ドアを開けば、そこは歴史が息づく空間 “藝祭2010”の3日間、音楽学部学史編纂室が所蔵する貴重資料の一部を特別公開いたします。公開されるのは山田耕筰の自伝原稿をはじめ、音楽取調掛から現在にいたる歴史資料など。 音楽取調掛創設から130年目にあたる昨春、音楽学部に新しくて懐かしい一室が誕生しました。それが学史編纂室です。 本学では1981年から2004年にかけて『東京芸術大学百年史』音楽篇6冊の編集と刊行を行ってまいりました(刊行は1987〜2004)。昨今の近現代史への関心の高まりとともに、本学の歴史と関わる調査研究は増加し、本学史資料の需要も増加の一途をたどっています。学史編纂室は百年史編集資料を引き継ぐとともに、本学史資料を保管・活用し、新たな資料収集を行うための専用室として再出発しました。学内外の調査研究にもできるだけ対応しています。 主な所蔵資料は、東京音楽学校時代以来の