【電ファミ記事にから来られた方、長いですが、後半に「ファラオゲーム」に関する記述があります】 集英社的に「DEATH NOTE」の正統後継コンテンツって言うと、甲斐谷忍の「LIAR GAME」になるのだろう。 甲斐谷忍に関しては、デビュー作である「ソムリエ」から追っかけている好きな漫画家だけど、異色野球漫画「ONE OUT」あたりで明らかに《サバイブ系》のコミック……決められた枠内のゲームで絶対に勝ち残る知的戦略を争う……を書き始めて、オカシナことになってるなぁと思ってた。 その完成形ともいうのが「LIAR GAME」なんだけど、これは早くも3巻の最終話において、ある種の結論が出ている。 【みんなが正直でいさえすれば全員が救われる。ライアーゲームとはそういうゲームなのだ】 というのを、無垢で間抜けなヒロイン・神崎直が言っちゃってる。この神崎直というのは、他人を馬鹿正直に信じることしかできな