イシューとは、著者によれば、「それを解決すればアウトプットが増え、バリューが高まる知的生産の目的地」のこと。そして、イシューの解を求めるために行うのが会議なのである。ところが、現実には、このイシューがしばしば迷子になって、イシューの解決にそれほど関係のないテーマを、口角泡を飛ばして議論しているケースが意外に多く見受けられる。これでは一見白熱しているように見えても、終わってみれば何の成果もなく、徒労感のみが残るということになってしまう。 開始から30分以上経ってもなお、当初の課題に対する有効な解決策に至らない場合は、イシューを見失っていると思ってまず間違いない。私は銀行員時代そういう事態を防ぐために、会議は30分以内と最初から決めていた。
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