ヴィム・ヴェンダースが製作総指揮を務めるドキュメンタリー映画『もしも建物が話せたら』が、2月20日から東京・渋谷のアップリンクほか全国で順次公開される。 WOWOWによる『国際共同制作製作プロジェクト』として製作された同作。昨年の『ベルリン国際映画祭』『東京国際映画祭』で上映され、今年5月にWOWOWで放送された。「もし建物が話せたら、どのような言葉を語りかけるのだろうか」という疑問をテーマに据え、ヴェンダースを含む6人の監督がそれぞれ思い入れのある建築物を取り上げ、その「声」に迫るオムニバス映画になっている。 ヴェンダースはドイツのベルリンフィルハーモニー、ロバート・レッドフォードは自身が11歳の時にかかったポリオのワクチンを開発したアメリカのソーク研究所、マイケル・マドセンはノルウェーのハルデン刑務所、マルグレット・オリンはノルウェーのオスロオペラハウス、カリム・アイノズはフランスのポ