インターネットや携帯に関しての接し方をきちんと教育しようとの動きがあり、 おおむね妥当な教育がなされている。 自分が考えるインターネット・リテラシーについて記してみる。 参考としては http://miau.jp/20080905/MIAU%20Ver101.pdf http://www.nec.co.jp/literacy/basic/ 1.発信側として 問題になるのはうっかりプライベート情報を書き込んでしまい そこから個人情報を調べられて被害にあうことがある。 そのことを防ぐには、対策が幾つかある。 1-1.いずれにしてもネット上での匿名は一時的なものだと心得ること 現状では、技術力のある人が調査をすれば、自分では匿名だと思っていても、 調べられてしまうことがある。 従って、そうなった時にも自分に不利にならないように 意見も情報も選択して書き込むべきである。 1-2.匿名性を確実に守る
今週の日曜、すなわち11月22日、東京大学の本郷キャンパスにてWikimedia Conference Japan 2009というイベントが開催されるが、その1セッションでしゃべらせてもらうことになった(14:00から15:00)。もしご都合がつけばぜひお越しく
MIAUのような社会派の活動と、ビジネスや技術系の人たちとの接点は、なくはないのだけれども少ない。それはつまり「社会派」という色がつくことによって、なんとなく近寄りがたい雰囲気を人々が感じているからではないか。近寄りがたいというか、安易に参加してはいけないというか。なんとなくただよっている、ネットユーザたちの冷やかな反応にも、同じ根があるように感じる。 ICHINOHE Blog: 「先進ユーザ」が集う「場」としてのMIAU (via k3c) MIAUには「ネットユーザー」の雰囲気を不思議と感じない。 (via yoosee) それって,「「社会派」という色がつく」んじゃなくてつけてんの。ラベリングという奴。っていうか,「社会派」という色をつけることで近寄りがたかったり冷ややかな反応を示すということは,そういう人たちは社会という「外部」に対して引きこもってますと宣言してるに等しいじゃん。
電気通信事業者協会(TCA)と携帯電話・PHS事業者5社は9月12日、未成年向け携帯サイトフィルタリングサービス普及に向けた取り組みを強化すると発表した。 今年度中をめどに、新規契約者だけでなく、18歳未満の既存契約者に対して、親権者から不要との申告がない場合は、ブラックリスト方式のフィルタリングを適用する。時期や詳細については今後各社が告知する。 ブラックリストでアクセス制限するサイトのカテゴリー基準は、モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)など第三者機関の意見を踏まえて必要に応じて改善。EMAが健全と認定したサイトはブラックリストから外し、閲覧できるようにする。 フィルタリングサービスの機能も拡充し、サイトの閲覧の可否をユーザーが設定できるようにしていく方針だ。 フィルタリングサービスの利用状況を四半期に1度公表することも決めた。7月末時点の利用者は約430万。次回は9月末時点
つい5年ほど前に、「禁断の刑事罰」が盛り込まれたばかりだというのに、早くもここまで来た。 「企業の技術情報の流出を防ぐため、経済産業省が検討している新法の骨格が明らかになった。現行の不正競争防止法は会社の技術情報を社員や元社員らが無断で業務以外に使用・開示する行為を禁止しているが、新法ではその前段階である情報の不正取得も禁止対象とする。刑事手続きで一部情報を非公開にする特例も設ける。同様の規制は欧米などで整備済みで、日本企業の競争力を保つように知的財産権の保護を強める。」(日本経済新聞2008年9月12日付朝刊・第1面) 前回の改正の時点で既に噂にはなっていたし、お役所方面から課されるここ数年のアンケートときたら、現行法の刑事罰をより強化する方向に誘導する意図が見え見えの誘導尋問ばかりだったから、ある程度予測はできたのであるが、それにしても・・・という思いはやっぱりある。 記事によれば、
