中国・四川省の地震を引き起こした断層について、長さ約250キロにわたる断層が2段階にわけて動いたとする分析結果を筑波大の八木勇治准教授らが13日まとめた。 大きな断層のずれが相次いだことで、広い範囲に記録的な揺れを引き起こしたとみられている。 今回の地震は、四川省を北東―南西方向に走る断層帯(竜門山断層)の一部が動いて起きたとみられている。八木准教授の分析では、まず長さ約100キロ、幅約30キロの断層が最大で約7メートルずれ、続いて、その北東側で長さ約150キロ、幅約30キロの断層が4メートルずれた。阪神大震災を起こした断層は長さ約40キロで、今回はその6倍強になる。 地震開始から約50秒かけて最初の断層が動き、10秒後に2番目の断層が約60秒かけて動き、揺れは約2分間続いた可能性がある。 地表近くで最も大きくずれたため、被害の拡大につながった可能性があるという。震源近くでは地表に約7メー
平成20年5月12日 15時28分頃(日本時間、以下同じ)、中国四川省において、深さ約10kmを震源とするM 7.9の地震が発生しました。宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)では翌5月13日に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載のPALSAR(パルサー)*1により現地の緊急観測を実施しました。 図1は、平成20年5月13日12時41分頃に取得したPALSAR(パルサー)による広観測モード(ScanSARモードと呼ばれ、観測幅350km、分解能70mで観測するもの)の画像データです。観測時刻には雲がかかっておりましたが、レーダによる観測のため、天候に関係なく地震発生から24時間以内にデータを緊急取得することができました。JAXAでは国際災害チャータの要請に基づき、このデータを国際災害チャータへ提供しました。 震源地は山岳地域ではありますが、このように宇宙からでは一度に広範囲を観測するこ
中国・四川大地震の発生翌日の13日、北京五輪の聖火リレーは福建省竜岩で予定通り実施された。しかし、スタート時には犠牲者を悼む行事はまったくなく、インターネットには「われわれ中国人には良心のかけらもないのか」との批判や、「リレーはすぐ中止すべきだ」といった書き込みが多数、寄せられた。 竜岩でのリレーでは、第一走者の重量挙げ選手、張湘祥さんがメディアの取材に「リレーが被災者に元気をもたらすように」と答えたが、黙とうなどは行われなかった。 これに対しネットには「笑顔を浮かべる走者の姿は見ていられない」、「聖火リレーをやめ、節約したお金を救援活動に回すべきだ」と反発する声が集まった。(共同)【フォト特集】中国・四川省大地震」の話題
【北京=川越一、福島香織】12日午後2時28分(日本時間同3時28分)、中国南西部・四川省を震源とする大規模な地震が発生した。地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.8。中国国営新華社通信は、四川省綿陽市北川県の死者数が3000〜5000人に達するとみられると伝えた。胡錦濤国家主席は「国家を挙げて」救助活動に当たるよう指示し、被災地への救援隊の派遣を命じた。日本人に負傷者が出ているとの情報は寄せられていない。 米地質調査所(USGS)によると、震源は四川の省都・成都から北西に約159キロ離れた同省アバ・チベット族チャン族自治州●(=さんずいに文)川県で、震源の深さは約10キロ。 新華社通信は、成都の南東、約250キロの重慶市内の学校2校の校舎が倒壊し、4人の生徒が死亡したと速報した。また、震源から約100キロ離れた成都近郊の都江堰市の高校でも建物が倒壊、900人近い生徒が生き埋めになって
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く