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芥川賞・直木賞候補作決まる 選考会は15日2009年1月5日6時9分印刷ソーシャルブックマーク 第140回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。選考会は15日、東京・築地の新喜楽で開かれる。両賞の候補作は次の通り。(敬称略、掲載誌は08年) 【芥川賞】鹿島田真希「女の庭」(文芸秋号)▽墨谷渉「潰玉(かいぎょく)」(文学界12月号)▽田中慎弥「神様のいない日本シリーズ」(文学界10月号)▽津村記久子「ポトスライムの舟」(群像11月号)▽山崎ナオコーラ「手」(文学界12月号)▽吉原清隆「不正な処理」(すばる12月号) 【直木賞】恩田陸「きのうの世界」(講談社)▽北重人「汐(しお)のなごり」(徳間書店)▽天童荒太「悼む人」(文芸春秋)▽葉室麟「いのちなりけり」(文芸春秋)▽道尾秀介「カラスの親指」(講談社)▽山本兼一「利休にたずねよ」(PHP研究所) アサヒ・コムトップへニュ
オムニバスドラマシリーズ『ミステリー・ゾーン』の脚本家兼司会者として知られるロッド・サーリング。彼が編んだアンソロジー『魔女・魔道士・魔狼』(竹生淑子訳 ソノラマ文庫海外シリーズ)は、悪魔や魔女、人狼といったテーマで書かれた怪奇小説を集めています。読みやすい娯楽作品を中心に集めているので、難解さはありません。 以下、いくつかの作品について紹介していきましょう。 ジョー・L・ヘンズリー『魔性の復活』 地球を植民地化しようとする異星人の攻撃により、地球人はほぼ絶滅させられてしまいます。わずかに残った地球人たちは、宇宙船の内部に捕らえられます。しかし間もなく、宇宙船の乗組員たちに精神異常による自殺が広がっていきます…。 捕らえられたのはなぜか不健康な地球人ばかり…。彼らはいったい何者なのか? 伝統的なテーマにSF的な味付けをしたアイディア・ストーリーです。 ジャック・シャーキー『魔女志願』 魔女
精神科医である斎藤環が、今年の五月に出した新刊(NHKブックス)。斎藤は、ひきこもりの治療や、精神科医の仕事についての本をいくつか著しているのだが、その中で「母親と娘が密着しているパターンがいちばんむずかしい。これだけはなかなか治療が進まない」ということを何度か書いていた。母親と娘の関係性、女性特有の身体感覚や、母性の強迫といった問題は、男であるわたしには理解することが困難だが、この本を読んであるていどのイメージをつかむことができた。それだけでも、とてもよかったとおもう。 母親と娘が、どこまでも果てしなく一体化していく、おたがいの精神や肉体をほとんど共有してしまうくらいにつながっていくということが起こる。そこで発生した、きわめて複雑にからみあった依存の関係が、おたがいを閉じ込め、愛憎の激しさゆえに双方を苦しめるのだが、どうしてもそこから逃げだすことができないという循環。斎藤は、こうした状態
わたしはほんとうにSFに疎くて、読んだことのあるのはディックと、SFに含めていいのであればヴォネガットくらいなのですが、この本は光文社から新訳がでているのを知り、ようやく読むことができた。宇宙人が地球にやってきた! UFOで。でも、なぜかUFOは空に浮かんだまま、ずーっと降りてこない。その目的は…? という話。さすが名作と呼ばれるだけあって、おもしろかったです。 この小説は、アニメの『エヴァンゲリオン』にでてくる「人類補完計画」の由来になっていると、なにかで聞いたことがある。エヴァンゲリオンを見たことのない方に説明すると、劇中に、人類補完計画というものの存在が示唆されていて、その計画が実行されると、人類はみな、個々の区別とか、自我の境界線などがなくなって、みんなでひとつの生きもの、ひとつの共通した意識へと統合されるという。文章ではわかりにくいけど、そういう計画が準備されるわけですね(定義は
