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どろぼうの名人に関するitaliajinのブックマーク (12)

  • どろぼうの名人 / 中里十 - FULL MOON PRAYER

    どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1) 作者: 中里十,しめ子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/18メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 152回この商品を含むブログ (64件) を見るどこまでいっても掴みどころのない、不思議なお話でした。 大好きなお姉ちゃんに言われて、お姉ちゃんのライバルである川合愛という女性の妹になることになった少女初雪。お姉さまである川合愛とお姉ちゃんと初雪を慕う川井愛の娘川合文との関係を描いた物語。 お姉ちゃんに対する信仰めいた絶対の愛情や、川井愛との生活の中で生まれていく何かしらの感情や、文から向けられる真っ直ぐな感情や、文と愛に間にある感情。たぶんどれも愛情と呼べる、でもちょっとずつ違う何かを描いた感じの作品で、挿入される寓話めいた話やラプンツェルごっこによって幻想的な雰囲気が漂います。閉じた世界の中で、百合色な関係が描かれているよ

    どろぼうの名人 / 中里十 - FULL MOON PRAYER
  • みやきち日記

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    引越し遍歴パートⅡ 2018年に「上京して10年で引越しを6回した」というブログを書いた。 月日は流れ、あれから6年…さらに2回の引越しをした。ホテル暮らしも含めると3回かもしれない。 前回の記事では主に神奈川〜千葉〜東京の引越し事情を書いた。関東の浅瀬でちゃぷちゃぷ遊んでいたに過…

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  • 『どろぼうの名人』/中里十 - やや最果てのブログ

    どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1) 作者: 中里十,しめ子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/18メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 152回この商品を含むブログ (64件) を見る百合百合小説。 「普通に」面白かった。でも「めちゃめちゃ」面白くはなかった。 というか百合に対して思い入れがあるかどうかで評価が変わるでしょう。百合好きの人は読んで損はない。ただ僕は百合自体はそんななので。 唯一「魍魎」の加菜子頼子の関係性には萌え狂えるのだけど……この小説百合がイマイチだったのは何故かって考えると、歳の差百合があまり好きではないのかもしれないな。 やー、僕が萌える百合ってのは、男性性を嫌悪している「少女」二人が彼女達だけの世界に逃避行するみたいなシチュエーションだけなんだな。 それはさておき。 読ませる文章力はかなりあると思います。平易な語彙を使ってなくて

    『どろぼうの名人』/中里十 - やや最果てのブログ
  • どろぼうの名人 - 探本めんさが

    これはいい。とてもいい。 第2回小学館ライトノベル大賞佳作受賞作。全編に渡る穏やかな雰囲気と、満ち溢れる愛情と温かさにヤラレマシタ。 物語は終始一貫して妹の初雪の語りで進められていくため、生活する上での情報は十分だけど周りを見渡すだけの量はありません。突然大好きな姉から「昔会った人の妹になって」と言われて戸惑うのは私も初雪もいっしょ、だけども初雪は分からないなりに察するものがあるらしく引き受けます。当に置いてけぼりなのは私だけ。 姉の口から零れた「――ね、助けて」という呟きに、少しだけ聞こえてくる物騒な話し声からは、これが伊達や酔狂の類でない気配を感じることで精一杯です。 ここには一つの閉じられた世界が出来ている、登場人物達は自分の信念で動いている、こりゃ覗き甲斐があるぞー。 言葉の端々から意味を捉える前に感じることを優先、すなわち今怒ってる?とか喜んでる?とか赤ん坊のように純粋で単純な

    どろぼうの名人 - 探本めんさが
  • 中里十「どろぼうの名人」

    佳代とナジャのリヒテンシュタイン姉妹(ペルソナ)による対話ブログ。話題はシュルレアリスムからアニ横まで。Il est l'heure de s'enivrer! 『夢の論理は、隠喩と共感でできている。その語彙は、真偽と推論でできた語彙とは欠片も重ならない。 ラプンツェル、和名は野萵苣、オミナエシ科の用の一年草、ヨーロッパ原産。 夢の語彙ではそれは、グリム童話の第十二番、『ラプンツェル』。』 中里十「どろぼうの名人」 「物語は社会の暗部とふかく通じる姉をもってるという以外は、とりたてていうことのない少女、佐藤初雪が、ある日敬愛する姉から唐突に、知りあいである川井愛の妹の役目を果してほしいと頼まれるところからはじまる。そのお願いは予期できない類のものだったけど、姉である葉桜が仕事の関係から今窮地に立たされていること、そしてそれに密接に影響するのがその愛であることを理解した葉桜は、溺愛してくれ

