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ブックマーク / www.geekpage.jp (53)

  • セネガル戦のハーフタイムと終了直後にインターネットトラフィック急増:Geekなぺーじ

    ワールドカップでの日本代表テレビ中継のハーフタイムと終了直前に水道使用量が急増するそうです。 NHKの記事では、「トイレなどで水を一気に使ったのが理由ではないか」と理由を推測しています。 セネガル戦もハーフタイムと終了直後に水道使用量が急増 サッカーワールドカップロシア大会の日とセネガルの試合でも、コロンビア戦と同じように東京23区の水道の使用量が試合のハーフタイムの間と試合の終了直後に急激に増えました。 ワールドカップは、水道だけではなくインターネットにも影響を与えている可能性があります。 ISPなどが相互に接続し、インターネットの交差点のような存在となっているIX(Internet eXchange)であるJPIXとJPNAPでトラフィック情報が公開されています。 それらの公開情報を見ると、水道だけではなく、インターネットの使用量もハーフタイムと終了直後に増えていました。 そして

  • 変わりゆくインターネットの美意識や価値観:Geekなぺーじ

    米連邦通信委員会(FCC)が、インターネットを流れるトラフィックに差をつけずに扱うべきであるという「ネット中立性」に関する規制を撤廃する方針を発表しました。 WIRED: 米国から「ネット中立性」が消える日がやってくる - FCCと通信業界の攻防、その論点を振り返る 日経新聞:米、「ネットの中立性」撤廃 コンテンツの扱い格差容認 通信会社の投資促進、値上がりの懸念も ネット中立性の話とは直接関係はないのですが、この記事を見ていて、20年ぐらい前のIETFでの議論を思い出しました。 当時、学部生だった私は、RSVP(Resource ReSerVation Protocol)の動向を追っていましたが、IETFでの議論では、「そもそも、QoSはインターネットにそぐわない」という論点が度々登場していました。 「Classification?バカなことを言うな!インターネットはBest effor

  • 「プロに対する報酬が少なすぎる」と言う人が別のところで値切ることがある:Geekなぺーじ

    「Webデザイナの報酬が少なすぎる」とか、「イラストレータの報酬が少なすぎる」とか、「IT系のエンジニアは報酬が少なすぎる」とか、「フリーランスはかかった時間が収入に直結する」とか、「スポーツのプロトレーナーは報酬が少なすぎる」というような話題が盛り上がることがあります。 極端に安い値段で何かをすることを要求しておいて、その要求が聞き入れられないと「お金に汚い」みたいな捨て台詞を吐くといった対応をされたということも、わりと良くある話です。 そういう話を聞くたびに、極端に安い値段で仕事をさせようとしている側が最もお金に汚いのではないかと思います。 技能に対する対価という話題では、ネット上でピカソの逸話が紹介されることもあります。 自称ファンの女性がピカソに紙を渡たし、絵を描くことを求めます。ピカソが短時間でささっと絵を描き、その値段として大きな金額を提示し、女性が「描くのにかかった時間は短か

  • インターネットは当初目指したものではなくなってしまった:Geekなぺーじ

    NANOG 68のDesperately Seeking Defaultという発表にて、APNICのGeoff Huston氏が、いまのインターネットはかつてエンジニア達が目指したものとは違うものになってしまったと表現しています。 この発表が行われたNANOG 68(2016年10月17日)は、ネットワークエンジニアが集まるイベントであるため、ここで言う「我々」というのは、主にネットワークエンジニアを指しています。 IETFでもそういう雰囲気があるのですが、「我々がインターネットを作っている」という自負がある人々が会場内に多いです。そういった空気感がある「場」での発表です。 発表そのものは、インターネットを運用する際に見える「経路」は組織によって異なり、インターネットでは互いに通信ができないネットワークがあるという話です。 「Default」の経路として提供されるものが異なり、インターネッ

  • 10月1日、インターネットが大きく変わりました:Geekなぺーじ

    世界中のほとんどの人々は気にしていませんが、米国時間の2016年10月1日(土曜日)、インターネットが大きく変わりました。これまで米国政府が保持していたインターネットの重要資源に対する監督権限を手放したのです。 JPNIC: 米国政府がインターネット重要資源の監督権限を手放しました JPNIC News & Views vol.1439【臨時号】2016.10.3 NTIA: Statement of Assistant Secretary Strickling on IANA functions contract インターネットそのものは、世界中の多くの組織が分散しつつも協調することで成り立っています。 しかし、世界中のみんなが単一の「共通意識」を持って運用する必要がある、IPアドレスやポート番号などの番号資源、ドメイン名、プロトコルパラメータの3つに関しては、IANA(Internet

