結いの党の江田憲司代表は25日の会見で、かつて所属したみんなの党の渡辺喜美代表が「保守」を打ち出したことについて、「何年か一緒にいたが、渡辺氏から『保守』という言葉は聞いたことがない。いつから保守政党になったのか」と述べ、集団的自衛権の行使容認などで安倍政権に近づく渡辺氏を皮肉った。 渡辺氏は23日の党大会で昨年末の党分裂で江田氏らが抜けたことを踏まえ「みんなの党は保守の政党だ。昨年まではそう言いにくい人たちも交じっていたが、はっきりと保守の党と言えるようになった」とあいさつしていた。 江田氏は会見で「結いは保守・リベラルを超えた政治をめざす。みんなの党とはかなり解離が出た」と路線の違いを強調した。
就任会見での政治的中立性を疑われる発言が問題になっている籾井勝人・NHK会長は、今月12日に開かれたNHK経営委員会で、「私は大変な失言をしたのでしょうか」と述べ、発言自体には問題がないとの認識を示していた。25日以降に公開予定の経営委員会の議事録案の概要から、明らかになった。 籾井氏は、美馬のゆり委員に発言問題の収拾策を問われて、「私的意見を会見で述べたことは大変申し訳ない」と陳謝しつつ、「私の発言の真意とはほど遠い報道がなされている。会見録を通読して欲しい」と強調。美馬氏が既読だと応じると、「それでもなおかつ私は大変な失言をしたのでしょうか」と述べた。 それに対し、美馬氏が「発言がどうだったかではなく、今後組織としてどう対応していくのかを聞いている」と再質問。籾井氏は「放送で信頼を回復していくことが長い目で見た方向。営業の収入減は、営業でカバーするのが一番の方法。対策をどうするかは、正
就任会見での従軍慰安婦問題や特定秘密保護法などをめぐる発言が問題になった籾井勝人NHK会長が今月12日の経営委員会で、「取り消しているし、どこが悪いのか。素直に読めば理解できるはずだ」という趣旨の発言をしていたことが18日わかった。経営委内部では「反省していない」との声があがっている。 12日の経営委では作家の百田尚樹氏、埼玉大名誉教授の長谷川三千子氏の両委員の言動などを審議し、経営委員は「一定の節度を持って行動していく」とする見解をまとめた。 複数の関係者によると、委員会の最後に、ある女性委員が会長発言の影響について「受信料不払いなどのリスクにどう対処するのか」と質問。籾井会長は「営業が頑張る」と答えたのに対し、具体案を尋ねられた後、「(発言の)どこがおかしいのか」「会見の記録全体を見てもらえればわかる」という旨の持論を述べた。別の委員から「そういう物言いはおかしい」と反発する声があがり
普通の刀の刃と峰が逆になった小刀が千葉県白井市内の旧家から発見された。日本刀の製法に合っていないとして刀剣登録はできなかったが、寄贈を受けた市教委は「刀としては類例がない資料だ」とみており、市の文化財に指定する考えだ。 この刀は昨年10月、江戸時代に名主を務めた川上家の蔵から見つかった。全長約28センチで刃渡り約22センチ。刀身はさび、刃文は見えないが、通常の峰の部分が刃に、刃の部分が峰になっているのが最大の特徴だ。鞘(さや)も先端が広がり、竜を彫った金属をかぶせるなど通常の日本刀とは違う造りだ。 印西署を通して県教委で審査を受けた結果、柄に差し込まれた茎(なかご)が短いなどの点から日本刀の製法から外れるとして、美術刀の登録はできなかった。 だが、同家は江戸幕府が設置した馬の放牧場の小金牧を管理する牧士(もくし)も務め、名字帯刀を許されたことから、市教委は今回の小刀も牧士に関する資料とみて
作家でNHK経営委員の百田尚樹氏が3日の東京都知事選の田母神俊雄候補の応援演説で、米軍による原爆投下や東京大空襲を批判し「東京裁判は大虐殺をごまかすための裁判だった」などと述べたことについて、米国務省の報道官は7日、「不合理な示唆だ。日本の責任ある立場の人々は地域の緊張を高めるようなコメントを避けることを望む」と反論した。 米タイム誌(電子版)が7日、在日米国大使館の談話としてこの発言を報道。朝日新聞が米国務省に確認したところ、同じ文言の反論を国務省報道官名で回答した。 百田氏は演説の中で、東京大空襲や原爆投下を取り上げ、「残虐な行為」などと批判。そのうえで「東京裁判は大虐殺をごまかすための裁判だった」と訴えた。(ワシントン=大島隆)
