定性調査(インタビュー調査)って難しいんですよね。取得した情報を可視化することが難しかったり、分析総合が標準化されておらず属人的になってしまったり、結果をもとに偉い人を説得しづらかったり、とさまざまなハードルが思い浮かびます。 そんな数多あるハードルの中でももっとも大きなハードルのひとつが、「聴き方」がわからない、かと思います。ここでいう「聴き方」は「どのようにして尋ねるか」という手法の話ではなくて、「聴く姿勢」のことです。手法としての「尋ね方」は、きちんと調査設計を作り込める人にお願いすればなんとかなるんですが、調査に参加するにあたって、インタビューをどのように聴き込んでいけばいいかという「聴く姿勢」については参加者個人に委ねられることも多く、またきちんとしたトレーニングを受けることもないのではないか、と思います。 そんなわけで、今回のホジョセンコラムは、初めての定性調査に臨む新米マーケ