概要: 2015年9月9日から10日にかけて、台風18号(温帯低気圧に変化)の影響により豪雨が発生し、栃木県、茨城県などを中心に各地で河川の氾濫や土砂災害が発生。 JAXAでは国土交通省からの要請に基づき、9月10日午前11時43分頃に「だいち2号」による観測を実施した。 この結果、浸水域と見られる領域が複数見られた。 2015年9月9日から10日にかけて、台風18号(温帯低気圧に変化)の影響により豪雨が発生し、栃木県、茨城県などを中心に各地で河川の氾濫や土砂災害などの被害が発生しました。JAXAでは国土交通省からの要請に基づき、9月10日午前11時43分頃に「だいち2号」(ALOS-2)搭載のパルサー2(PALSAR-2)による緊急観測を実施し、国土交通省など防災関係機関にデータを提供しました。図1に今回のPALSAR-2による観測範囲を示します。 図2~3には、2015年9月10日午前
【重要なお知らせ】このページは過去に公開された情報のアーカイブページです。更新を終了しているため、リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。 最新情報については、新サイト Earth-graphy (earth.jaxa.jp) をご利用ください。
概要: ミャンマーで発生している洪水について、JAXAは2015年7月22日から継続的に「だいち2号」による観測を実施している。 広域観測モードの観測により浸水域を検出し、広範囲にわたる被災状況を把握した。 高分解能モードの観測により、サガイン地区、マンダレー地区、シャン州、バゴー地区、チン州、モン州などにおける被災状況をより高い解像度で把握した。 ミャンマーで2015年7月下旬から発生している洪水について、JAXAはセンチネル・アジアおよび国際災害チャータを通じた現地機関からの要請に基づき、7月22日から継続的に「だいち2号」(ALOS-2)搭載の合成開口レーダ、パルサー2(PALSAR-2)による観測を行い、データを現地の防災機関(Myanmar Peace CenterおよびMyanmar Earthquake Committee)に提供しました。 また、データの提供と併せて、JAX
干渉SAR解析について 「だいち(ALOS)」搭載PALSARや「だいち2号(ALOS-2)」搭載PALSAR-2などのSAR(合成開口レーダ)は、2回の観測データの差をとることにより地表の変位(地面がどれだけ動いたか)を測定できます。このような解析方法を干渉(かんしょう)SAR解析(またはインターフェロメトリ、InSAR)と呼びます。 地震の前後に取得された2回の観測データで干渉SAR解析を行うと、地震に伴う地殻変動を面的に可視化でき、断層の位置や動きの推定、今後の地震の危険性の予測などに役立ちます(図1)。火山活動においても、地表の変位から地下のマグマだまりの位置や動態を推定することができ、今後の火山活動の予測に役立てることができます(図2)。そのほか、地すべりや地盤沈下、極圏の氷河の移動などによる変位が測定された事例もあります。 なお、干渉SAR解析では、観測条件や解析方法によっては
(2015年6月2日更新) 概要: 「だいち2号」搭載PALSAR-2(パルサー2)により2015年5月29日、6月1日に口永良部島の観測を実施した。 噴火によると見られる火口の地形の変化が認められた。 火口の周辺部でも、降灰や火砕流などによる地表の状態の変化が見られる。 5月29日午前10時頃(日本時間、以下同じ)に爆発的な噴火が発生した口永良部島新岳について、JAXAは、内閣府、気象庁、国交省九州地整等政府関係機関からの要請により、同日12時54分頃に「だいち2号」(ALOS-2)による緊急観測を行い、データを提供しました。 JAXAは内閣府との協定に基づき、日本国内で災害が発生した場合、災害状況の把握を目的として「だいち2号」の観測データを防災関係機関に提供する取り決めを結んでおり、今回の緊急観測もそれに基づいて行われました。 なお、防災関係機関へのデータの提供に併せて、JAXA地球
概要: 地震前後のだいち2号 PALSAR-2データを用いて、カトマンズ周辺の地殻変動分布を観測した。 地殻変動は南北100 km以上の範囲に広がり、カトマンズ中心部では約1 mの変位が観測された。 カトマンズ周辺では局所的に大きな変位が見られる箇所があり、こうした場所では地盤沈下が発生した可能性がある。 さらに詳細な解析を行った結果、地震で損傷を受けた可能性のある建物や道路を含むエリアが検出された。 2015年4月25日(現地時刻)に発生したネパールの地震について、宇宙航空研究開発機構 (以下、JAXA) は、センチネル・アジアや国際災害チャータ等の緊急観測要請に基づき、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2)搭載のLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2; パルサー2)による観測を実施しています。 今回、地震後(2015年5月2日)と地震前(2015年2月21日)に取得されたデー