深町秋生新刊。すごくおもしろかったです! あまりの疾走感に、一気に読み通してしまった。ストーリーの中心となる激烈な暴力の描写はすさまじく、高橋ヨシキ氏の凶悪な装丁もあいまって、読者に強い印象を与えますが、わたしが読み終えてよりはっきりと感じたのは、日本、中国、韓国、北朝鮮と、同じアジアに生きる人間たちが共有する、アジア的情念でした。 それにしてもこの疾走感はどこからくるのだろうと、読みながらずっと考えていたのですが、ひとつとして場面転換のうまさは確実にあるとおもう。ストーリーは、ふたつのシークエンスが交互に描かれるという手法なのですが、これがとても効果的で、映像が浮かんでくるような、映画的なイメージがある。日本人民兵のシークエンスは、激しいバイオレンスを中心に躍動しており、またA地点からB地点への移動、B地点からC地点へ…という動きの連続もあって胸がどきどきしてしまうのだが、一方で、謎の暗
ずっと読みたいとおもっていた小説でしたが、最近になって、河出書房新社の世界文学全集であらためて刊行され、その装丁がおしゃれだった*1こともあり、ようやく読むことができました。米小説家ウィリアム・フォークナー、その代表作のひとつ。やはりタイトルが印象的で、意味はわからないものの、なんだかテンションが上がる題名でかっこいい。同じ言葉を二回くりかえし、二回目にびっくりマークをつければ、たいていの小説や映画のタイトルはかっこよくなるのではないか*2。 本の帯にある解説を引用すれば、「ガルシア=マルケスを始めとするラテンアメリカ文学ブームの世代を準備し、トマス・ピンチョン、中上健次など、20世紀後半の世界の文学に大きな影響を与えた作家が生涯をかけて築きあげた、架空の土地ヨクナパトーファをめぐるサーガの最高峰」であり、この解説文を読めば、たくさんの人が「それ、おもしろいに決まってるじゃん!」と興味をそ
わたしが、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』という小説をはじめて読んだのは、十九歳のときだった。この小説にでてくるエイハブ船長という登場人物は、『白鯨』を読んだことのない人でも名前を聞いたことがあるくらいに有名であって、それはたとえば、ホールデンとか、トラヴィスとか、そういったたぐいの「架空の有名人」のひとりであった。そして十九歳のわたしは、架空の有名人たちとたくさん知り合いになりたいとおもっていたのだった。 エイハブ船長がどういう人なのか、それを確認したい一心で、わたしは『白鯨』を読み進めた。『白鯨』はまず、古今東西のあらゆる書物から、鯨にかんする記述を徹底的に引用する、文献抄というくだりからはじまる。これが数十頁。「かの海の野獣、神の創造りたまひし、最も魁偉なるもの、大海の潮に遊び」といった引用がつづいていく。あのー、ここ飛ばしていいですか…。今では新訳もあるが、わたしが十九歳のときに入手
きわめて旺盛に働く翻訳者、柴田元幸氏が訳し、編んだ米文学短編集のアンソロジー。それにしても「柴田さんはいつ寝ているのか」というのは、わたしにとっての世界三大ミステリーであり、残りのふたつは「ニコラス・ケイジの生えぎわがひとりでに前進したり後退したりすること」「ニコラス・ケイジがほんのすこしだけプレスリーの娘と結婚していたこと」である。 この本におさめられているのは、ポール・オースター、スチュアート・ダイベック、スティーブン・ミルハウザー、バリー・ユアグロー、レベッカ・ブラウン、ケリー・リンクの短編。本を開くと、左ページに原文(英語)、右ページに訳文(日本語)が並記されていて、オリジナルのテキストがどのように翻訳されたかを読みくらべることができる。ページ下には注釈もついており、わかりにくい単語をフォローしている。これはとてもおもしろい試みだとおもう。 そしてすごいのは、付属の2枚組CD。なん
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