千葉県茂原市の図書館では、先週の台風26号で1万冊以上の本が水につかり、いまだに臨時休館するなど影響が続いています。 茂原市を流れる一宮川は16日、台風26号の大雨で氾濫し、周辺の約1000棟の建物で浸水するなどの被害が出ました。1階部分で高さ30センチほどが水につかった市立図書館では、本棚や倉庫にあった約1万2000冊の蔵書や貸し出しなどを管理する機器が壊れたため、臨時休館が続いています。20日も、朝から職員7人がCDを廃棄するなど対応に追われました。 茂原市立図書館・池座一雄館長:「(これだけの被害は)初めてですね。想定はちょっとできなかったですね」 水につかった蔵書は、最終的にはすべて廃棄する予定で、図書館を再開するめどは立っていません。
◆特別支援学校、言葉育てる 8月にリニューアルした鳥取大付属特別支援学校(鳥取市湖山町西2丁目)の図書館。木製の本棚や丸テーブルが置かれ、昼休みはカーペットに座ったり、寝転んだりして読書を楽しむ子どもたちでにぎわう。司書の入川加代子(52)は「改めて本が面白いな、と思ってもらえる場所にしたい」と抱負を語る。 同校は知的障がいの特別支援学校で、小学部から高等部まで約50人が通う。大学教員らと連携し、図書館を活用した授業の充実を目指す司書教諭の児島陽子(52)は「一人ひとりの発達段階や障がいに応じて授業を組み立てるので、教材や資料として本をたくさん使う」と語る。児童が言葉を獲得する過程で本が果たす役割は大きいという。 児島は、前任校では、リンゴ狩りを体験した児童と一緒に、リンゴをテーマにした絵本を何度も読んだ。現在の学校に赴任した2010年度は、動物たちがホットケーキを作って食べる絵本を教材の
◆地元店から「見計らい」購入 米子市中心部の杉島書店(同市万能町)が先月24日、県立図書館の「選書室」に持ち込んだのは段ボール箱5箱に入れた約200冊。書店が提案した新刊本を吟味して購入する「見計らい」に参加するため、社長の杉嶋運一(65)が自ら車を約2時間運転して運び、棚に並べた。 複数の司書がその日のうちに収集方針や選定会の議論などを踏まえて本を選び、隣の棚に移す。この日、購入が決まったのは約80冊。最も値段が高かったのはキリスト教関連の美術・建築辞典で3万1500円だった。 3週間に1回程度、参加する杉嶋は「県に一冊はあるべきだ」と判断し、信頼関係を築いた出版社に、選ばれなければ返品をすることを特別に許可してもらって注文した。「これは、と思ったものが選ばれたときは、さすがにうれしい」と顔をほころばせる。 現在の県立図書館は1990年の開館以来、見計らいを実施している。昨年度は、県書店
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