  • 「安く早く」が崩壊しかけてるかも:Geekなぺーじ

    国内でトップレベルのセキュリティ専門家である徳丸浩さんが、Twitterで「何度でも言うが、自力でトラブルシューティングできない人や組織は、自前でWordPres立ててはいけない」と発言したことが話題になっています。 [Security] Webとセキュリティとソフトウェア工学 それぞれの方々のご意見を拝見した限り、「自前でWordPres立ててはいけない」という表現に対して「ダメって言うな!」や「じゃあ、どこで経験つめばいいの?」といった論点での反論は多い一方で、「インターネットは超荒波だから気をつけようね」という点に関しては見解が一致してそうだと思います。今のインターネットの荒波がどれぐらいかというと、最後は主人公たちが乗っていた漁船が荒波に飲まれて全員死亡というパーフェクトストームという映画ぐらいのレベルだという感想を個人的に持っています。 いまのインターネットは、安さと早さを追

  • 金と力のインターネット:Geekなぺーじ

    「ユーザがインターネットサービスプロバイダにお金を払う」という部分をイメージできる方々は多いと思いますが、インターネットサービスプロバイダは、どこにお金を払ってインターネットとつながっているのでしょうか? 普段インターネットを利用していると、忘れがちですがインターネットそのものも誰かが運用しています。そして、その運用にはお金がかかりますが、誰がどのように経費負担をするのかに関しては「金と力」が影響します。金と力のバランスによって、インターネットは日々形を変えているのです。 「ネットワークのネットワーク」であるインターネット インターネットの前身であるARPANETが運用開始されたのは1969年でした。その後、ARPA(高等研究計画局)のロバート・カーン氏と、スタンフォード大学のヴィント・サーフ氏らによって現在のインターネットの基礎となる研究が開始されたのが1973年です。RFC 675は、

  • ブログを書かなくなって1年:Geekなぺーじ

    こんにちは。あきみちです。先日、Interop取材に関連する記事を久々に書きましたが、その記事が2016年初の記事になってしまっていました。気がつけば、1年近くブログに文章を書いてなかったのです。1年ぐらいブログを書いていないと、日常的な付き合いがない方々にとっては「生存不明」と映るらしく、何人かの方々に「生きてたんだ」よかった、みたいな反応を頂いています。 この6月で気がついたらサイト開始から10年が経過しています。この10年は、私のサイト以外では世界のどこにも公開されていない情報色々と扱えたという自負はあります。個人ブログでありつつも、省庁で使われる資料などで一次ソース扱いされたり、個人ブロガーとして企業や省庁などに独自取材を実現しました。 しかし、この1年は、このサイトをそろそろ閉鎖してもいいんじゃないかと悩やみ続けています。自分の興味でここまで突っ走りまくって来たわけですが、自分の

    itboy
    itboy 2016/06/14
  • なぜ、違法ダウンロードによる逮捕者が出ないのか?:Geekなぺーじ

    NHKによる「刑事罰適用1年 売り上げ回復せず」というニュースが話題です。 その中で、「警察が摘発した例はまだありませんが」とある点が気になったので調べていたら、2012年に松田政行先生が書かれた「違法ダウンロードに対する刑事罰の導入に関する著作権法の視点」の存在を知りました。 この文書は、違法ダウンロード刑事罰化が施行される前に発表されたものですが、違法ダウンロードに対する罰則規定追加に対して、著作権法の視点での反対意見が述べられています。 その中で幇助者に対する刑事事案に関して、同文書5ページに以下のような記述があります。 ア 民事的請求から刑事罰への立法事実 民事的請求を許容する2009 年改正において、肯定された権利行使は、この3年間一切なかった。違法ダウンロードは無数に存在したのであるが、これを幇助する、そして権利行使可能性が肯定される事案は1件もなかったということが証明されたの

    itboy
    itboy 2013/10/07
  • 知名度ゼロからの「ネット影響力」獲得への道:Geekなぺーじ

    リアル世界で知名度があまりない人が、「宣伝に使えるのはネットしかないかも。だからネットで影響力が欲しい」みたいな方向で色々と考えていることがあります。 たとえば、知名度がない企業が自社製品を宣伝する手段としてネットに着目している場合や、知名度がない個人がネットを活用してファンを増やしたいといった事例です。 個人であれば、マイナースポーツの選手であったり、作家を目指す人であったり、音楽家を目指す人であったり、アーティストであったり、フリーランスであったり、その他個人で活動を行うような場合が考えられます。 そういった方々が、「Twitterのフォロワーってどうやったら増やせるの?」とか、「Facebookページのいいねを増やしたい」とか、「ネットでファンを増やしたい」とか、「ブログの読者を増やしたい」みたいな質問をすることがあります。 ニュアンスとしては、ネットを使う以外に自分で宣伝を行う方法

