カナダ東部のケベック州で、マギル大(モントリオール)などの研究チームが地球最古となる42億8000万年前の岩を発見し、26日の米科学誌サイエンスで発表した。 これまで知られていた最も古い岩は、カナダ北西部で見つかった40億3000万年前のもので、今回の岩はこれを2億5000万年さかのぼる。地球が誕生したのは46億年前で、初期に形成された岩石が、その後の地殻変動で破壊されずに残った貴重な例と考えられる。研究チームによると「水の存在や当時の気温など、原始の地球の姿を探るうえで重要な手がかりになる」という。