高松市が昨年2月にインターネットで予約した本を図書館外の店舗で受け取れるサービスを始め、1年を迎えた今も1日平均140件の利用がある好調ぶりだ。受け取り先がコンビニからクリーニング店などに変わるなど変更はあったが利用は着実に広がり、図書館の担当者は「開館時間の延長以上に利用拡大に効果があった」と喜んでいる。 高松市藤塚町のスーパーに併設されたクリーニング店「白洋舎コープ栗林店」。昼過ぎに到着した軽ワゴン車からコンテナが次々に運び込まれた。「よろしくお願いします」と図書館職員はあいさつを交わし、コンテナを持ち込んだのは店内の奥。そこの本棚に並べ始めると、みるみる一杯になった。 この店は、今年1月4日から予約図書の受け取り先になっている。女性店員(49)は「1日30~40人は来ます。こんなに本を借りている人がいるんだ」と驚いていた。本を受け取りに来た同市松島町の河合秀紀さん(63)は「近くの図