国民に「生きること」の価値を再認識させるため、18歳から24歳の若者を対象に、約1,000分の1の確率で国から配達される死亡予告書「逝紙(いきがみ)」。この「逝紙」が届いた若者に残された時間は丸1日、最後の24時間をどう過ごすのか、そして若者の家族や恋人はどうやって死を受け入れるのか……。「死」という終末を目前に突きつけられた人間の悲喜こもごもを描いた作品が、現在「ビッグコミックスピリッツ」に連載中(「週刊ヤングサンデー」から移籍)のマンガ「イキガミ」(作:間瀬元朗)だ。松田翔太主演で映画化され、9月27日からは全国公開が予定されているが、そのタイミングに合わせるかのように、以前から一部で話題を呼んでいた「盗作疑惑」が注目を浴びている。 「盗作疑惑」の話を進める前に、「イキガミ」の設定について確認しておこう。同作に登場する架空の国家では、国家繁栄維持法なる法律にもとづき、小学校入学と同時に
これまで間瀬元朗『イキガミ』については2回書いてきました。 ●目覚めないネオの物語「イキガミ」 ●『イキガミ』再考 どちらかというと、批判的に言及してますね。 最近『イキガミ』と星新一『生活維持省』の類似について話題になっていますが、先日、あるかたからわたしに、この件に関する意見を求めるメールがありました。 それに対する返答メールをアップしておきます。 ***** ○○○○○様 はじめまして。 ネット上では漫棚通信と名のっております。 下記のメールをいただきました。 「イキガミ」と「生活維持省」に関して わたしの意見を書かせていただきます。 (1)「イキガミ」と「生活維持省」の設定の類似について よく似ています。 ただし、もちろん異なるところもあり、 国家による殺人の目的が違いますし、 殺人の方法も違います。 また、作品から受ける印象が違います。 「生活維持省」社会はじつに静かな感触ですが
以下の文章は、TorrentFreakの「Slipknot Frontman Says Labels Cause Piracy」という文章を翻訳したものである。 原典:TorrentFreak 原題:Slipknot Frontman Says Labels Cause Piracy 著者:enigmax 日付:September 10, 2008 ライセンス:CC by-sa Slipknotのボーカリスト、フロントマンのCorey Taylorは、もう音楽産業はダウンローダーに対する法的措置を止めるべきだと話している。彼は、リリースされる音楽があまりにひどいものであり、誰も買いたいと思わないとして、オンライン海賊行為に関して批判されるべきはレーベル自身であると感じているようだ。 Slipknotのボーカリスト、フロントマンのCorey Taylorが、レコードレーベルへの攻撃を開始した
以下の文章は、P2P Blogの「Musician mashes up 70,200 songs, delivers lists to rights holders by the truck load」という記事を翻訳したものである。 原典:P2P Blog 原題:Musician mashes up 70,200 songs, delivers lists to rights holders by the truck load 著者:Janko Roettgers 日付:August 21, 2008 ライセンス:CC by-nc-sa ドイツの前衛的音楽家Johannes Kreidlerは、ほんの33秒の間に、70,200曲もの他音楽作品からの引用を含む楽曲を作曲した。私は彼を前衛的(アバンギャルド)といったよね?いずれにしても、彼はよき市民であろうとしており、きちんとドイツ音楽権利
以下の文章は、TorrentFreakの「Furious Author Cancels Pirated Book」という文章を翻訳したものである。 原典:TorrentFreak 原題:Furious Author Cancels Pirated Book 著者:Ben Jones 日付:September 04, 2008 ライセンス:CC by-sa 作家、Stephanie Meyerは、インターネットにたいそう失望しているようだ。彼女の待ちに待たれた『Twillight』のカウンタービュー小説の最初の第12章がファイル共有サイトに現れたのだ。誰がそれに対して責任があるのかがはっきりしているにもかかわらず、彼女は本の出版をキャンセルし、その怒りを彼女のインターネット上のファンに向けているようだ。 今年、我々はインターネットを、特にBitTorrentを受け入れた数名の本の著者について
