ETCキセルで80万円免れ…完全犯罪なぜバレた? ETC料金(クリックで拡大) 2枚のETC(自動料金収受システム)カードを使って通行区間を偽り、料金を一部しか支払わなかった運送業の男が逮捕された。兵庫県内から岐阜県内の同じ区間の高速道路を約140回も通行し、約80万円もの支払いを免れたとみられるが、どんな手口を使ったのか? 岐阜県警交通指導課などによると、電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された運送業の男(47)の直接の逮捕容疑は8月3日、名神高速道路西宮−関ケ原間を走行したにもかかわらず、関ケ原インターチェンジ(IC)で、2日午後に一宮ICから入った別のカードを提示。一宮−関ケ原間の料金を支払って差額5600円を免れた疑い。 具体的なやり口はこうだ。まず、起点の一宮IC(岐阜)から名神高速に入場。このとき使ったETCカードを仮に「カードA」としよう。そのまま目的地の茨木IC(大阪)に向かい、