茅野市図書館は5日、同図書館の蔵書からページを切り取られた地理の資料集や歴史書などが計21冊見つかったと明らかにした。7月に諏訪郡原村図書館で「韓国」などの文字が黒く塗りつぶされた小説1冊が見つかるなど、図書館の本を破損、汚損する行為が各地で問題になっている。同市図書館は、今回は特定の思想や信条ではなく、個人的な興味に基づく行為とみているが、量が多く悪質だとして、被害を受けた本を館内に展示。本を大切に扱うよう利用者に呼び掛けている。 21冊のうち20冊はページごと刃物で切り取られ、1冊は手で破ったようにページがなくなっていた。地理の資料集は都道府県ごとの産業と交通を取り上げたページ、歴史書は戦国時代などを紹介したページで、被害は計数百ページに上るという。 同図書館によると、8月23日に資料集を借りようとした利用者が被害を見つけて指摘。同じシリーズの蔵書を点検したところ、相次いで被害が見
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