理想の図書館とは何か: 知の公共性をめぐって 作者: 根本彰出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2011/11/16メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 66回この商品を含むブログを見る 戦後の図書館の変遷から、図書館の社会的な位置づけ、学校教育、コミュニティ、サービス、といったさまざまな視点から図書館の持つ価値やその在り方について述べられている本でした。 図書館について学んだことのある人や、図書館の運営・管理に関わっている人、司書の人ならともかく、一般人にはなかなか難しい論点も多かったのですが、私の場合は「書評」を書きたいのではなくて、(図書館クエストに役立ちそうな)予備知識を得るために「読書メモ」を書き残すのが目的なので、さっくり気になったところだけ触れていきます。 第4章の「場所としての図書館」をめぐる議論では、主に米国での「場所としての図書館」に関する議論について述べ