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ブックマーク / inmymemory.hatenablog.com (137)

  • 日本の近代詩の夜明けと訳詩傑作選 - 心揺々として戸惑ひ易く

    ■ 日の近代詩の歴史 (新体詩の誕生から現代詩以前の時代) 日に於いて、こんにちの「詩」という言葉は元来、漢詩を意味していた。1882年に官学者の外山正一、矢田部良吉、井上哲次郎が『新体詩抄』を啓蒙の一端として出版したものが、近代詩のはじまりである。こうして「新体詩」とよばれる新しい韻律の試みが盛行しはじめる。 近代的な詩精神と感受性に於いて、小説史上での坪内逍遥の『小説神髄』『当世書生気質』に相当する最初の成果が1889年の北村透谷の『楚因之詩』及び同年の森鷗外ら新声社による訳詩集『於母影』である。しかし、近代小説の生誕を明確に告知した二葉亭四迷『浮雲』に相当するような近代詩を完全に具現する作品の誕生までには、1897年の島崎藤村『若菜集』を待たなければならなかった。七五調を中心とする新体詩形式の拘束とそれに対応する古風な詩語とによってのみ、はじめて自由に流露することのできる極めて日

    日本の近代詩の夜明けと訳詩傑作選 - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 文学と音楽の蜜月時代(或いは妹との想い出) - 心揺々として戸惑ひ易く

    「それにしてもお兄ちゃんって全く年をとらないよね。ドリアン・グレイ?(笑)」 誕生日を迎えるたびに思い出す、妹からのメール。 妹といっても、実の妹はいない。 *1 しかしある意味では実の妹以上の親しさをもって接してきた。 「いつか、お兄ちゃんが誰かのものになってしまって、今のように話せなくなるのは寂しいな」 結婚しても変わらないでいられるのが兄妹なんだから心配することないだろって言ったけど、 結局は妹が先に結婚をして、連絡をとりあうこともなくなって数年が過ぎた。 残されたのは、幾つかの言葉と、くまのぬいぐるみ。 「これ、もらってほしいの」 「なに?」 「これはね、私が辛いとき、いつも慰めてもらってきたの」 「そうなんだ」 「いつもこうしてね、頭を撫でていると、落ち着いたの」 「うん」 「だからね、これ、あげるね」 「そんな大切なもの、もらえないよ」 「お兄ちゃんに持っていて欲しいの」 「で

    文学と音楽の蜜月時代(或いは妹との想い出) - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 本棚という限られた空間が自省を促す - 心揺々として戸惑ひ易く

    価値観は常に移り変わりゆく。 時代と共に、年齢と共に、経験と共に、状況と共に。 20年のスパンを超えると、「そうでもない」が出てくる。 ちょっと釣られる:finalventの日記 読むと得をするだと言ってもいいが、長期的に見れば、私がいい例だけど、今は反省している。 ウエイン・W・ダイアーのこと:極東ブログ この長期的視野を修得するに至るまでいったいどれほどの年月を費やせばいいのだろう。 いくつもの自己欺瞞と無知ゆえの手痛い失敗。 心中密かに捲土重来を期す内にゆくりなく訪れる幸運。 大切なことがなにかを識るには、経験とそこから熟考し学ぶ時間が必要だ。 時は西暦2004年。横浜から現在の地に移転する際、 後生大事に蒐集していた幻想文学関連の書籍約500冊をほぼ全て売り払った。 メルセデス・ベンツのCクラスが買えるほど お金を注ぎ込んだそれらは引越し費用にも満たなかった。 しかし、百人を超え

    本棚という限られた空間が自省を促す - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 調和 - 心揺々として戸惑ひ易く

