子供による火遊び事故が多発している使い捨てライターを、第三者機関の検査が義務付けられている消費生活用製品安全法の「特別特定製品」に追加する政令が5日、閣議決定された。従来の「100円ライター」などは来年9月27日から販売が禁止される。 経済産業省によると、レバーを重くするなどの安全基準に合格したことを示す「PSCマーク」がないライターは販売できなくなる。政令は今年12月27日に施行され、9カ月間の経過措置がとられる。 経産省は、ライターによる子供の火遊び事故が多発しているとして、昨年12月、規制について消費経済審議会に諮問。同審議会は今年6月、「特別特定製品」に指定するよう、経済産業相に答申していた。
コンビニエンスストアでの本の立ち読みが常態化し、悪質さを増している。主に若者系の雑誌が読み荒らされ、発売日の翌日には“古本”同然、売り物にならなくなるケースも少なくない。立ち読みを規制するルールはなく、長時間に及ぶ悪質な客に対しては店員が声をかけるなど個別に対応している。一部の若者の中には立ち読みを「当然の権利」と思う意識があり、両者のギャップは埋まらない。(日出間和貴) ◆ひもで縛れば20%増 ジャーナリストの鷲巣力(わしず・つとむ)さんが女子大生を対象に行った「若者のコンビニ観」に関するアンケート調査によると、コンビニに行く目的で立ち読みは買い物に次いで多かった。好きなコミック(単行本)は買っても、漫画雑誌は買わないという若者が増加。立ち読みはモノを買わない若者の象徴的な光景といえそうだ。 『コンビニのレジから見た日本人』(商業界)の著者で、東京都下に4店舗のコンビニを構える竹内稔さん
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