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本日2月7日で、このブログも開設3周年になりました。ひとまず御礼申し上げます。 もうそんなになるのか、と自分でも驚きです。ようやく一区切りという感じですね。この先、5年、10年続けよう、なんて大げさなことは言いませんが、力の続く限り続けていきたいと思っています。みなさま、これからもよろしくお願いいたします。 さて、今年の課題として「本の整理」を挙げていました。正月からこっち、本棚や押し入れの奥をごそごそやっております。積読本が多いのは相変わらずなのですが、困ったのが長編作品です。これは読んでいる暇がないなあ、という本が意外とたくさんあったことにびっくりしました。 好みの問題で、基本的に短編集・アンソロジー優先の読書になってしまうんですよね。短編集は、話に入り込んですぐ終わってしまうので、長編よりも読むのに時間がかかる、とよく言われますが、個人的には長編よりも短編集の方がずっと速く読めます。
様々な投資の方法というのがあるのですが基本的にお勧めできるのが株式投資というものになるでしょう。株式投資であればかなり安心して進めることができるようになります。一度購入してしまえば後は放置するということもできたりします。キャピタルゲイン狙いではなくインカムゲイン狙いということであればそういうことがかなりしやすくはなっていますのでかそういう意味において極めてメリットがあるというのは間違いないでしょう。それがとてもよいことになります。さすがに難しいこととして存在しているのがどのような銘柄を購入するべきであるのかということなのですがそれは安定株を狙えばとりあえずはそこまで極端にリスクが高くなるということはないです。そうしたことがありますから、言うほど難しいということでもありませんからこれは知っておきましょう。とりあえずやってみるという価値があったりするわけですからその点のことをよく考えてみると上
★★★★★ Lo specchio che fugge / Giovanni Papini 河島英昭 訳 / 国書刊行会 / 1992.12 ISBN 978-4336030504 【Amazon】 ボルヘス編纂の短編集。「泉水のなかの二つの顔」、「完全に馬鹿げた物語」、「精神の死」、「<病める紳士>の最後の訪問」、「もはやいまのままのわたしではいたくない」、「きみは誰なのか?」、「魂を乞う者」、「身代わりの自殺」、「逃げてゆく鏡」、「返済されなかった一日」の10編。 <バベルの図書館>の30巻目。いかにもディレッタントが好みそうな幻想小説集だった。19世紀風の耽美な価値観が魅力的で、常識を越えた歪な状況にくらくらする。一読して癖になる作風だった。 以下、各短編について。 「泉水のなかの二つの顔」"Due immagini in una vasca" 久方ぶりに廃園を訪れた男。泉を覗くと、
オムニバスドラマシリーズ『ミステリー・ゾーン』の脚本家兼司会者として知られるロッド・サーリング。彼が編んだアンソロジー『魔女・魔道士・魔狼』(竹生淑子訳 ソノラマ文庫海外シリーズ)は、悪魔や魔女、人狼といったテーマで書かれた怪奇小説を集めています。読みやすい娯楽作品を中心に集めているので、難解さはありません。 以下、いくつかの作品について紹介していきましょう。 ジョー・L・ヘンズリー『魔性の復活』 地球を植民地化しようとする異星人の攻撃により、地球人はほぼ絶滅させられてしまいます。わずかに残った地球人たちは、宇宙船の内部に捕らえられます。しかし間もなく、宇宙船の乗組員たちに精神異常による自殺が広がっていきます…。 捕らえられたのはなぜか不健康な地球人ばかり…。彼らはいったい何者なのか? 伝統的なテーマにSF的な味付けをしたアイディア・ストーリーです。 ジャック・シャーキー『魔女志願』 魔女
『タルホ事典』昭和50年 潮出版社 『新文芸読本・稲垣足穂』1993年 河出書房新社 『別冊新評・稲垣足穂の世界』昭和52年 『ユリイカ 特集・稲垣足穂』1987年 1月号 『稲垣足穂さん』松岡正剛著 工作舎プラネタリーブックス5 1979年 『別冊幻想文学3 タルホ・スペシャル』幻想文学会出版局 1987年 『遊・野尻影抱・稲垣足穂追悼号』工作舎 1977年 『夫稲垣足穂』稲垣志代著 芸術生活社 昭和46年