    僕は角砂糖 考えが甘くて 甘えん坊 心はざらつき 角のある言い方で 強がってばかり 君はコーヒー カフェインが 人にエネルギーを与え 挽きたての香ばしい香りは 人に安らぎを与える 熱く注がれたお湯の温度で 人の心まで温める そんな完璧にみえる君に 人は更に僕を加える 甘い考えは諭され ざらついた心は解かされ 言い方も角が取れ もう強がることもない そして気付いたんだ 君と僕は 思ったよりもずっと 調和がとれているのだと ※2006/04/10 10:57初出*1 *1:2006/04/11 6:49 いい詩だね! コーヒーは思ってるよ。「わたしは一時的に気分を高めて温めてあげられるだけ。当にエネルギーを与えられるのは、キミなんだよ。角のとがった、ざらざらしたキミのおかげなんだよ」ってね。 2006/04/11 11:09 Dear coffee コーヒー側の声をきかせてくれて有難うw そ

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  • ある女の子 - 心揺々として戸惑ひ易く

    これは夢だろうか ほかにはなにもなく孤独で生きていたこの地に ある日、ひとりの女の子が歩いてきた 不思議さ ここでぼくはひとりぼっちと あきらめていたはずなのに なぜだか来るのを知っていたような気がする ここは 草原 青い空 青い海 ここにあるすべてが見慣れていて ありふれていて 草原でただひとりの大きな樹の ぼくの視線に女の子は気付き 恥ずかしくて僕は言葉を失う 彼女はだまってぼくのそばに腰をおろした 水 緑 ぬくもり 光 水 緑 ぬくもり 光 なにもないと思っていたここには 彼女の求めるなにかであふれていて その満たされた表情にはやすらぎを感じる 彼女の頬を伝う涙の訳はなんだろう 水 緑 ぬくもり 光 彼女はそっとぼくにくちづけをしてくれた するとこらえていたなにかが ぼくの体から急にあふれだした ぼくのその変化に彼女も気付き 彼女は再び涙を流した そうして目が覚めた おしえて なぜ彼

  • からっぽの部屋 - 心揺々として戸惑ひ易く

    変わらないこと。 畢竟は、そこに自分の弱さと強さを見出すことになる。 追憶の内に永遠を冷凍保存しようと、 無理を承知で、変わらないという奇跡を探している。 変わらない想いを託した歌を聴きながら。 <朝> 「もしもし。出発までの時間に聞いてほしい曲があるんだけど」 「どうしたの?」 「いいからCDの棚を見てよ。 大切なものほど右側に並べているんだけれど」 「そんなの初めて聞いたわよ」 「まあまあ。一番右側を見ると、ビリー・ジョエルと佐野元春があるでしょ?」 「どこどこ?うん、あった」 「どちらも3曲目を聴いて欲しいんだけど。特に歌詞をね」 「あなたはいつも詞が重要なのよね」 「そう。あなたなら気付くと思うけど、 その2曲は曲調も歌詞も共通点があるんだ」 「なに?私へのメッセージ?」 「そんなんじゃないよ、ばーか」 「ふーんw。まあ聴いてみるね」 「お。じゃ」 「いってらっしゃい」 「またね」

    からっぽの部屋 - 心揺々として戸惑ひ易く
    inmymemory
    inmymemory 2008/03/21
    http://d.hatena.ne.jp/heimin/20080305/p1みたいに切ない感じにならないな
  • みそひともじで綴った相聞歌〜ケータイメール篇 - 心揺々として戸惑ひ易く

    2005/6/22 8:12 件名 おはよう。 夕べは気の利いた返事をしようと いろいろ考えてたら、携帯握ったまま 眠ってしまいました(笑) 東京は今日も雨です。 2005/6/22 8:40 件名 そうだったの(^_^) その気持ちが嬉しいよ “雨の中僕にメールをする君に恋に落ちてる天気になあれ” 2005/6/22 8:48 件名 (^_^) 君に、じゃなくて 君と、と言ってw 「(電話を)切るのが名残惜しい」と言う彼女に 「寝たら、夢で逢えるかもよ」と返答し、 電話を切った翌朝。 2005/6/22 8:10 件名 おはよう(^_^) “「逢いたい」と照れながら告ぐ君になら夢で逢えると夢見るも夢” また夢はみれず(*_*) 2005/6/22 9:23 件名 (nontitle) “夢逢いの きみの仕種の 熱さえも 告げざれば永久に 我のみのもの” あー、いい夢だったなぁ(笑) 20

