私の趣味はボードゲームで、週末にはどこかのカフェかパブでサイコロを振っている。 ボードゲームはいい。年齢や社会的階層を超えて、いろいろな人と親しくなれる。そんなヘテロな友人たちと先日、夏休みの宿題について語り合った。お互いの思い出話を披露した。 仲間のなかでも高学歴・高所得な方々は、やはりと言うかなんというか、夏休みの宿題は最初の一週間ですべて終わらせていたという。 絵日記の課題が出されたら、夏休みの終わりのぶんまで最初の一日で書き上げてしまう。どうせ読書感想文が出題されるのだから、課題図書を一学期のうちに読み終えてしまう。そういう要領の良さと地頭の良さが、彼らを社会的な成功に導いたのだろう。 一方、私はいつも夏休みの宿題を踏み倒していた。 二学期の開始早々はうるさく注意されるが、先生たちもヒマではない。九月の末頃には、どうせ何も言わなくなる。だから宿題なんてやるだけムダだと思っていた。催
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