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政治とeuropeに関するiGucciのブックマーク (16)

  • 新たな国家主義に陥る欧州 統一から後ずさりする指導者たち JBpress(日本ビジネスプレス)

    ユーロの危機は欧州の危機だ。大陸欧州は、新たな国家主義に陥りつつある。これは、古い拡張主義的な愛国主義(つまり、20世紀前半に痛ましい傷跡を残した、国境を超えた軍隊の進軍)の再来ではない。 我々が今目にしているのは、将来への自信を失くした欧州の切羽詰った国家主義だ。 世界の勢力が西から東へとシフトしたことを受け、欧州連合(EU)は内向きになった。同じように、EU加盟国もまた、内向きになっている。 全土で叫ばれる国家主権、廃れる欧州の連帯 かつて欧州が国際舞台の役者になると予想したフランス、ドイツ、イタリアの指導者たちは、狭い国益を必死に定義しようとする器の小さい政治家に道を譲った。 国家主権は、以前は主に、英国の欧州懐疑派が高らかに掲げる規範だった。今は、大陸欧州全体で主権が叫ばれている。EUの創設者たちが欧州の将来の礎として定めた「連帯」は、荒れ果てた理念と化している。 このような状況で

  • 第一次世界大戦中のヨーロッパの勢力争いが良くわかる風刺地図 : カラパイア

    1914年から1918年にかけて戦われた人類史上最初の世界大戦、「第一次世界大戦」は、ヨーロッパが主戦場。当時のヨーロッパ列強は複雑な同盟・対立関係の中にあり、列強の参謀部は敵国の侵略に備え、総動員を含む戦争計画を立案していたんだ。そんな当時の国家間の関係を風刺絵にして地図上で表現したものがこれらの絵なんだそうだ。

    第一次世界大戦中のヨーロッパの勢力争いが良くわかる風刺地図 : カラパイア
  • 欧州の危機解決メカニズムの落とし穴 必要だが危険もはらむEU条約改正 JBpress(日本ビジネスプレス)

    EUは10月末の首脳会議で、「欧州版IMF」を創設する方針を決め、EUの基条約改正を検討することで合意した〔AFPBB News〕 ドイツのアンゲラ・メルケル首相の言うことは正しい。筆者が同首相についてそう述べることはあまりない。 実際、今のような状況にありながらメルケル氏が財政の安定性にあれほど強く執着することには納得できないし、マクロ経済の不均衡に関する対話に応じない彼女の姿勢にも同意しかねる。 しかし、危機解決メカニズムを常設するには欧州連合(EU)の条約改正が必要だというこの問題については、確かにメルケル氏の言う通りだろう。 現行のリスボン条約は、制度としての危機解決メカニズムに潜む法的・政治的複雑さを扱うには不適切だ。また、欧州金融安定機関(EFSF)が2013年にその期限を迎えたら、それに代わる恒久的な制度が必要になる。 もちろん、ブリュッセルの誰もが喜んで認めるように、紆余

  • 権限増した欧州議会、財政改革に照準  JBpress(日本ビジネスプレス)

    ベルギー・ブリュッセルに部を置く欧州各種機関の中で、長らく醜い継子とされてきた欧州議会が、近く、財政再建を目指す取り組みの主戦場になるかもしれない。 昨年、欧州の条約が変更されたおかげで、欧州議会は重要な問題に介入する権限が強化された。 そして、盛んに中傷されてきた議会の指導者たちはここ数日間、新たに手にした力を、ギリシャ式の崩壊再発を防ぐための新たな財政規律ルールを骨抜きにした先の仏独合意に向けると公言してきた。 標的は新たな財政規律ルールを骨抜きにした仏独合意 問題となっているのは、過剰債務を積み上げた政府を処罰する方法だ。ここ数カ月間、欧州各国がユーロの存続を脅かしたギリシャ危機の再来を防ごうとする中で、欧州連合(EU)加盟27カ国の分裂を招いてきた問題である。 「ドービルの合意が物語の終わりではないことは、はっきり確信している。これは始まりにすぎない」。欧州議会の自由民主同盟の会

  • 存在意義の薄い日本のようになる欧州  JBpress(日本ビジネスプレス)

    筆者は先日、ベルギー・ブリュッセルにいた。ちょうど欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長が一般教書演説を行ったところだった。 委員長は世界的なリーダーとしての欧州について語り、これは現世代の政治家にとって重大な大望だと言った。だが、筆者が抱く印象は、スモールパワー(弱小勢力)の未来に向かっている大陸だ。 恐らく、ゲストとして招かれた会議に影響されていたのだろう。世界的な存在感を築こうとする米国のシンクタンク、カーネギー国際平和財団が、中国について話し合うために世界一流の学者を集めた会議だ。 この集まりは、誰もが熱心に、中国が米国を脇へ押しやって世界一の強国になる日はいつか予想しようとするありふれた会議ではなかった。ここでの議論は、力というものは、見る人の意識の中に存在することを思い出させるものだった。外部の人間の目に映る中国の台頭は、経済の変化による社会的なストレスや緊張と奮闘する北

  • 東欧危機で現実味を帯びる「ユーロ消滅」EUに突きつけられた“生き残りの条件”とは?