    みそひともじで綴った相聞歌〜ケータイメール篇 - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2008/03/10
    こういうのを掲載するのも最後かも
  • far niente - 心揺々として戸惑ひ易く

    高熱に見舞われ 意識が朦朧とする中 見出してしまったのは 高嶺の花であるはずの こんなにも 側にいる君 大好きな その口癖や その仕草が 身近にある悦びを 噛み締める間も無く 今の今まで 気付かないふりを していたけれども 残酷な残像に 悩まされる前に 諦め顔の サーカスの像の振りで *1 いつものように 上手に自分にさえ 嘘を吐き通し なにもかもが 浅慮で 甘美なる無為であると 微熱の残った自分を 笑い飛ばせるから 2007/3/19 1:49初出 *1:サーカスの象は大きいが、ほんの小さな杭に鎖で繋がれている。象は決してその小さな杭を引き抜いて逃げようとはしない。その小さな杭に繋がれて不自由なままでいる。何故? この象は子供の頃からずっと繋がれている。はじめは自由になりたくて、何度も何度も鎖を引きちぎったり、その杭を引き抜いて逃げようと挑戦した。しかし、まだ小さなその体では、その鎖も杭

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  • 新しい朝 - 心揺々として戸惑ひ易く

    冬の終わりの 雪溶け道を とぼとぼと ほどけたひもを 結ぶ気力も失せたまま ポケットに 両手を突っ込み 信号が点滅しだしても 走る気力も失せたまま いつからだろう こんな気持ち 思い出せないほど 些細なきっかけ ひもはすっかり 雪に濡れ ぶり返した寒さが 心まで凍みた いつまでだろう こんな気持ち 思いつかないほど 途方に暮れる 夜明けが オリオン座をゆっくり飲み込み いつのまにか眠りにおちた僕に 光を照らす 雪は降り止んだ 今朝は昨日より少し暖かい ひもを結んだら さあ出かけよう 2006/3/24 3:46初出

    新しい朝 - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 指先の向こう - 心揺々として戸惑ひ易く

    写真を撮られるのを いつも嫌がっていたあなた 日常で共にいられない二人が 共にいられる僅かな時間を なにげない日常にするために 記念写真を残すことを嫌がった 流星群を見たいと いつも願っていたあなた 日常で共にいられない二人が 逢いたくても逢えない夜に 離れていても繋がるために 流星群を見ることを願った 写真を撮られるのを いつも嫌がっていたあなた 僕はついに一度も あなたの最高の輝きを ファインダーに おさめることはできなかった 流星群を見たいと いつも願っていたあなた 僕はついに一度も あなたと同じ星を 離れていたとはいえ 探すことはできなかった あなたに伸ばしたこの手を 今でも元に戻せずにいるというのに 今夜もまた流星群が夜空を横切った 伸ばした手の向こう側にある闇に 写真にはおさめられなかった あなたの最高の笑顔を 指先で描き それを僕だけの星座にした 2007/7/30 00:0

    指先の向こう - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 先にブクマすることよりも、規則性あるはてブにすることを選んだ - 心揺々として戸惑ひ易く

    自分より先にブックマークをしている人をいつも凄いと思う。 個人サイトの類でこれはと思うものを発見して、 1ゲトずさー♪と思ってブクマしようとしたら、 既に“1user”になっていて“すげーなおい><”と唸ったことが何度もある。 そんな時はきまって、一体どんな人だろうと、その人のはてなブックマークを見に行くようにしている。 その人の他のブックマークもレアもの1user物件が ずらずら並んでいた場合はすかさず「お気に入り」に追加登録している。 そういう経験からMLMではないが、僕の中で少しでも人より先にブクマすることは、 早ければ早いほど自分の存在価値を高めることのように捉えていた。 実際、僕のコレクションには1user若しくは1getしたブクマが比較的多い。*1 その考えはつい最近変わることとなった。 2/7から2/19の間、僕は村上春樹関連の記事ばかりをブクマした。 その理由はここでは省略