  • 本当はミステリっぽいグリム童話 - 一本足の蛸

    どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1) 作者: 中里十,しめ子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/18メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 152回この商品を含むブログ (64件) を見る岩波文庫版『完訳 グリム童話集』全5巻を買ったのは何年前のことだったか。5年くらい前のことにも思われるし、もしかしたら10年以上前のことだったかもしれない。今となっては記憶が曖昧だ。ただ、文には全く手を付けずに積ん読状態となっていることだけははっきりと覚えている。確かに読んだと断言できるのは、5巻のあとがきと、あとがきの後の1ページのみ。特に最後の1ページは決して忘れることができない。 ともあれ、そういった次第だから、グリム童話についてはよく知られた何篇かの粗筋を知っている程度であり、書のタイトルを見てもグリム童話に由来するものだとは気づかなかった。作中239ページから251

    本当はミステリっぽいグリム童話 - 一本足の蛸
  • どろぼうの名人/中里十: ラノベ365日

    美しい古書店店主・川井愛は私を欲しがり、姉は彼女に私を差し出した。川井愛との不思議な生活。飽きられないように、愛し続けられるように。私は、姉の命を守るために、姉にいわれたとおりにつとめを果たさなければならない。 少女はお姉さまに恋してる ガチ百合。だが、非常に難解な文学作品を読んでいるような錯覚におちいる。あくまでも錯覚だけど。 大好きな姉の願いで、とある古書店の女主人の「妹」になって欲しいと頼まれた15歳の少女・初雪が、仮初めの"姉妹生活"を送っていくうちに、次第に相手の女性のことを愛するようになっていくというお話なんですが、これは読む人によってはかなりの地雷になりかねません。 私も好きか嫌いかと訊かれると、はっきりとは答えにくい。でも、友情に逃げない百合モノはいい。 初雪の独白形式で描かれる美しい年上の女性との同棲生活の様子は、ふわふわ、ぽわぽわした中にも打算や嫉妬が渦巻いていて、女心

  • どろぼうの名人:中里十 - WATERBIRD

    濃厚な百合。姉の頼みで古屋店主の妹になった少女の話。と書くと意味分からんな。 フルスイング百合小説、というか、軟投派投手の巧みな配球を見ているみたい。一見するとシンプル、裏はちょいインテリって感じ。背景に膨大な設定を用意しつつ、一部分だけを切り取って見せる。聞くところによると同人誌の設定が入っているそうで。千葉国とかっていうのはこれかな。この不思議な用語に加えて、あちこちで童話が引用されたりして、幻想的というか、ふわふわした雰囲気が形成されている、と思う。 このヒロインはいいなぁ。やはり百合物の主人公はタラシがいい。中学生にして周囲の美女・美少女を自然と惹きつける魔性。半分計算で半分天然で行動を決定する小賢しさ。素敵。あとはまあ、川井母の心情描写が少ないのと(川井娘はあんなにわかりやすいのに)、地の文の口調(というか文体)が一定じゃないのが気になったかな。後者はなにか叙述トリック的なあれ

    どろぼうの名人:中里十 - WATERBIRD
  • http://d.hatena.ne.jp/left-field/20081020

  • 中里十 『どろぼうの名人』 (ガガガ文庫) - 十七段雑記(blog)

    どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1) 作者: 中里十,しめ子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/18メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 152回この商品を含むブログ (64件) を見る 「嘘つきは泥棒のはじまり」 お姉さまは意地悪です。文ちゃんを怖がらせたくて、こんなことを言うのです。 「じゃあ、泥棒の終わりは、なんなんですか?」 右手の人差し指を、まっすぐ上に向けて、お姉さまは答えます。 「天国」 どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1) - はてなキーワード 第 2 回小学館ライトノベル大賞・佳作受賞作.もうすぐ 15 歳になる佐藤初雪は,姉の知人の女性・川井愛の「妹」としていっしょに暮らすことになる.30 過ぎの子持ち女と女子中学生の間に存在する歪んだ「愛」をラプンツェルになぞらえて描き出す. 話は百合だけどプラトニックにはとどまらない.連想したのは「

    中里十 『どろぼうの名人』 (ガガガ文庫) - 十七段雑記(blog)
  • Amazon.co.jp: どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1): 中里十 (著), しめ子 (イラスト): 本

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