「方言は訳す」のではなく「個性を作り直す」――「ウマ娘 プリティーダービー」英語版ローカライズの舞台裏[CEDEC 2026] ライター:Gin 関西弁を話すキャラクターを英語に訳すとき,アメリカ南部訛りに寄せる,という定石がある。では,その定石が使えない作品の場合,翻訳者は何を手がかりにキャラクターの喋り方を組み立てればいいのか。しかも,英語の音声は用意されておらず,喋り方の違いを伝える手段が画面上のテキストしかないとしたら。 2026年7月24日,CEDEC 2026で行われた講演「『ウマ娘 プリティーダービー』英語版のキャラクターの方言や口調をローカライズするための創造的アプローチ」では,まさにその手がかりの作り方が,実際の翻訳例を並べる形で明かされた。 登壇したのは,Cygames ローカライゼーション部の翻訳者であるカトレル アリソン氏,同じくコーディネーターの森田竜平氏だ。 「