    先にブクマすることよりも、規則性あるはてブにすることを選んだ - 心揺々として戸惑ひ易く
    inmymemory
    inmymemory 2008/02/25
    id:hatayasanさん、タグで整理はその通り。僕のブクマで最もこだわっているのはタギングです。数を増やさない、統一性をもたせる、使わなくなったタグは統廃合する等/id:REVさん、記事で言及したのは正にそういう米です
  • 言葉に縛られる - 心揺々として戸惑ひ易く

    1 あの日も雪が舞い降りて、積もりはじめたばかりのそれを踏みしめるたびに ギュッギュッという鈍い音がした。 僕は別れた彼女のことばかり考えていた。 それは高校3年の冬だった。 初夏に始まったその恋人期間は、翌年の初夏に散っていった。 2 高校2年の初夏。 「海へ行かない?」 なんとなく海を見たくなった僕は、同じ演劇部の女子を誘って、海へ行くことにした。 通っていた学校から15分も歩くと、海はある。 僕は幼い頃からよく父に連れられてそこで潮干狩りや海水浴を楽しんだ。 砂浜は踏みしめるとギュッギュッと音が鳴るので「鳴り砂」として有名だった。 二人で音を奏でながら、波打ち際を並んで歩いた。 テトラポットに腰かけ、日が暮れるまでの何時間もの間、 ほとんど言葉を交わすこともなく潮の流れが少しずつ変化していくさまを眺めた。 ザザーという潮騒と空を駆けるウミネコの鳴き声が聞こえるだけの静かな世界。 夏に

    言葉に縛られる - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 文章論は好きでも(一部の)ブログ論を好きになれない - 心揺々として戸惑ひ易く

    「自分語りが止まらない女性をおとなしくさせるのに最も効果的だった方法」で言及した、 “ブログを書くスタンスとして、閲覧者が自由に感想を持てるように説明を排除したい”について書く。 「当たり前のことが案外できていないと思った日常の1コマ」 を例にする。 休日に洋服選びに付き合った。 書き出しの一行には“誰と”行動を共にしたとは書いていない。 その後の会話にある台詞で相手が女性であるとは分かる。 しかし、それがつきあってる女性なのか異性のただの友達なのかは書いていない。 次に会話部分の表記。 ぼく「」 彼女「」 という脚のような“誰の”台詞かの説明がない。 そして記事は会話をもって結論の文もないまま唐突に終わる。 読者は少しの奇妙な違和感を持ってタイトルを読み直す。 そこでわずかの間、意味を考える。 僕はこの「考える」という作業を促したい。 ここでいう考える対象は、筆者はなにを言わんとしたか

    文章論は好きでも(一部の)ブログ論を好きになれない - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 人は信じようとしているものを信じる。そこがいい - 心揺々として戸惑ひ易く

    「なにこの既視感」 のようなチラシの裏に書くべき個人的心情吐露が、 予想以上に多くの人に閲覧されて戸惑っている。 今日にでも削除しようかと思ったが、id:narukamiさんからコメント欄で質問されたので、 せっかくなので、更に補足記事も書こうという気になった。 例によって長文の自分語りサーセン>< 以前にも少々言及したが、僕は「謎は謎のままであるほうが美しい」と思っている。 小説よりも詩を書くことのほうが圧倒的に多いのは、作品として捉えたみたときに、 具体的な背景はないからこそ、読み手が各々の状況によって都合よく変換し、 結果、自己の内面が照射されるということを僕は望んでいるからだ。 まるで、僕が「好きな人ができてしまった。」を読んで、自分の過去に思いを馳せたように。 例えば、歌詞として作った「十一月の雪」という作品を、 「なにこの既視感」 を読んだ人と読んでいない人とでは、 感想がまる

