鳥取県立図書館は4日、伊藤忠記念財団の協力で、全国初の企画として方言のマルチメディアデイジー「因幡の白うさぎ」を完成させたと発表した。 デイジーは、視覚障がい者や活字を読むことが困難な人々のための、デジタル録音図書の国際標準規格。 マルチメディアデイジー図書は、音声に加え、テキストや画像を同時に見ることができ、読み上げているテキスト部分をハイライト表示する機能や、文字の大きさや背景の色を変更する機能などを搭載している。 伊藤忠記念財団はプロジェクト事業として、全都道府県の昔話を方言で読み上げるマルチメディアデイジーの製作を企画。その第1話として「因幡の白うさぎ」が作られた。 「因幡の白うさぎ」は、現在、鳥取県立図書館で貸出しており、5月頃から、全国への配信も予定している。 関連URL 鳥取県立図書館