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2007年3月13日のブックマーク (2件)

  • M-estimator

    M-estimator は、最も良く利用されるロバスト推定手法のひとつであり、最小 2乗法で用いられる最小2乗(LMS)基準 の代わりに、それをちょっとだけ変形した評価基準を用いる。ここで、 はデータと推定値との誤差である。最小2乗基準はすべての 誤差を均等な重みで扱っているため、ひとつの大きな例外値によって大きな影 響を受けてしまう。そこで、M-estimator では、これを例外値には小さな重み を与えるように変形し、 を評価基準とする。ここで、 は、 で唯一の最小値を持つ 正定値偶関数である。この基準は、もし ならば、平均2乗誤差 基準と同じになり、その意味で最小2乗法の拡張になっている。 関数 によってモデルからずれたデータに対してどれくらいの重みが与 えられるかを見るためには、 の微分 を取ってみればよい。 は、influence function と呼ばれている。平均2乗誤差

  • 統計的画像処理手法

    次へ: はじめに 統計的画像処理手法 栗田多喜夫 脳神経情報研究部門 産業技術総合研究所 E-mail: takio-kurita@aist.go.jp visitors since Feb. 14, 2001. 概要: 統計的手法は、画像 処理でも基的な道具として、さまざまな場面で利用されている。稿では、 基的な統計的手法、特に、多変量データ解析手法および最近画像処理でも盛 んに使われるようになってきたロバスト統計、EMアルゴリズムやモデル選択手 法などの統計手法の考え方と画像処理への利用方法について、具体的な応用例 を示しながら概説する。