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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/sunafukin99 (12)

  • 矛盾だらけの小さな政府論 - すなふきんの雑感日記

    素朴な話、日の世論は平均してどんな社会を望ましいと思ってるんだろう。消費税増税に賛成の人が多いらしいけど、その根拠が福祉予算に回してくれるなら、ということだそうだ。しかし、何で税として取られるぐらいなら自分で貯蓄して老後の蓄えにするので増税しない方がいいというような話(自己責任主義)にはならないのか。あるいは企業は企業で消費増税で消費マインドが低下する可能性が高く、売り上げ減少につながりかねない(商売の邪魔になる)ので反対の論拠にしてもいいはずなのにあまりそうはならない。マスコミ含め概ね好意的なのはどういうわけだろう。そもそもこれらの(架空の)反対理由はどう考えても社会主義的な発想ではないことに注意すべきと思う。むしろ逆だ。増税はどんな形であれ国民負担率を押し上げる効果を持つ。一方徴税した財源をどう使うかはまた別の問題だが。政治イシューでよく喧伝される「小さな政府」の主要な論拠に国民負担

    isikaribetu07
    isikaribetu07 2010/04/26
    行政機構(というかぶっちゃけ公務員数)と「役人が好き放題に使う金(のように見えるもの)」が小さいことが「小さな政府」という認識なのでは。
  • 不人気な政策を強行するのが「指導力」ではないの? - すなふきんの雑感日記

    少しわからないことがある。マスコミでは政治家の指導力指導力とうるさいが、「指導力」っていったい何なんだろうと最近思う。マスコミがイメージする指導力とはただ単に人気が高い政治家とかそんな感じだが、それがどう指導力と結びつくのかさっぱりわからない。人気がないと指導力がないとは限らないだろう。むしろ多くの人の猛反対を押し切ってでも自分の信念を押し通すとかそんな感じが「指導力」のイメージだったのだが。違うのかなあ。だっておかしいじゃないか、多数派がはじめっから彼の方針に拍手喝さいで賛成する*1のならそれは民主的にスムースに事が決まっていくだけであって、そこには格別指導力など必要ないんじゃないか。逆に世論やマスコミからよってたかって叩かれまくっても意に介せず粛々と政を行う力こそ「指導力」と思うんだがどうだろう*2。しかし、ふと以前のエントリを思い出したのだが、http://d.hatena.ne.j

    isikaribetu07
    isikaribetu07 2010/03/08
    「抵抗勢力」(とにかく「民意」に従わない者は全て抵抗勢力)をねじ伏せて「民意」に従わせるのが「指導力」ということでは。「俺に代わって『ヤツラ』に俺の言うことをきかせる」力ということでしょう。
  • いつまで地獄を継続する気だよ! - すなふきんの雑感日記

    http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20091006#p1まるで地獄を継続するために地獄の門番に餌でもやるつもりなんだよね。それでもそんな地獄でも職があるだけまし、とか、雇用のミスマッチ解消で、雇用改善とか、官僚と一部の評論家は喜ぶわけ。バカげた話だよね。景気の悪化に、地獄のメニューを変更することで対処していることに気がつかない。当になんというかどうすりゃいいのかね。このたわけた事態どうすりゃいいかね?まったくその通り。この期に及んでいまだに「雇用のミスマッチ」なんて抜かしてるバカがいるんだね。驚いた。民主党政権に変わってからも相変わらずマクロな視点でものを見られないで、「人手不足の業界に無理やり送り込め!」みたいな感覚が蔓延ってるようだね。もうこれって市場主義でもなんでもないよ。市場は売り手と買い手の自由意思が合致するところで均衡が成立するのだから

    isikaribetu07
    isikaribetu07 2009/10/08
    「改革が足りないから景気が回復しないなどと抜かす奴なんて、信心が足りないから不幸になるんだと抜かすインチキ宗教の教祖と同じ」げに。
  • 自己管理が出来ない日本人 - すなふきんの雑感日記

