広島に原爆が投下されてから72年の6日、韓国では初めてとなる原爆資料館が、現在も多くの被爆者が住み「韓国のヒロシマ」とも呼ばれる南部のハプチョン(陜川)にオープンしました。 原爆資料館は、原爆の悲惨さを後世に伝えようと韓国では初めてハプチョンにオープンし、6日は被爆者や遺族などおよそ300人が出席して記念の式典が開かれました。資料館には早速多くの人が見学に訪れ、広島や長崎での原爆の被害の様子を再現した模型のほか、被爆者の所持品や手記などに見入っていました。 高校2年の男子生徒は「原爆について、これまで知らなかったことを申し訳ないと思いました。もっと多くの人が資料館に来てほしいです」と話していました。 資料館の運営担当者によりますと、韓国の被爆者は、終戦後の混乱で、家財を母国に持ち帰ることができず、被害の実態を伝える資料などが非常に少ないということで、今後、日本側に展示の面で協力を呼びかけて