稲垣 足穂(いながき たるほ[1]、1900年12月26日 - 1977年10月25日)は、日本の小説家。 1920年代(大正末)から1970年代(昭和後期)にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェ[2]などをモチーフにした数々の作品を発表した。代表作は『一千一秒物語』、『少年愛の美学』など。 生涯[編集] 稲垣は1900年、大阪市船場に歯科医の次男として生まれた。7歳の頃から謡曲、仕舞を習う。小学生の時、祖父母のいる明石に移住し、神戸で育つ。1914年、関西学院普通部に入学。関西学院では今東光などと同級になった。小さいころから映画や飛行機などに魅了され、その経験をその後の作品に昇華させる。在学時に同人誌『飛行画報』を創刊。 1916年、夢だった飛行家を目指し上京。当時羽田で発足したばかりの「日本飛行学校」の第一期生を志望するが、強度の近視のため飛行練習
イタロ・カルヴィーノ(Italo Calvino, 1923年10月15日 - 1985年9月19日)は、イタリアの小説家、SF作家、幻想文学作家、児童文学作家、文学者、評論家。20世紀イタリアの国民的作家とされ、多彩な作風で「文学の魔術師」とも呼ばれる。 キューバのハバナ近くの村サンチャゴ・デ・ラス・ベガスで農学者で農業試験場の所長をしていた父マリオ・カルヴィーノと植物学者の母エヴァリーナ・マメーリの間に生まれる。2歳の時に父が花弁栽培試験場の所長となり、両親とともにイタリアに戻り、20歳までサンレーモで過す。1941年にトリノ大学農学部に入学。1943年にフィレンツェ大学農学部に籍を移す。ムッソリーニ失脚と救出後のファシスト政府成立で徴兵忌避のために身を隠し、1944年に弟と一緒にパルチザンに参加し、1945年のイタリア解放に至るまでガリバルディ旅団に属して沿海アルプスの山中で活動した
狼の太陽―マンディアルグ短編集 (白水Uブックス)posted with amazlet at 08.08.19アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ 白水社 売り上げランキング: 47358 Amazon.co.jp で詳細を見る 生田耕作の訳文が妙に恋しくなってフランスの作家、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの短編集『狼の太陽』を読む。「狼の太陽」とは何か、本の冒頭には「狼たちの太陽――月」と書かれている――月は何を示しているのか、それは「狂気」だ、ってわけで狂気が目一杯に詰まった怪奇的幻想小説だった。幻想小説の類は、結構苦手とする分野なんだけれども、これは「悪夢度」がハンパではなくて(正直言ってボルヘスよりもすごいと思った)ドキドキしながら読まされてしまった。生田耕作の訳文も素晴らしい。日本語でこれだけ禍々しい感じが出るのであれば、原文はどういう風なんだろう、と興味を持たせてく
城の中のイギリス人 (白水Uブックス (66))posted with amazlet at 08.10.14A・ピエール・ド・マンディアルグ 澁澤 龍彦 白水社 売り上げランキング: 286717 Amazon.co.jp で詳細を見る フランス幻想小説の大家、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの作品は以前に『狼の太陽』を読んだ*1。「これはとても面白かったなぁ」という感覚の残り香みたいなのが残っているうちに神保町の古本屋で買っておいた『城の中のイギリス人』をやっと読む。翻訳は生田耕作でなく、澁澤龍彦。彼の翻訳には生田訳ほどギラギラとした妖しい輝きがない気がするが、とても面白く読めた。背徳感と悪夢感が強烈で、スカトロ、ペドフィリア、レイプ、拷問、獣姦……倒錯的性行為がまるでカタログのように展開されている。 僻地の海岸沿いに聳え立つ城に住む、モンキュという男を語り手が訪れるところから物
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