    1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。 今週のキーワード 真壁昭夫 経済・ビジネス・社会現象……。いま世の中で話題となっているトピックス、注目すべきイノベーションなどに対して、「キーワード」という視点で解説していきます。 バックナンバー一覧 ギリシャの財政悪化に端を発したユーロ圏の経済問題は、拡大する様相を呈している。ギリシャの財政悪化懸念は、ポルトガルやスペインだけではなく、ハンガリーやブルガリアなど、東欧諸国にまで広がっている。 こうした状況が続くと、ユーロの信認が低下することは避けられな

    東欧危機で現実味を帯びる「ユーロ消滅」EUに突きつけられた“生き残りの条件”とは?
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  • 豊健活人生:春山昇華 : 口はフランス、金はドイツ

    2010年05月18日18:21 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 口はフランス、金はドイツ 口=政治の主導権=フランスが主役 金=資金負担=ドイツの役割 この構図は、2回の世界大戦の敗戦国ドイツにつきまとうコストだ。 今回のギリシアPIIGS危機の収拾プロセスでも例外でない。 下のJBプレスの記事もそれを象徴している(オリジナルはこちら) フランスが声高に言う政治統合は、フランスにとっては両刃の剣だ。 統合すれば、ドイツ政治的な発言権が増加するのは明白だ。 フランスとしては、政治統合はすれども、主要な権力はフランスが牛耳ると考えているのだろうが、欧州の長い歴史を学べば、そんなことは無理だと過去が教えてくれる。 この特集エントリー(特集 揺れるヨーロッパ : 東欧、PIIGS,アイスランド 目次)も参考 にお読みいただければ・・・・ この、神聖ローマ帝国、は最近読みましたが、ド

  • ヨーロピアン・ドリームの死  JBpress(日本ビジネスプレス)

    EUが世界の超大国と認識されることを夢見たが・・・(写真はリスボン条約発効後、初のEU議長国になったことを記念してライトアップされたマドリードのプエルタ・デル・ソル)〔AFPBB News〕 リスボン条約が昨年暮れに発効したのを機に、欧州の一部の指導者たちは新たな世界秩序の構築を夢見るようになった。欧州連合(EU)がついに世界の超大国と認識され、米国や中国と肩を並べる存在になるという夢である。 欧州はここ数週間、確かに世界の注目を一身に集めているが、当事者にしてみれば不意な注目のされ方だろう。世界のほかの国々は、EUの活気や影響力を称えるどころか、欧州で経済危機が悪化していく様を多大なる興味と恐怖心を抱きながら見守っているというのが実情だからだ。 ユーロを救おうと悪戦苦闘している欧州諸国に向けられている米国や中国の視線は、対向車線で起きた交通事故の様子をじっと見つめる時のそれに少し似てい

  • ユーロと欧州の未来:後戻り不能  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年5月15日号) 野心的だが不完全なユーロ救済計画は、欧州の運営の仕組みをも変えるかもしれない。 単一通貨ユーロ防衛のための総額7500億ユーロ(9500億ドル)の救済計画は、高揚感をもって迎えられたかもしれない。だが、これは絶望の所産だった。 ユーロ圏の首脳が5月8~9日の週末に会談した時に直面したのは、南欧諸国の国債市場に対する不安がユーロ圏の金融システムに波及し、世界の信用市場にも影響を与え始めているという、胸の悪くなるような現実だった。 この救済計画の目的は、ギリシャのソブリン債を襲った危機がポルトガルやスペインに波及するのを防ぐことだけではなかった。2年ごしでようやく抜け出しかけている泥沼に世界経済を再び追い込みかねない金融恐慌への懸念の高まりを断つことが、当の問題だったのである。 ゆえに、欧州の首脳たちが、迅速かつ大胆に行動を起こしたのは正しかった

  • 英国と欧州を近づける恐怖感  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年5月15/16日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 欧州大陸が政治と経済の混乱に見舞われた1週間が終わり、英国の政治は以前よりも欧州的に、欧州の政治は以前よりも英国的になったように見える。 英国で発足したタイプの連立政権は、ドイツやイタリア、オランダではごく普通のものに見えるだろうが、2大政党が敵対し、強い単独政権をいただく政治の伝統を持つ英国にとっては極めて異質である。 片や、ユーロ圏の債務危機が生み出した政治・経済の雰囲気はサッチャリズム全盛期の英国を彷彿させる。アテネの街頭で生じた騒乱、スペインで見られる国と公務員との対立、ドイツで大衆迎合主義的なタブロイド紙が主導している欧州連合(EU)懐疑主義的な反発などがその主なところだ。 極めて欧州的なクレッグ副首相が変化の触媒 英国で変化の触媒の役目を果たしているのは、副首相に就任したニック・クレッグ自由民主党(自民党)党首であ

