Haskellプロジェクトの「良い習慣」と考えられるやつをまとめてみます。あくまで私の個人的な意見です。 プロジェクト固有のPrelude Prelude に相当するモジュールをプロジェクト独自に持っておくと便利ではないか、という話をします。代替Preludeの話ではありません。 プロジェクト固有のPreludeがあると便利な理由 理由の一つは、標準 Prelude の変化です。直近では次のような変化がありました: GHC 9.4: ~ 型演算子が追加(これまでは構文だった) GHC 9.6: liftA2 が追加 GHC 9.10(見込み): foldl' が追加 もっと昔に遡ると、Semigroup((<>)) が増えるやつなどがありました。 この帰結として、 新しいGHCで名前の衝突が起きやすくなる 新しいGHCで「冗長なインポート」の警告が出やすくなる ことが言えます。これらの問題