NHK経営委員で埼玉大名誉教授の長谷川三千子氏(67)が委員就任前の昨年10月、新右翼の著名な活動家で、朝日新聞東京本社で拳銃自殺をした野村秋介氏の追悼文を文集に寄稿していたことが5日、わかった。 長谷川氏は安倍晋三首相が国会の同意を得て、昨年12月に任命した委員。首相の再登板を支援し、首相復帰後の昨年5月には首相公邸で食事をともにするなど近い関係で知られる。 長谷川氏の追悼文は野村氏の自殺について「神にその死をささげたのである」「彼がそこに呼び出したのは、日本の神々の遠い子孫であられると同時に、自らも現御神(あきつみかみ)であられる天皇陛下であつた」と称賛。野村氏の死によって、天皇が「(日本国憲法が何と言はうと)ふたたび現御神となられた」と書いている。 追悼文集は、昨年10月18日に東京都内で開かれた野村氏の追悼集会「群青忌」で配るために制作された。発行元は「野村氏の弟子の一人」という蜷
一方の当事者からの取材だけで原稿を書いてはいけない。私が新人記者時代に叩(たた)き込まれた原則です。今回取材される側になって、その大切さを再認識しました。 1月10日付の産経新聞(東京版は朝刊のみ発行)に「都議会自民が舛添氏推薦 細川元首相、出馬を検討」という見出しの記事が出ました。本文には、次…
NHK「きょうの料理」をはじめテレビや著作で家庭料理を伝えてきた料理研究家の小林カツ代(こばやし・かつよ)さんが23日、多臓器不全のため、死去した。76歳だった。葬儀は近親者だけで行った。後日、お別れの会を開く予定。 大阪市生まれ。帝塚山学院短期大学(現帝塚山学院大学)卒業。ワイドショーの料理コーナーを担当したのがきっかけで、NHK「きょうの料理」など多数の番組に出演。時代の流れに沿った「早く、簡単、うまい」家庭料理の普及に努めた。 エッセイストや平和や教育問題の講演でも活躍した。元衆院議長で元社民党党首の土井たか子さんらが参加する「神楽坂女声合唱団」を結成し、チャリティー活動を続けた。 05年夏にくも膜下出血で倒れて以来、療養していた。長男は料理家ケンタロウ(本名・小林健太郎)さん。
自民党の二階俊博・党国土強靱(きょうじん)化総合調査会長が22日、東京都内で開かれた経団連主催のシンポジウムで講演し、東日本大震災と阪神大震災について、「自民党が選挙に負けたからああいうことになった。そのとき必ず災害が起こってくる。二度あることは三度ある。この次来るときは自民党が政権を離さないようにして災害に備えなきゃいけない」と話した。 民主党や社会党から首相を出していた当時の政権の対応のまずさが被害を拡大したとの認識を示したものだが、選挙結果と結びつけた発言は不謹慎との批判も招きそうだ。 二階氏は、御手洗冨士夫・経団連名誉会長が「3・11の時も阪神の時もたまたまあまり経験のない政府だった」と述べたのに応じて発言した。「そういうことに得手(えて)の悪い内閣が内閣の地位におった。これは本当に不幸なことだった」とも話した。さらに「だれが悪いかと言ったらいずれも自民党が悪い」と述べ、首相を出せ
23日告示、2月9日投開票の東京都知事選で、元首相の細川護熙(もりひろ)氏(76)が14日、立候補を表明した。「脱原発」を主要な公約とする。都内で小泉純一郎元首相(72)と会談し、支援を受けることを確認した。舛添要一・元厚生労働相(65)も正式に立候補を表明。主要な候補が出そろい、選挙構図が固まった。 細川、小泉両氏は都内のホテルで約50分会談し、都や国の課題について議論。会談後、細川氏は「小泉さんに強力な支援をお願いし、小泉さんから『自分もやる』という話を頂いた」と述べた。小泉氏は「細川さんに敬意を表し、喜んで細川さんの当選のために積極的に頑張りたい」と支援を約束した。 立候補の理由について、細川氏は「原発の問題は国の存亡に関わるという危機感を持っている」と述べた。小泉氏も「東京が原発なしでやるという姿を見せれば、必ず日本を変えることができる。国政にも十分、影響を与えるだろう」と語った。
23日告示の東京都知事選まで2週間。細川護熙(もりひろ)元首相の名前が急浮上した。舛添要一・元厚生労働相が立候補の意向を示し、自民は支援する方向で調整に入ったが、構図が大きく変わる可能性が出てきた。 ■手詰まり民主からは待望論 本命の1人となる舛添氏が立候補表明するなかで、「脱原発」を旗印に、細川氏と小泉純一郎元首相の連携が実現すれば、都知事選の台風の目になる。 細川氏は政治の世界から引退して約15年。再び表舞台へ駆り立てている要因は、原発やエネルギー問題への危機感だ。 細川氏が立ち上げた日本新党の関係者によると、細川氏は1月上旬、「安倍政権のエネルギー政策は国を過(あやま)つかもしれない。都知事選で有権者に脱原発を訴えることは重要だ。勝ち負けじゃない」と語ったという。