    人は信じようとしているものを信じる。そこがいい - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2008/02/23
    コメントの返答するためとはいえ、テーマが拡散し杉><。いつか分ける
  • なにこの既視感 - 心揺々として戸惑ひ易く

    「好きな人ができてしまった。」を読んで不思議な気持ちになった。 ここ数日になって、何故突然、個人的な内容をブログに書き出し始めたのか、 実は自分でもよく分からなくなっていた。 しかし、この増田のダイヤリーを読んで、ようやく合点がいった。 僕は怒っていたのだ。 裏切りを。 僕は悲しかったんだ。 心変わりを。 僕は戸惑っていたんだ。 状況の変化を。 僕は愛していたんだ。 それでもなお。 僕はこの増田と全く反対の立場でフラれた。 別れる一ヶ月前に結婚話を彼女からもちかけてきたのは、 別の人を好きなった気持ちを抑えるためだったと今は邪推している。 遠距離だったが、毎日連絡を欠かすことがなかった。 お互いにとって、これまでに恋愛で悩んできたことが馬鹿馬鹿しくなるくらい相性がよかった。 全てが完璧に思えた。 ある日、僕は会社で精神的に辛い出来事があった。 しかし、いつもそうしているように、そういうとき

    なにこの既視感 - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2008/02/21
    あんなに「(肝心なことは)書けない」と前の記事でもぼやいたばっかりなのに、増田読んでからたった15分で一気に書き上げた。この調子だと小説を脱稿できるのは意外と早まりそう。てかブログでネタバレ書き杉><
  • 傷つくのが怖けりゃ恋なんてしないほうがいいのかもね〜理不尽は理不尽なまま - 心揺々として戸惑ひ易く

    「自分語りが止まらない女性をおとなしくさせるのに最も効果的だった方法」への反応に答えて、補足を書こうと思うのだが、まるで納得が得られない内容になりそう。サーセン>< 瀬をはやみ 岩にせかるる 瀧川の われても末に 逢はんとぞ思ふ  祟徳院 *1 僕が信じているのは運命ではない。まして恋心ではない。もし誰かの心を意のままに操ろうとするなら必ずや挫折するであろう。 僕が信じているのは、自分の心。 状況に左右させない、決して失うことのない希望の光。*2 ところが、どうであろう。 その固く誓った心と心が触れ合う喜びを失った途端、孤独がまるで巨大な怪物に思えてしまう自分がいる。 わたしにはそのときに理解できたの。 わたしたちは素敵な旅の連れであったけれど、結局はそれぞれの軌道を描く孤独な金属の塊に過ぎなかったんだって。 遠くから見ると、それは流星のように美しくみえる。 でも実際のわたしたちは、ひとり

    傷つくのが怖けりゃ恋なんてしないほうがいいのかもね〜理不尽は理不尽なまま - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2008/02/21
    id:hatayasanさん<「思い切っても、かまわないのかな」ええ、おそらく。情熱は燻らせずに、青臭くても滾らせるのが美しいかと。 id:SeiSaguruさん<あれそんなセンチメンタルな内容に感じましたか?つか面白いお兄さんってw
  • 自分語りが止まらない女性をおとなしくさせるのに最も効果的だった方法 - 心揺々として戸惑ひ易く

