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ブックマーク / www.vice.com (9)

  • ハードコア界永遠のアイドル キース・モリスがアパレルで暴れる

    御歳62。還暦越え。持病は糖尿病。しかし永遠のパンクキッズ、ハードコアキッズ。てっぺんは薄くなってるけど、立派なドレッドヘアを振り乱し、ガンガン身体をよじらせ、200メートル先まで余裕で届きそうなシャウトを繰り出す最強のマン。それがキース・モリス(Keith Morris)だ。BLACK FLAGの初代ヴォーカリストとしてシーンに登場し、CIRCLE JERKSでは〈ハードコアバンドの完璧なフロントマン〉としての王座を獲得。そして2009年には驚愕の新バンドOFF!を結成し、日々、インスリンを打ちながら飛び跳ねまくっているのである。 そんな最強のマンが、新ビジネスを始めた。今度はアパレル業界で絶叫するのだ。ポゴるのだ。以下のようにキースは語っている。 「誰でもビジネスを立ち上げる時は、所謂〈ブランド概要〉を用意するだろうが、われわれにそれを期待しないでもらいたい。〈IMAGE CLUB L

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    hyougen
    hyougen 2022/04/18
  • 驚愕の再結成を前にTHE SHAGGSを想う

    この間、恋人とふたりで〈YouTubeにある最もヒドい曲対決〉をした。DUNE RATS* のビデオをあれこれ、セッション・シリーズ〈LIKE A VIRGIN〉の魂のこもっていないカバーをあれこれ、そしてタシュ・スルタナ(Tash Sultana)がMGMTの「Electric Feel」を台無しにするのを確認したあと、私の恋人は勝負に打って出た。彼が次に流したのは、THE SHAGGSの「My Pal Foot Foot」だった。 そこには、こんがらがったドラムと挙動不審な安っぽいギターのメロディ、そしてとんでもなくぎこちないボーカルが、狂気の沙汰ともいうべき不協和音を放っていた。ベースが無かったのが不幸中の幸いだったかもしれない。音程は外れに外れ、ガチャガチャに掻き鳴らされ、ニューイングランド訛りの不自然な声で、〈フットフット〉と、行方不明になったネコの名を呼んでいる。そういう曲だっ

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    hyougen 2020/05/26
  • ミャンマー・メタル短期集中講座

    ミャンマーは、現在、いろいろな意味で世界中から注目されている。1990年、軍事政権が総選挙の結果を無効とし、民主化勢力を率いるアウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)を長期間の自宅軟禁に処した。2015年の総選挙では、スーチーの国民民主連盟(National League for Democracy, NLD)を含む主要政党が揃ったが、それは1990年以来、初めてのことだった。その後、ミャンマーでは民主化が進み、世界からの広範な投資、表現の自由、国境を越えた文化協力に、門戸が開かれた。 一方、ミャンマー国民として認められていない、イスラム教徒少数民族〈ロヒンギャ〉に対する深刻な人権侵害、いわゆる〈ロヒンギャ問題〉が世界でも大きく報じられている。現在、国家顧問、外務大臣、大統領府大臣を兼務するアウンサンスーチーは、1991年、ノーベル平和賞を受賞したものの、ロヒンギャ問題に関す

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    hyougen 2018/03/21
  • レコード屋の言葉:第1回 〈中古レコードのタチバナ〉

    「ダウンロードじゃわからない」「ストリーミングじゃわからない」はてさて、なにがわからないのだろうか? それは人からの言葉。RCサクセションもBLACK FLAGもジョン・コルトレーンもBUTTHOLE SURFERSもツェッペリンもMAYHEMもN.W.Aも、みんな誰かの口から聞いた。音楽が好みだったのか、そうじゃなかったのかは置いといて、先輩だったり、クラスのヤツ、好きな異性、おしゃれな友達の言葉があったからこそ、その音楽に出会えた。辿り着けた。周りの大好きなみんなからの言葉だ。 そしてレコード屋も。カウンター越に矢の如く放たれる聞きなれないアーティト名、バンド名、ジャンル名。矢が心のど真ん中に刺さるたび、音楽がどんどん好きになった。ずっとカウンター前を陣取っていた。今考えれば、大迷惑だったろうに。当にすいません。そう、ダウンロードでもストリーミングでも、レコ屋さんの言葉は聞けやしない

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    hyougen 2018/01/24
  • CDもDVDも半永久的だったはずなのに