  • ユーロの存続にかかわる不安  JBpress(日本ビジネスプレス)

    JBpress編集部注:この記事は5月9日に欧州安定化メカニズムの創設が合意される以前に発表されたものです。 (英エコノミスト誌 2010年5月8日号) ユーロの将来を巡る違いの背景にあるもの ユーロは10年後にもまだ存在しているだろうか? これは、欧州連合(EU)の指導者が最初にブリュッセルに集まって市場を非難し、ギリシャが財政支援を必要とする時には同国との「連帯」を示すという漠然とした宣言を行った3カ月前よりも、答えるのが難しい問題になっている。 ユーロを誕生させるための政治的意思を過小評価すべきでなかったように、ユーロを維持するための政治的意思を過小評価すべきではない。実際、EUの決意は今年2月以降強まっている。だが、危機はそれを上回る速さで悪化していった。 ブリュッセルには、ユーロ圏諸国が大金――ギリシャの借り入れニーズに応えるための800億ユーロに加えて、国際通貨基金(IMF)か

  • 「欧州通貨基金」は遠い目標 政策統一を難しくする独仏関係の力学 JBpress(日本ビジネスプレス)

    ドイツの財務相が公に、財政難に陥ったユーロ導入国を救済できる「欧州通貨基金(EMF)」創設構想を支持したということは、それだけで十分驚くべきことである。何しろこれは、ユーロ圏内で「救済」を禁じ、緩い財政規律を絶対に認めないというドイツの根原則に違反しないまでも、それを曲げるように見える。 もちろん、ヴォルフガング・ショイブレ財務相が先週末持ち出した構想は諸刃の剣だ。新基金は国際通貨基金(IMF)と同じように、個々の国の財政政策に厳しい条件をつけ、介入する手段を持つ。ドイツの観点からすると、まさにそれが主目的となる。 だが、同じくらい驚くべきことは、EMF創設構想と、対策の詳細は定かでないがユーロ圏内での経済政策の協調強化を約束する動きが、フランス政府ではなくドイツ政府から出てきたという事実だ。 通常、欧州連合(EU)内で壮大な夢物語を掲げるのは、いわばフランスの特権だ。ドイツの伝統はそれ

  • エピソード - 時論公論

    岸田総理大臣が14日、来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明しました。なぜこのタイミングの表明となったのか。決断の背景と今後の焦点を考えます。

    エピソード - 時論公論
  • ブレア前英首相はなぜEUの初代大統領になれなかったのか~鳩山「東アジア共同体」構想への隠された教訓

    鳩山首相が提唱する「東アジア共同体」のお手と言われる欧州連合(EU)で11月19日、統合深化の行方を左右する歴史的決断が下された。EU初代大統領の選出である。当初の下馬評では、英国のトニー・ブレア前首相が有力視されていたが、欧州のメディアに「ローマ法王の選出のごとし」と揶揄された加盟国首脳による密室会議の結果選ばれたのは、日のみならず欧州でも知名度の低いベルギーのヘルマン・ファンロンパウ首相だった。無難な人選は、果たして統合深化へのためらいなのか、それとも半世紀以上に渡って漸進を続けてきたEUらしい地に足の着いた判断なのか。複数の欧州ジャーナリストの協力を得て、今や米国を凌ぐ巨大経済圏に拡大したEU内部の葛藤を追うと共に、“アジアシフト”を強める日への教訓を探った。 (文/ダイヤモンド・オンライン副編集長、麻生祐司) 抜群の知名度でEU初代大統領の最有力候補と見られていたブレア元英首

    ブレア前英首相はなぜEUの初代大統領になれなかったのか~鳩山「東アジア共同体」構想への隠された教訓
  • 目覚めよ、欧州! アイルランド国民投票後のEU JBpress(日本ビジネスプレス)

    欧州土から離れた小さな島で、分かりにくい文書に関する国民投票が実施されたという話は、退屈なニュースに聞こえる。しかし、10月2日にアイルランド国民が投票でリスボン条約批准に賛成したことは、欧州連合(EU)にとって画期的な出来事だった。 リスボン条約――チェコに関して混乱の可能性は残るものの、今や発効が確実になったように見える――は、今後何年もかかるだろうEU体制構築における最後の大きな一片になる可能性が高い。 また、この条約は世界最大の経済圏に深刻な疑問を投げかけるものでもある。 欧州は今、連邦制に向かって確たる進化を続けているのか? 欧州は経済のトレンドを作り出す存在になれるのか? 眠りから覚め、世界の中でより大きな役割を担うようになるのか? それとも世界情勢はワシントンと北京でほとんど決められ、この新「G2」が時折ブリュッセルの官僚に自分たちの判断を知らせる、ということになるの

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