    世界の中で日人だけが不況への対処としての景気対策を拒絶しているのではないか?という仮説を述べてみたら結構反応があった。kmori58さんのトラバ。http://d.hatena.ne.jp/kmori58/20090221/p1しかし国民や政治家やマスコミは感じの悪い福の神より、人のよさそうな貧乏神を選びたがる。今回、野党議員が与謝野大蔵大臣*1にすり寄っている様子を見て溜息をつき、思わずつぶやいてしまった「おまえら、なんでそんなに貧乏神が好きなんだ…?」しかしそれは仕方がないのである。みんな過去にこの番組によって洗脳されてしまっているのだから。というよりは元々日人の中にこの番組のような物語を受け入れる素地があったから、と言う方が正確だと思う。で、コメント欄のarrackさんの指摘も的を射ているんじゃないだろうか。苦労することが目的であって、解決方法とかは二の次。その解決方法も「歴史

  • 誰かがズルをしているといった感覚 - すなふきんの雑感日記

    以前の拙エントリに田中先生のTBをいただいた。http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090220/p1不況のときに労働分配率は上昇し、好況のときは低下している。もちろん不況のときは失業は増加し、ワーキングプアの状況はますます困難を極める。なのに多くの運動系ないし比較的レフトな経済学者・社会政策学者は、この労働分配率の低下(いまの日ではこれは好況時の現象)を目の敵にしている。これほど非合理的なことはないんだけどなあ。どうもこのあたり、いまだに何か搾取バイアス*1と言うか、「誰かが我々の取り分を横取りしてる」みたいな感覚が(いわゆる左系論者たちの)意識の根底に居座っているようにも思える。そしてこれは今では必ずしも左だけでなく、右派と言えそうな政治的「改革」系論者*2たちやマスコミ、さらには世論一般の思考パターンにも合致しそうだ。とにかく不都合の原因はけ

  • 「不況に慣れる」ことの恐ろしさ - すなふきんの雑感日記

    生まれたときから日はこんな感じで今さら不況だからどうとか言われてもよくわからない〜Economics Lovers Live ところで僕がいま知りたいのは、生まれたときにすでにデフレ不況で、そしてそれが基的にず〜っと続いている人たちの心性というか、あえていうなら「思想」=心の技術、とでもいうもの。水無田氏風にいうならばさきほどの「落差」さえも知らない世代である。 年齢的には、いまちょうど14,5歳の人たちかな。バブル崩壊してすぐにどつぼの不況というわけではないので、当に「やばいんじゃないかな」と世間が思い出したのは、97年くらいだから、そのとき以降で物心がついた世代だからなあ。となると上限はもっとあげて17,8歳でも可か。 この世代はどんな「社会」をどうみるのだろうか? 田中先生とほぼどんぴしゃ同世代の私なんかにしてみれば、このあたりの問題意識は共有するところがあるようだ。慢性的なデ

  • アホらしくて話にならない - すなふきんの雑感日記

    今日の「たかじんのそこまで言って委員会」で政府紙幣の話題があると言うのでとりあえず見てみた。高橋洋一と宮崎哲弥がいくら筋道立てて説明しても司会の辛坊治郎はどういうわけか最初から聞く耳持たず、話をさえぎってばかり。政府がおカネ刷るなんて円天そのものだとか、もうとにかく話にならなかった。番組構成も最初から政府紙幣の胡散臭さを演出してたり、ゲストに丹羽春喜教授*1を呼んできたりと、何か最初からイメージダウンを狙ったかのようなもので失望した。いくら「この程度の額」ならインフレの恐れはなく何の負担もなく出来るんですよと言われても、ぐだぐだと歯止めが利かないんじゃないかとか言い出すし、しまいに「そんなことやってたら国民は税金も払わないでいいと思うようになる。モラルはどうなるんだモラルは!」なんて半切れ状態。そして最後は政府は信用できない、そんな政府に紙幣発行権与えるなんてとんでもない、ということで強引

  • 労働分配率などについて雑感 - すなふきんの雑感日記

    http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/1270/906906: ドラエモン  2009/01/17(Sat) 18:47>>901労働分配率は計算方法にもよるけど、基的には不況の間は高くなるのは普通だよ。だって企業収益はある意味で誤差みたいなもの(売り上げから賃金支払いや原材料費を控除した残りだから)なので、不景気になるとガクッと減るしマイナスにも簡単になるから。さらに、デフレはCPIではわずかだったが、GDPデフレータでは1%以上も大幅だったわけで、不況共々に企業収益を圧迫し、労働者もちっとも良い目には遭ってないのに、労働分配率は上がっていたのだよ。そもそも、労働者にとって問題なのは分配率ではなく、実質賃金率と雇用でしょう。それが良ければ、別に企業が儲けようとかまわないんじゃない? この説明でストンと腑に落ちた人も多いと思う。不況下でなぜ