  • お名前.comによる忍者ツールズ停止措置に関して:Geekなぺーじ

    先週、忍者ツールズ全サービスが一時的に利用できなくなりました。 株式会社サムライファクトリー:忍者ツールズ全サービスが表示不可となる障害につきまして お名前.com:忍者ツールズ全サービスが表示不可となる障害につきまして の虫: DNSの終焉が垣間見える、ぶっ飛んでて危険すぎるお名前.comの検閲事件 その理由として、株式会社サムライファクトリー(忍者ツールズ)のプレスリリースには以下のようにあります。 忍者ツールズのサービスを利用したユーザーサイトの一部に、お名前.comの約款に抵触するサイトがあり、お名前.comへのお問い合わせが複数あったため、約款に基づきお名前.comでは一時的にドメインの停止措置をとる対応を行いました 個人的な感想としては、忍者ツールズのドメイン停止措置事件は今までにない新しいタイプのものであると思いました。 まず、お名前.comとninja.co.jpに関して

  • トップレベルドメイン大幅増加へ、ICANNが申請リスト公開:Geekなぺーじ

    ICANNが、新gTLDとして申請されたトップレベルドメインに関する情報を公開しました。 申請されたトップレベルドメイン数は1930、申請を行った組織は751でした。 全ての申請が通るわけではないのですが、これまで数年で数個程度しか増えて来なかったgTLDが大幅に増加することはほぼ確実です。 なお、ICANNでの審査費用は18万5千ドル(1ドル90円と考えると1665万円)です。 gTLDを取得した後にも、運用のために各種費用がかかります。 四半期ごとに6250米ドルの固定手数料および、その後のドメイン登録および更新ごとに発生する取引手数料0.20米ドルの2種類の手数料がかかります。 ICANN: Reveal Day 13 June 2012 - New gTLD Applied-For Strings AppleAPPLEGoogleGOOGLEMicrosoftがMICROS

    itboy
    itboy 2012/06/14
    こんだけ承認されたらどんだけカオスになるんだろ・・・
  • Wikipediaなど18日に停止 SOPA/PIPA抗議で:Geekなぺーじ

    追記:抗議活動の背景を知りたい方は「著作権者団体とWeb 2.0的IT企業の対立 なぜWikipediaは停止するのか-SOPA抗議活動をひもとく」という記事を書いたので、そちらをご覧下さい。 米国時間1月18日に英語WikipediaやRedditなど様々なサイトが、「内容がネット検閲である」と非難されている米国のオンライン海賊行為禁止法案に抗議してWebを停止します。 英語Wikipediaは24時間、その他多くのサイトは12時間の停止を予定しています。 英語Wikipediaなどを調査等で利用される方々はご注意下さい(日語版Wikipediaは停止しません)。 Wikipedia Press Release: English Wikipedia to go dark January 18 in opposition to SOPA/PIPA 1月18日は「SOPA Black

    itboy
    itboy 2012/01/17
    Twitpicとかも止まるんだ
  • フリーランスにとっての無駄足:Geekなぺーじ

    「色々と聞きたいことがあるので、とりあえず一度ミーティングをしましょう」と言われて呼ばれることがあるのですが、散々色々と質問して情報を得たうえで、二度と連絡をして来ないという事例にチラホラ遭遇します。 ひどいときには「次に会うと面白い人を紹介して下さい」と最後に言われたりします。 無報酬で呼び出しといて、散々情報を引き出そうとしたうえでそれはないだろうと。 大企業にこういうパターンが多いです。 事例としては、オンラインでの情報発信の方法やソーシャルメディアマーケティングに関連する相談であったり、ネットワーク構築だったり、ソフトウェア設計の相談だったり色々です。 最初から「とりあえずミーティングの報酬」という感じで割り切って誘って頂ける場合は良いのですが、先方が全く悪気がなく「いや、一度会って話をしたかったんです」という感じで単に時間だけ消費されたうえで何も生まれないと脱力感があります。 (

  • ステルスマーケティング的なクチコミについて:Geekなぺーじ

    Web2.0的なCGMが登場してから、もうすぐ10年ぐらいが経過しそうですが、その派生として話題になることが多かったネット上の「クチコミ」がステルスマーケティングの温床となっている気が最近しています。 ここ数日、ステルスマーケティングを短縮した単語である「ステマ」というキーワードがGoogle Trendで「急上昇キーワード」として登場したりしています。 そんななか、日経新聞に「べログ」での「やらせ投稿」に関しての記事が掲載され、ステルスマーケティング的な手法に関しての話題がさらに増えています。 日経済新聞:「べログ」にやらせ投稿 カカクコムが法的措置も 39業者特定 飲ランキング上げる狙い で、ここで書こうと思っているのは、ステルスマーケティング全般の話ではなく、そのサブセットである「クチコミ」に関してです。 ステルスマーケティングと関連してネットにおける「クチコミ」に関しての

