒、あるいは憎しみは高まっている。アマゾンは出版社にとって何なのか。これまで大手関係者の声ばかりが伝えられてきたが、そればかりを聞いていては認識を誤るだろう。 今年も欧米出版界の最大のキーワードは「アマゾン」だった。アマゾンはKindleをばら撒いて価格破壊を進め、図書館に貸し出し、街の書店を“ショールーム”に使って顧客を奪い、有名作家と独占契約して出版事業を立ち上げた。著作権者と消費者以外のエコシステムを無視するかのような行動は、プレデター(捕者)のように言われることが少なくない。しかし、アマゾンは同時にデジタル出版市場を創造し、自主出

    hyougen
    hyougen 2012/01/03
  • 出版を目ざす著者たち(1):著者の独立宣言 – EBook2.0 Magazine

    米国で有名著者による自主出版が続いている。ビジネスのセス・ゴディン氏はアマゾンと協力して構築中のDomino Projectから新著(Poke the Box)のリリースを計画。ミステリーのアリサ・ヴァルデス氏(写真右)も新著を単独で出版すると発表した。100万部を売った実績がある著者とロングセラーの存在は、伝統的に大手出版社のビジネスモデルの前提となってきたが、ここでも「終りの始まり」が見られる。Domino Projectは、ゴディン氏のアイディアを具現化したもので、著者と読者を近づけた新しい出版プラットフォームを志向している。ビジネスモデルの再構築に必要な時間はあまりない。 出版社との確執、ファンの支持、代替手段… アリサ・ヴァルデス氏は、2月7日付のPublishers Perspectiveに寄稿して出版社との齟齬の経緯を綴っている。彼女の場合は、出版に関して出版社の意向と

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