    たいてい、コーヒーの染みのようで、どうやっても消せない。あるいは、ディスクの表面をピンで引っ掻いたような傷であったり、全体が変色していたりもする。いずれにせよ、このような〈ディスク・ロット(ディスクの腐敗)〉を発見したときには、名盤も、おもしろい映画も、二度と鑑賞できない。 光学メディアをダメにしてしまうこの腐は、デジタル公文書のアーキビスト* にとっても、今となっては珍しい〈レーザーディスク〉のようなフォーマットで映画を観たいみなさまにとっても、かなり深刻な問題である。 この現象について探ってみよう。 「ディスクをナイフで切りつけるのはオススメしません。ディスクを灰皿がわりにタバコをもみ消しても、ディスクは壊れてしまいます。でも、ジャムをこぼすくらいなら大丈夫です」 これは、1988年、レコード・レーベル〈ニンバス(Nimbus)〉が調査したCDのパフォーマンス研究に対し、EMIの広報

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    hyougen 2017/10/05
  • OFF STRINGS:2 GUEST 山本精一

    テニスコーツの植野隆司が、ミュージシャンを根掘り葉掘りするインタビュー・シリーズ『OFF STRINGS』。第二回目のゲストは、ボアダムス、想い出波止場、羅針盤、ROVO、ya-to-i、MOST、難波ベアーズ店長、そしてソロワークなどでもフル回転している山精一。 テニスコーツの植野隆司が、ミュージシャンを根掘り葉掘りするインタビュー・シリーズ『OFF STRINGS』。 第二回のゲストは、ミュージシャンであり、文筆家であり、画家でもあるスーパー・ウルトラ・アーティスト、山精一。ボアダムス、想い出波止場、羅針盤、ROVO、ya-to-i、MOST、難波ベアーズ店長、そしてソロワークなどでフル回転しながら、『ギンガ』、『ゆん』、『イマユラ』といった「絶対トイレから出られなくなる」を連発する超スペシャルなお方である。 今回は、まさにエフェクター教室の様相に。迷彩柄のリュックサックから、出

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  • ハウスから進化した南アフリカ電子音楽事情 ①

    1980年代末、アパルトヘイト時代の南アフリカ共和国。都市部のゲットーでは、欧米からの影響で、ハウス・ミュージックがポピュラーな存在として定着していた。そこから発展して生まれたのが、「KWAITO(クワイト)」。テンポを落とし、ズールー語やスラングのチャント、そしてパーカッションからピアノなどを取り入れたアフロ・ハウスで、これを機に南アフリカのクラブ〜エレクトロニックミュージックは、独自の世界を生み出して行く。欧米のそれとは明らかに異なり、進化し続ける南アフリカ電子音楽シーン。各都市、各ジャンルを代表するアーティスト、プロデューサー、DJを訪れ、南アフリカ産エレクトロニックミュージックの今を三回に渡りレポートする。 第一回は、ダーバン、ヨハネスブルグ編。ディープなアンダーグラウンドハウス「GQOM」や、伝統的な民族音楽とミニマル・テクノをミックス&高速化させた「シャンガーン・エレクトロ(S

    ハウスから進化した南アフリカ電子音楽事情 ①
  • なぜバンクシーだけが 壁に描くことを許されるのか

    ロンドンで暮らしているとエリアを問わず、様々な場所でバンクシーが描いたグラフィティを見つけることができる。彼のグラフィティを探し求めて歩き回るなんてことをしなくても、何かの拍子でふらっといつもと違う道を歩いたときに、どこかで見たことがあるイラストに出くわして、後で調べてみると彼の描いたものだったなんてことが月に何度か起こるのだ。それくらいロンドンの街にバンクシー(の作品)は浸透している。またそうやって街中で見つけられる作品の中には、強化ガラスでカバーが取り付けられているものもあるというのが現状だ。街として彼の作品を維持していくという意志が感じられ、ストリートアートにある程度寛容なロンドン(特にイースト・ロンドン)でも、バンクシーは別格の待遇を受けていると言えるだろう。というわけで今回は、イギリス国内において、なぜ彼がそのように扱われるようになったのかということを様々な角度から探っていく。

    なぜバンクシーだけが 壁に描くことを許されるのか
    hyougen
    hyougen 2014/10/20
  • Creators

    若き写真家が見る歪んだ世界 vol.12ーいくしゅんー世の中で一番の楽しみはイク瞬間である。あの手この手を使い無我夢中であくせくしながら、その時を迎える。そこまでたどり着くまでに相手の演技やあざとさが見て取れると一気に冷めてしまう。一方で相手のその時を逃さぬよう、注意深くその反応を探る。さらには自分と相手が同時になんて、甘い夢を見てしまうが、それがぴったりとあうことが何よりも快感である。 若き写真家が見る歪んだ世界、第12回目は、日常の中にある豊かなリアリティーのなかでの絶頂を切り取る、いくしゅんの作品とインタビューを紹介します。

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    hyougen
    hyougen 2014/06/21
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