12日の昼過ぎ、晋遊舎のT氏より電話。 「ご相談というか、ご報告なんですが……」 いやな予感。 なんとなく、声のトーンから伝わってくるものがある。それと、会話の間、ないしは「沈黙」を通して、のっぴきならない何かが。 沈黙は雄弁だ。電話線を介してさえ。 ライターが苦心して醸し出しているつもりでいる「行間」や「余韻」は、多くの場合、ほとんどまったく何も語っていない。が、受話器の向こう側のほんの2秒ほどの沈黙は、大方の事情を語り尽くしている。 わかりました。Tさん。短い間でしたが、お世話になりました。まだ何かの機会にどこかでご一緒することがあったらその時はよろしく。ええ、決まり文句ですが。私たちの世界は、ずいぶん昔から、こういう決まり文句が無いと先に進まなくなっているのですよ。 「残念ながら、m9は休刊ということになりました」 了解。 前日に、このブログで雑誌の廃刊が続いている件について書いたの
「おいらが行っても却下されそうな予感ですけど、がんばってみますー」――2ちゃんねる管理人・西村博之(ひろゆき)氏は9月12日、に・よん・なな・ミュージック(247music)が運営していたインディーズ音楽配信サイト「mF247」(現在は休止中)の事業譲渡に関する優先交渉権を得て、事業プラン策定に前向きな姿勢を示した。まずは従来のmF247と全く同じ状態で事業を再開し、アーティストと相談しながら次の展開を考えたいという。 「従来の良さはそのまま残して、その良さをどう広げるかと考えたい」――ひろゆき氏はこう話す。mF247は、審査に通ったアーティストの楽曲を無料配信するサイト。ひろゆき氏の前に247musicと交渉し、事業プランを却下されたクエイクは、「審査なしで誰でも楽曲を配信できるスペースをmF247に新設する」という案を提示していたが、ひろゆき氏は完全審査制を残す考えだ。 「従来のものを
第63回で紹介したEUでの私的複製補償金に関する関係者への新たな意見募集(質問状、参考資料)の回答がEUのサイトで公表されているので、遅ればせながら、今回はその紹介をしておきたいと思う。 読んでみれば分かると思うが、別に欧州だからといって大した回答が出されている訳ではない。無論、域内統一経済圏の構成という日本にはない大目標・大論点があることを忘れてはならないが、それを除けば、補償金の対象・徴収・分配などについて日本と似たような論点に基づいて、各関係者がやはり似たようなことを言っているのである。 著作権団体は、著作権神授説を振りかざして何でもかんでも補償金の世界が正しいと主張し、メーカーは、補償金が不要となる用途もあり、DRMの普及を推進して補償金は縮小廃止するべきと主張し、消費者は、現在の補償金は私的複製による実害に基づいて支払われているものでなくそもそも不当だと主張しているので、恐らく何
大河や朝ドラ、見逃したらネットで NHKが有料配信へ2008年9月14日3時7分印刷ソーシャルブックマーク 見逃したドラマも放送後1週間は見られます――。NHKは来年の大河ドラマ「天地人」や朝の連続ドラマをインターネット経由で有料配信する。テレビ番組を配信するときは、著作権法の規定により、出演した俳優や歌手に改めて許諾をとる必要があり、地上波で放送中の人気番組のネット配信は珍しい。 12月1日に始まる予定で、会員登録した上でパソコンなどで配信を受ける。サービスは大きく分けて「見逃し番組」と「特選ライブラリー」の2種類。 見逃し番組は放送翌日から1週間はいつでも見られるというもの。1時間番組が1本300円程度で、1カ月間に配信された番組すべてを見られるパックは、1500円程度の予定だ。 次の連続テレビ小説「だんだん」、土曜時代劇などのドラマのほか、「NHKスペシャル」「クローズアップ現代」「
