ヨーロッパでは13世紀に入るまで、貨幣は基本的に1デナリウスに相当する重さ1.5g前後の小銀貨しかありませんでした。つまりソリドゥス銀貨もリブラ銀貨も無かったわけです。しかし、中世盛期、貨幣経済が盛り上がりを見せると共に、それまでの小額貨幣だけでは不都合になってきたために、新しい大型の銀貨が造られるようになります。 1202年、ヴェネツィアで最初に作られたこの銀貨はラテン語の「大きい」に由来してグロッソ銀貨と呼ばれます。このグロッソ銀貨を模倣して各国は大型銀貨を発行して行きます。フランスではグロ銀貨、イングランドではグロート銀貨、ドイツではグロッシェン銀貨と呼ばれる大型銀貨は各国で13世紀中に発行されることとなりました。 1253年にはこちらも北イタリアのフィレンツェで、中世最初の金貨であるフィオリーノ金貨が造られました。ヴェネツィアでもドゥカート金貨が発行され東地中海貿易の担い手となりま
ランダムVIP 最新コメント コメントランキング UUランキング 現在開催中/予定されている企画・祭[ID] 企画一覧>> 企画タイトル 読み込み中 作者 完全一致 タグ タグ一覧 セパレート 最近更新のない連載作品も表示する 53 件中 1 - 53 件 ジャンル タイトル 作者 〒 状態 更新 編集 ガバガバSF exit ケロヨン 〒 連載 2024-02-17 編集 復讐もの リベンジポルノリベンジ マンコマンコマンコ 〒 連載 2024-02-17 編集 和風ファンタジー 月夜見 わらべ 〒 連載 2024-02-16 編集 漫画をなんとなく描く 漫画描く練習とかリハビリとかあの頃とか 七篠 〒 連載 2024-02-15 編集 ラブコメオムニバス 愛の女神の神殿 ミルドマ 〒 連載 2024-02-14 編集 バレンタインデー バレンタインにショコラちゃん ゆめる 〒 連載 2
小堀桂一郎氏の編集になる『東京裁判 幻の弁護側資料』に、石橋湛山が極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)に提出した宣誓供述書と附属資料が掲載されていた。題名は「日本の工業化、侵略戦準備に非ず」と本では付されている。湛山は当時、東洋経済新報社長、大蔵大臣である。 戦後まもないころの石橋湛山の活動や彼の主張はこのブログでも全集未収録資料の発掘を含めて、かなり行ってきた(ここ、ここ、ここ、ここ、ここなどを参照)。 冒頭には石橋の自書になる経歴が書かれている。特に英文誌The oriental Economistについての自己評価は興味深い。 「英文(The Oriental Economist)を創刊主宰し、日本及東洋の経済事情を世界に紹介す。同紙は日本に於ける最も公正にして信頼すべき経済雑誌として発刊以来外国読者の間に名声を博し、昭和十六年太平洋戦争勃発し日本と西洋との通信途絶した後に於いても特
(前回から読む) メルケル政権は、「2022年末までに原子力発電所を全廃する」と決断するにあたって、次の2つの委員会に意見を求めた。 ・原子炉安全委員会(RSK) ・安全なエネルギー供給に関する倫理委員会 前回の当コラムでは、RSKが 鑑定書の中に「ドイツの原発には安全性に問題があるので、直ちに止めるべきだ」とは一行も書かなかったことをお伝えした。むしろRSKは「ドイツの原発は、航空機の墜落を除けば、比較的高い耐久性を持っている」と主張し、「福島の事故で得られた知見に照らすと、ドイツの原発では停電と洪水について、福島第一原発よりも高い安全措置が講じられている」と評価したのである。 日本の読者の皆さんの中には、「原子力のプロである技術者が原発の停止を勧告していないのに、なぜドイツ政府は脱原発に踏み切ったのだろう」と不思議に思われる方が多いかもしれない。 ドイツでも、RSKが、原発の危険性を指
ドイツは、福島第一原子力発電所の炉心溶融事故からわずか4カ月で、2022年末までに原子力発電所を完全に廃止することを盛り込んだ法案を連邦議会と参議院で通過させた。主要工業国の中で、日本の原発事故をきっかけに原発廃止の締切日を確定したのは、ドイツだけである。この国は、どのようなリスク判断に基づいて原子炉全廃に踏み切ったのか。 メルケル首相の「敗北宣言」 その背景を理解する上でカギとなるのが、アンゲラ・メルケル首相が2011年6月9日に連邦議会で行った演説である。メルケル首相は元々物理学者であり、原子力擁護派だった。 例えばドイツの原子力関連産業の団体「ドイツ原子力フォーラム」が2009年に創立50周年を祝う式典を開いた際、メルケル首相は主賓として出席。祝辞の中で「ドイツの未来を保証するためには、原子力エネルギーは必要だ」と述べ、原子力発電を重視する姿勢をはっきり打ち出していた。実際、2010