  • 日本の原風景って何? - すなふきんの雑感日記

    まあどうでもいい話だけどただの雑感。唱歌の「故郷(ふるさと)」というのがあるけど、もはやあれってとっくの昔に日の原風景なんかじゃないと思う。昔は確かに里山風景の広がる片田舎から夜行列車に揺られて都会に出てきたような人が多かったと思うけど、今は違うだろう。地方から出てきて東京に住んでる人にしたって、大阪みたいな大都市出身者も結構多いし、どこかしら県庁所在地とか都市的な環境のところから出てきたような人の方が多いんじゃないか。生まれてこの方大都市からまったく出たことがない私なんかにとっては、「原風景」とはアスファルトの道路であり車の排気ガスの臭いであり林立するビルであり公営団地であったりする。まあその点映画「三丁目の夕日」は都市出身者のノスタルジーを掻き立てるという意味では成功したのかもしれないけど。いずれにせよ「田舎」は多くの人にとってすでにリアルな実感など湧かない、まるで歴史上の出来事のよ

  • 何も学ばない懲りない面々 - すなふきんの雑感日記

    http://d.hatena.ne.jp/anhedonia/20090110/p1経由http://mainichi.jp/life/money/news/20090109k0000m020130000c.html農山漁村は若者の都市への流出が進み、地域の活性化を担う人材が不足している。地域活性化を目指した都市との交流イベントなどが最近は増えたが、イベントや直売所の運営ノウハウやビジネス感覚を持った人材の確保が大きな悩みだ。 一方、都市部にも田舎暮らしを希望する人はいるが、農山漁村に安定した就業の機会がないことがネックになり、移住者の数は限られている。農水省は「農村に定着する若者らが増えてくれたら」と期待を寄せている。「ビジネス感覚を持った人材」だからこそ農山漁村を捨て都市に出てゆく。儲からないことをあえて損しながらやろうとする賢い人間なんているわけがないじゃないか!「安定した就業の機

  • 「知的レベル低下論」への素朴な疑問 - すなふきんの雑感日記

    HALTANの日記〜日人の知的レベルは当に「低下」したか?それと「知的レベル低下」とは言いますが、一方で字幕・吹き替えの誤訳や不適切な意訳を指摘できる日人も増えています。だからこそ戸田奈津子問題なども出てきたわけですが。英語教育や日人の英語力の現状についても様々な議論があるでしょうが、英語(その他外国語)が分かる日人は増えているのも事実だと思います。日人と英語(外国語)、というのもまた別の話題を始めなくてはなりませんけどね。正直な印象として私には最近の日人の知的レベルがそんなに下がっているとはあまり思えない。英語についてのこのくだりにしてもなるほどと思わせる。それにいつの時代と比べてどんな人を基準とし、どういった「能力」についての話なのかで違ってくるので一概に言えない面は多いと思うが、長いスパンを取ってみると大体の傾向というのはわかると思う。極端な話戦前期や明治の頃と比較する

  • 清潔シンドロームの危険性 - すなふきんの雑感日記

    防衛利権絡みで専ら右派が窮地に陥っているような気分で反対勢力は攻勢を強めているようだが、この問題はそんな単純な構図で説明できないような気がする。なぜなら今回の件については産経などの右派メディアも同様に利権・腐敗糾弾に熱心だからだ。どうもこうした動きの中には「国防部門は崇高であるべき」といったある種の勘違いが潜んでいるように思える。世の中がそんな綺麗ごとだけで成り立っていると考えているなら彼らの質は彼らが批判してきた左翼のものと何ら変わらないと言っても過言ではないだろう。そもそも戦争質は膨大な破壊行為であり無駄遣いそのものであり現実には利権が絡まないと成り立たない代物(というより戦争行為こそ究極の利権そのもの)だとするならば、それを全面否定することは「来の姿」を否定することであり、むしろそこに現実離れした純化した思想の入り込む余地が生まれる。戦前の青年将校の発想はまさにそれであり、政

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