ネットニュース、見出しだけで名誉棄損 毎日新聞敗訴2008年9月12日19時27分印刷ソーシャルブックマーク 毎日新聞の紙面とインターネットの記事で名誉を傷つけられたとして、家電大手の「ヤマダ電機」(群馬県高崎市)が毎日新聞社に1200万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(松井英隆裁判長)は12日、ネットの記事のみが名誉棄損に当たるとして、110万円を支払うよう同社に命じた。 問題となったのは、07年3月30日付朝刊の1面に掲載された「不要家電1600台横流し」との主見出しで掲載された記事。紙面では「収集委託先」などが別見出しになっていたが、ネットでは「ヤマダ電機 不要家電1600台横流し」などと1本の見出しを掲載し、見出しをクリックすれば本文が読めるようになっていた。 ヤマダ電機側は、不要家電を不正に転売していたのが委託業者だったにもかかわらず、ヤマダ電機が組織的に違法行為を
まだざっとしか目を通していませんが、昔話のたとえやマンガを多用していて中学生を飽きさせないよう工夫されています。 また、取り上げている話題が「ネットは匿名ではない」「メールから離れてみよう」という、とても陥りやすい点をピンポイントでとらえている点が良いです。 この教材は使えます。私どもMIAUは・・・「MIAU版インターネットの教科書プロジェクト」を発足、活動して参り ました。今回はその成果の第一弾として、我々が作成しましたインターネットリテラシ読本「”ネット”と上手く付き合うために」Ver1.0を公開いたします。リンク: MIAU : インターネットリテラシ読本「”ネット”と上手く付き合うために」公開.
一戸 信哉氏が、MIAUは「社会派」的な色を薄めた方がよいのではないか?という提案をされている。 ICHINOHE Blog: 「先進ユーザ」が集う「場」としてのMIAU MIAUのような社会派の活動と、ビジネスや技術系の人たちとの接点は、なくはないのだけれども少ない。それはつまり「社会派」という色がつくことによって、なんとなく近寄りがたい雰囲気を人々が感じているからではないか。近寄りがたいというか、安易に参加してはいけないというか。なんとなくただよっている、ネットユーザたちの冷やかな反応にも、同じ根があるように感じる。 そこで僕は、MIAUはいきなりEFFなみのこわもてを目指すのではなくて、もう少しいろいろな層、たとえばソーシャルなサービスを提供している企業や個人なども、参加したりプレゼンしたり協賛したりできるような、もう少し緩やかな「場」も提供してみたらどうかと考えた。 でも「先進ユー
以前から、「インターネットの教科書をつくる」と発言していた、MIAU(インターネット先進ユーザーの会)が、先日インターネットリテラシ読本「”ネット”と上手く付き合うために」をPDFで公開されました。クリエイティブコモンズの「表示・継承」ライセンスで公開されているので、MIAUの名前を表記すれば、無償で複製・配布ができます。 インターネットリテラシ読本「”ネット”と上手く付き合うために」公開 - MIAU MIAUがネット教科書を公開、非匿名性やメール依存症を説明 (INTERNET Watch) MIAUとしては、今回のは序盤にあたるもので、教育現場からのフィードバックを得ながら、読本の充実を図りたいそうです。 情報リテラシー、情報モラル関係を仕事としてやっているものとして、読本の内容をチェックしてみました。これまでMIAUが主張してきたことには基本的に同意でしたので、表紙も含めて23ペー
いまの時点での、その規模と知名度と活動実績に対して、なんかやたらと『敵』が多い印象を受けるMIAUの、お話。 「勝手にユーザー代表を名乗るのはけしからん」とか「なにがやりたいか見えないから気持ち悪い」とか言う気持ちは、わからないでもないけど。 一部のひとだけが動向を注視し、そのなかのさらに一部のひとが期待を寄せているような、まだその程度の団体だろうに、ネガティブな話をしたがるひとが多いのは、どうしてなんだろうねぇ。 まぁそれだけ、MIAUが目指そうとしている形、『インターネットユーザーの声を代弁する団体としてあるべき姿』にかける期待が大きいということなのかな。(あるいは、その立場そのものにかかる権益への期待、とか言うと陰謀論か?) いや、そんなドロドロな話はどうでもいい。 今日のネタは、そのMIAUが、「インターネットの教科書」の第一号を作ってみたってお話。 MIAUが“ネットの教科書”冒
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