1). 「疎開」。先の大戦終結を学童疎開先で迎えた体験をしたお年寄りのなかには、よもや終戦66 年目にして「放射能疎開」などという事態に陥るとは夢にも思っていなかったと思う。 先日、NHK 総合の朝のニュースを見ていたら、世界的指揮者の佐渡裕さんが釜石市を訪問して、なんと子どもだけの弦楽オケによるチャリティーコンサートを避難所などで開いたことを報じてまして、つい見入ってしまった。なんでもきっかけは被災した女性からの手紙だったとかで、佐渡さん以外にも現地入りして「音楽の贈りもの」を届けに行った演奏家は多数、おられるとは思うけれども、佐渡さんの行為はほんとうにすばらしく、見ているこちらも感動した。いまもっとも音楽が必要とされているところへ音楽を届けることこそ、音楽で飯を食べている人の務めでもあるといつも考えているので。音楽はなにも高い金払って演奏会場だけで聴かせるべきものじゃないし、以前書いた
主 要 記 事 の 要 旨 ドイツの外国人問題 教育の視点から 木 戸 裕 ① 我が国に在留する外国人の数は、 国際化の 時代を反映して増加の一途をたどっている。 民族や文化の多様性が拡大するなかで、 外国 人教育への取組みが、 クローズアップされて いる。 ⑤ 生徒とドイツ人生徒を早い時期から統合して 教育する方式と、 基本的に両者を分離して教 育する方式がある。 前者が一般的となってい る。 ドイツでは、 基本法で 「宗教の自由」 を保 障するとともに、 公立学校における宗教教育 の実施を義務づけている。 その際、 イスラム 系教員のスカーフ使用や、 公立学校における イスラム教の授業設置などをめぐって、 さま ざまな相克がある。 ⑥ ドイツでは、 私立学校は、 「代替学校」 と 「補完学校」 という大きく2つのカテゴリー に分類される。 外国人学校の大部
呼びかけ 私たちの生活は、3.11を境に大きく変わった。私たちは、今まで当たり前だと思っていた日常を奪われた。天気の良い日に外に出る自由、風を感じる自由、そんなちっぽけな自由さえも奪われ、今は放射能に怯えた抑圧された日常を強制されている。 3.11以前は、何の問題もない社会だったのか。3.11以前から多くの社会問題があったし、抑圧される日常が強制されてきた仲間は大勢いた。私たちは一体何をしてきたのだろうか。他人事のように何もしてこなかったのかもしれないし、何も出来なかったのかもしれない。 しかし、3.11で私たちは気づいた。もう、政府やマスコミ、資本家の言いなりにはならないし、分断もされない。私たちは、抑圧された全ての仲間とつながり、共に闘うことを決意した。 私たちには、現実を変える力があるし、目の前には変えなきゃいけない現実がある。
26日の藤田さんのミュルダール研究についての会合でコメントするのでこれから数日は、その関連エントリーで。基本的に藤田さんの本と僕らの監修・訳したバーバーの『グンナー・ミュルダール』(これためになる本なのでぜひ一読を)についてのダブルでコメントの予定。 ところで藤田さんの業績で、根井雅弘編著『わかる現代経済学』に収録された「反主流の経済学」という一文がある。この本がでたときは、こんなおちゃらけエントリーを書いていたが(笑)、ちょっといまは藤田さんのところだけ真剣読み。 この「反主流の経済学」とは新古典派経済学に代表される主流経済学を批判する(といっても僕の私見だと日本では主流経済学が傍流で、反主流といわれるのが主流だけどね、あーしんど)異端の制度派経済学に対象を絞っている。 まずアメリカ制度学派の伝統として、ヴェブレン。主流派が人間の選択と行動を「単一の選好順序」によって決定していることに批
前回、フジテレビの韓流編成が多い件について「これは編成上、F2/F3がとれる番組にシフトした結果であり、安価でそこそこの視聴率を取るためである。」と書いた。 それについて、正直コメント全部読んでないけど批判をたくさんいただいた。 モデレートしてみる。 A、そうじゃなくて、他の部分が問題なんだ。 B、外国人の比率が高い。韓国に買われてんじゃないか? C、他の番組内で突然韓国を推すな。 D、公共の電波使った放送で、韓国を推すのはいかがなものか。 テレビはそういう商売じゃない。 順に整理していく。が、多分時間がかかる。 とりあえずAから順番に。 A,他の部分とは以下の通り。 1国旗国歌を放送しなかった。 2韓日戦と表記した。 3キムチ鍋が1位だった。 4特うまプルコギが1位だった。 5Karaメール 6サザエさんで韓国アイドルのポスターが貼ってあった。 7七夕の短冊が韓国のことが書いてあった。
「ストリートの人類学」という構想 関根康正(日本女子大学) 「今回のシンポジウムの狙いは、 「新たな都市文化の創造」という本 COE プログラムが追求してきた 課題を理論的に検討することにあります。具体的な検討課題として設定しているのは次の二点です。過 去の長期にわたる時代において、アジアの諸都市は、地理環境、人々の移動や交易、政治権力の形成な ど、それぞれの地域に特有な状況に影響を受けながら、多元的な文化を創り上げてきました。アジア諸 都市が蓄積してきた多元的な文化を比較史的な手法を用いて検討することが第1の課題です。第2に、 伝統的な都市文化の継承と活用です。現代のグローバリゼーションの広がりのなかで、都市を核とする アジア諸地域は西欧に起源する近代化との対決を迫られています。 過去の文化を継承してきたアジアの 諸都市はその文化資源を有効に活用して、 どのようにグローバリゼーションに
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