【ソウル=中野晃】韓国の朴槿恵(パククネ)大統領について「今週のバカ」などと紹介した週刊文春(12月5日号)の記事が韓国で波紋を広げている。「朴槿恵の『おばさん外交』」との見出しを掲げた記事で、「今週のバカ」の題名の下に朴大統領の顔写真を載せた。 28日付の韓国紙・東亜日報は、同記事の写真とともに紹介。「日本の有力週刊誌が言論媒体としては到底許せないような表現で朴大統領を卑下した」と指摘した。韓国外交省の28日の定例会見では韓国人記者が政府の対応を質問。趙泰永(チョテヨン)・報道官は厳しい表情で「極めて非常識な文に、いちいち対応しない。こうした報道は日本国民の健全な良識にも反するものだ」と答えた。大統領府関係者は同日、「口から出まかせの言葉で相手を中傷し、痛めつけて、それで気が休まるのか。良心のある人間なら後悔するだろう」と語った。
旧宮内省が機密書類の焼却を指示した1945年8月18日付文書。22日までに焼くよう指示している 【佐藤純】敗戦直後、当時の宮内省が機密書類の焼却を省内に指示した文書が、宮内庁の宮内公文書館に残っていた。朝日新聞記者が閲覧して見つけ、承諾を得て撮影した。陸海軍が戦争犯罪の追及を恐れて機密書類を焼いたことは知られているが、政府機関の中枢が焼却を指示した公文書が見つかるのは極めて珍しい。 1945年8月18日付の「機密書類ノ焼却ノ件」と題する文書で、宮内省の大臣官房から省内の各部局長あてに出された。「侍従職 昭和二十年重要雑録」という簿冊にとじられていた。 各部局が保管する文書類や、陸海軍などから同省に送られてきた文書類のうち、「機密ニ属シ破棄相当ト認ムベキモノ」を「原簿ト共ニ之ノ際全部焼却スルコト」と指示し、8月18〜22日の午前9時〜午後3時に「宮城内 三重櫓(やぐら)下(自動車課前
「慰安婦」問題を知るためのサイト「ファイト・フォー・ジャスティス」の開設を記者会見で発表する吉見義明さん(中央)ら=東京都千代田区の弁護士会館、桜井泉撮影サイト「ファイト・フォー・ジャスティス」より 【桜井泉】旧日本軍の「慰安婦」問題を研究し、日本政府の責任を追及している学者らが「慰安婦」問題を知るためのウェブサイトを開設した。「慰安婦は存在しなかった」「強制はなかった」といった記述がネット上に広がる現状を憂慮し、「史実に基づき、正しく歴史を学ぶためにサイトをつくった」という。 サイト「ファイト・フォー・ジャスティス(FIGHT FOR JUSTICE)」(http://fightforjustice.info/)を立ち上げたのは、日本近現代史専攻の吉見義明・中央大学教授、林博史・関東学院大学教授、フリーライターの西野瑠美子さんら。 慰安婦問題に関するサイトとしては、1995年に日本
用意した紙を読み上げ、発言を撤回する考えを明らかにした麻生副総理=1日午前、東京・霞が関の財務省、白井伸洋撮影歴史認識をめぐる安倍政権要人の言動 安倍政権は麻生太郎副総理による「ナチス発言」で早期の幕引きを図ったものの、政権ナンバー2が抱えるリスクだけに収束するかは不透明だ。安倍晋三首相が進めようとする「安倍色」の政策実現にも影を落としかねない。 麻生氏の発言撤回を受けて、政権幹部らは一斉に幕引きムードを演出した。 菅義偉官房長官は1日の記者会見で「本人も発言を撤回したし、安倍内閣としてナチス政権を肯定的にとらえることは断じてない。私の会見で、みなさんにご理解いただきたい」と理解を求めた。古屋圭司国家公安委員長は東京都内で記者団に「副総理もピシッと正式に撤回したから、これで一件落着じゃないか」と述べ、政府高官も「今日で幕引きだ」と強調した。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続き
■中山成彬・日本維新の会代議士会長 参院選特集ページはこちら 先の大戦で日本は負けたが、民族独立、みんな平等であるという旗印のもとで戦った。その結果、アジア、アフリカの国が独立した。ワシントン、ニューヨークに色の黒い人がどんどん来て、レストランなど公の場に出るようになった。それを見ていた米国の黒人の方々が「自分たちもそういう権利がほしい」ということで公民権運動が起こり、様々な要求をした。ついに(黒人の)オバマ米大統領が誕生するということになった。まさにこのような世界になったのは、私たちの先祖のおかげなんだということに誇りを持つべきじゃないか。 歴史を直視するということはまさにこういうこと。中国や韓国が本当に歴史を直視したらどうなるか。慰安婦の問題も南京事件もなかった、でっちあげだったんだということがよくわかる。8月15日、安倍晋三首相は靖国神社に参拝すべきだ。これ以上、中国や韓国との関
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く