  • ソーシャルメディアが急激に衰退する可能性:Geekなぺーじ

    ソーシャルメディアを急激に衰退させる可能性があると指摘されている法案SOPA(Stop Online Piracy Act)が、米国で通りそうな雰囲気になりつつあります(そもそもインターネット全体に影響を与えるという意見もありますが、今回はソーシャルメディアに絞って書いています)。 SOPAは、今年10月に米国下院で紹介されましたが、おおまかな特徴として以下のようなものがあります(上院では似たような内容であるPROTECT IP Actがあります)。 著作権侵害コンテンツを含むサイトへのアクセス遮断をISPに命令できる(DNSブロッキングなどによってISPが通信を遮断するようになる) 著作権侵害コンテンツへの資金提供を停止させる(GoogleなどのAdネットワークや、PayPalやVisaなどに対して、著作権侵害コンテンツを含むサイトとの取引停止命令を出せるようになる) 検索エンジンの検索

  • なぜ「DNSの浸透」は問題視されるのか:Geekなぺーじ

    DNSの浸透」という表現が結構よく使われています。 DNSに設定された情報を更新したけれど、その結果がなかなか反映されずに誰かに相談すると「DNSの浸透には時間がかかります」と説明されて納得してしまうという事例が多いようです。 しかし、うまく準備を行えば、実際の切り替え処理は、いつ完了するのかが不明な「DNSの浸透」を待つのではなく、事前に計画した時間通りに完了させることが可能です。 さらに、来であればDNS情報の設定者(ゾーン情報の設定者)は、いつまでに世界中のキャッシュが更新されるかを知ることができる環境にあり、それ以降も更新がされていなければ「何かがおかしい」とわかるはずです。 DNSにおける設定内容(DNSのリソースレコード)には、その情報をキャッシュとして保持し続けても良い期間であるTTL(Time To Live)という要素がありますが、TTLはDNS情報設定者が自分で設定

  • 「魔法の数字8.8.8.8」を検証する:Geekなぺーじ

    ここ数日、8.8.8.8や8.8.4.4というIPv4アドレスを持つGoogle Public DNSに関する話題が盛り上がっているのですが、多くの人が「よくわからないけど設定変更したら早い!」と言っているので、そこら辺の話を調査してみました。 昨日、Twitterとブログでtracerouteやdigによる調査協力のお願いを発信し、8.8.8.8へのtracerouteを37件、8.8.8.8とISP DNSへのtraceroute比較及びAkamaiキャッシュサーバへのtraceroute比較を21件、日各地及び海外のいくつかの地点からご協力頂けました(皆様ありがとうございました!)。 それらのデータをもとに、Google Public DNSを利用した場合の通信経路と、それによる遅延に関する検証を行いました。 Google Public DNSに対する私の感想 まず最初に。 調査前

    itboy
    itboy 2011/09/22
    結果として効果はほぼないと。
  • イランからGoogleへのSSL通信が傍受されていた疑い。CAから発行された偽証明書が原因:Geekなぺーじ

    多くのユーザがSSL通信(https)の中身を傍受されていた可能性があるようです。 今回、この問題が報告されたのはイラン国内からのGoogleへの通信を行った場合です。 約2ヶ月間にわたってイラン国内からのSSL通信で、検索結果、Gmailに含まれるメールの中身、その他情報が傍受されていたかも知れません。 EFF: Iranian Man-in-the-Middle Attack Against Google Demonstrates Dangerous Weakness of Certificate Authorities Google Online Security Blog: An update on attempted man-in-the-middle attacks 傍受の手法 来、暗号化されたSSL通信の傍受は困難です。 今回利用された方法はMan-In-The-Middl

  • Geekなぺーじ : IPv4アドレス枯渇。その意味と恐らくこれから起きること

    今のインターネットはIPバージョン4で動作していますが、そのIPv4で各機器を識別するためのIPv4アドレスが遂に事実上枯渇しました(参考)。 長年「枯渇する」と言われ続けていましたが、それが遂に現実の物となりました。 ここでは、IPv4アドレス枯渇とは何かと、それによって何が起きるのかを紹介します。 IPv4アドレス枯渇に関して、アナログ放送の停波と地デジへの移行や、原油枯渇と似たようなものであるような認識が多く見られますが、個人的にはIPv4アドレス枯渇後のIPv4アドレスのアナロジー(類比)としては相撲の親方株の方が近い気がしています。 まず、アナログ放送の停波と地デジへの移行ですが、アナログ放送は2011年7月に一斉に停止します。 しかし、IPv4アドレスの場合は、ある日突然IPv4が使えなくなるわけではなく、今まで使っているIPv4アドレスはそのまま使い続けられるという意味でアナ