「問題は出ていない」 パスワード付きZipを“受信拒否”したfreee、決断の理由:PPAP問題(1/2 ページ) 一部の企業や官公庁では、ファイルをメールに添付して送るときにパスワード付きのZipファイルとして圧縮、暗号化した形で送信し、追ってパスワードをメールで後送する手法が使われている。「PPAP」と呼ばれる、この手法を見直す動きが出ている。 平井卓也デジタル改革担当相は11月17日の定例会見で、パスワード付きZipファイル廃止の方針を明らかにした。翌18日、クラウド会計ソフトを提供するfreeeは、パスワード付きZipファイルをブロックして受信しないようにする措置を発表し、12月から実施している。同社では大きな問題は出ていないという。 パスワード付きZipファイルは、セキュリティを悪化させる ここ数年、「メールで暗号化Zipファイルを送信し、追ってパスワードをメールで後送する」手法