3日、パリ郊外ナンテールで、アルジェリアの独立60年を記念した夕食会の準備をするアフメド・ジャマイさん(左から2人目)と次女(同3人目)ら 3日午後、フランス・パリ近郊ナンテールの広場でアルジェリアの独立60年を記念したささやかな催しが開かれた。郷土料理クスクスを振る舞う準備をしていた企画者のアフメド・ジャマイ(57)は「ここはフランスの中のアルジェリアみたいな場所だ」と笑った。 第2次大戦後の復興期から移住者が増えたナンテールには、300万人近いとされる仏国内のアルジェリア系住民の中でも大規模なコミュニティーがある。独立戦争の和平協定によって仏国内で生まれたアルジェリア人の子にも国籍が与えられたため、アフメドも18歳で「フランス人」になった。