    先日の「当たり前のことが案外できていないと思った日常の1コマ」 で当初予定していたのが上のタイトル。 仄めかしの記事なのに意外にも反応があったので、たまには背景の種明かしもしてみようと思う。 先日の記事を会話部分だけにした理由は次の3つ 1.セールス論から恋愛論に発展させると無為な反発を生む可能性がある 2.扇情的なタイトルと内容になり釣り記事と誤解される可能性がある 3.(ブログを書くスタンスとして)閲覧者が自由に感想を持てるように説明を排除したい 3については次の記事で言及するとして、ここでは来書きたかった主旨である恋愛論について補足を書く。 まず、あの会話は実話である。くだんの記事では僕ばかりが語っているが、普段は僕がほぼ聞き役に徹している。 一般的に女性は話を聞いてもらいたいそうなので、異性にはなるべく親身になって耳を傾けるように気を付けている。 実は人の話を聞くのは好きだし、買

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    inmymemory 2008/02/19
    id:SeiSaguruさん<この辺がどれなのか詳しく知りたいです id:mike_nさん<ウザキャラは侮蔑ではなく「ったく甘えんぼだなw」というニュアンスも含んでますよ。あと、もし僕も同じ甘えんぼなら冷めてたわ、と言ってました
  • 当たり前のことが案外できていないと思った日常の1コマ - 心揺々として戸惑ひ易く

    休日に洋服選びに付き合った。 洋服を手にした途端「それ、かわいーですよねー」の店員の笑顔。 他にも手に取るたびごとに「それ、かわいーですよねー」の連発。 あれこれ見た内、その幾つかを薦められるままに試着するものの、結局何も買わずに店を出る。 やっぱりねと思いつつ「どうして店出たの?」と尋ねる。 「もっと見たいんだけどゆっくり選べないんだもの」 「あれではそうなるよね」 「そう思う?」 「もしも僕があなたに接客するとしたら・・・まずはあなたの着ているそのスカートを褒めるかな」 「そうなんだ。気障ね」 「だって、どうせ買ってもらうのなら、自分の好きなセンスの着こなしをしている人がいいでしょ。だから、まずはその人にそのセンスいいねって伝えないとね」 「それはそうね」 「反対に僕が客の立場だとしても、自分のさりげないこだわりに気付いてくれる人は『いいセンスしてるじゃん』て思うし」 「分かるそれ」

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    inmymemory 2008/02/19
    id:ululunさん<先日実際にした会話をそのまま再録したので会話形式になっています。にしても実生活までも自分語り炸裂し杉だ><
  • 座右の銘 - 心揺々として戸惑ひ易く

    高く飛び上がるには、低く屈めなくてはならない 寒さにふるえた者ほど太陽を暖かく感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る。 寒かった年の春には樹木はよく茂る。人は逆境に鍛えられて、はじめて生まれる 決して倒れないのが良いのではない。倒れたらすぐに起き上がるのが貴いのである。 疾風に勁草を知る 港にいる船は安全だが、それは船が来造られた目的ではない 愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します たとえ明日地球が滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日 今日の一つは明日の二つに勝る 結局のところ、最悪の不幸は決して起こらない。たいていの場合、不幸を予期するから悲惨な目に会うのだ。 今この瞬間にあなたが無常の喜びを感じていないとしたら、理由は一つしかない。自分が持っていないもののことを考えているからだ。喜び

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  • 気付けば男性作家の小説ばかり - 心揺々として戸惑ひ易く

    トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝を」 ティファニーで朝を 作者: トルーマン・カポーティ,村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/02/29メディア: 単行購入: 5人 クリック: 89回この商品を含むブログ (178件) を見る当時20歳だったトルーマン・カポーティが執筆に適した場所を求め各地を転々とし、2年の歳月をかけて書き上げた処女作「遠い声、遠い部屋」は1948年に発表されるや否や、ジョン・スタインベック「怒りの葡萄」やアーネスト・ヘミングウェイ「誰がために鐘は鳴る」に代表されるアメリカの自然主義中心の文壇に大きな風穴を開けた。 ポーの影響を多分に感じる幻想的で美しいこの傑作及び「冷血」(1966)*1は、(勿論評価は二分に分かれるが)近代アメリカ文学の古典として必読書であることは間違いないと目されている。 一方、オードリー・ヘップバーンが主演したお洒落

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