概要: 「だいち2号」でネパール東部を観測し、地震による地殻変動の抽出を試みた。 地殻変動が、震源から東南東約170kmにまでおよんだことを検知した。 断層付近の南側では衛星へ近づく向き、北側では遠ざかる向きの変動が検知された。 2015年4月25日 (現地時刻) にネパールで発生した地震について、宇宙航空研究開発機構 (以下、JAXA) はセンチネル・アジアや国際災害チャータ等の緊急観測要請に基づき、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2) 搭載のLバンド合成開口レーダ (PALSAR-2;パルサー2) による観測を実施しています。 今回は、地震後(4月28日)および地震前(3月31日)に観測された広域観測モード(観測幅350km)のデータを干渉解析し、地震に伴う地殻変動の検出を試みました。PALSAR-2では新たに、毎回の観測のタイミングを高精度に合わせることで広域観測モードにも
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だいち2号による昭和基地近辺の海氷状況観測について 情報・システム研究機構国立極地研究所(以下、「国立極地研究所」)と独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」)は、南極観測船「しらせ」の昭和基地沖への接岸に向けて最適な航路を選択するため、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(以下、「ALOS-2」)を活用することで合意し、観測を開始いたしました。 ALOS-2に搭載されたLバンド合成開口レーダー「PALSAR-2」は、天候に左右されず、南極海における海氷の状況を計画的に観測することが可能です。また、高度な解析を加えることにより、海氷が比較的航行容易な一年氷か、多くの困難を伴う多年氷かをある程度識別することができます。 まず「しらせ」の接近に先立ち、11月27,28日に観測を行いました(図1)。氷海突入時期の12月中旬にも、同様の観測を行う予定です。 「しらせ」の接岸は、観測計画の
* menu * JAXA Let's SAR - JAXA Let's SAR - PALSARモザイクデータセット等の合成開口レーダ画像を用いて、森林分類、変化抽出などを行うツールです。より多くの方にSAR(合成開口レーダ)のデータを体験していただき、活用していただくことを目的としています。 New! Let's SAR ver. 1.1, 2016/02/01 (zip圧縮ファイル / 325MB) ツール、説明書、SARデータの講習会資料が含まれます。現在、下記の2種類の機能を提供しています: LUC(Land Use/cover Classification): オブジェクトベースでの機械学習による画像分類ツールです。 Gamma-zero change: 2時期の後方散乱係数の違いを計算し、森林伐採などの変化を抽出します。 対応OSは、Microsoft Windows 7/8
2014年イベント 地球観測センター 施設一般公開開催報告 11月8日(土)の地球観測センター施設一般公開では、880名のお客様にご来場いただきました。今回の特別イベントとなる「だいち2号に写ろう!」では、地球観測センターのグラウンドに「H」の人文字を作り、それを地球観測衛星「だいち2号」で撮影するという大実験に挑戦しました。 「だいち2号」は普通の写真と違ってレーダで撮影するため、お客様には専用の反射板の工作や人間反射板となって実験に参加していただきました。そして、実験から約2時間後、できあがった画像には見事に「H」が写っていました!!当日は、講演会や画像コーナーでご紹介し、ご参加いただいた方はもちろん、職員も大喜びでした。 その他にも、かさ袋ロケット作り、クイズラリーなど楽しんでいただきました。 ご来場いただきありがとうございました!
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、2014年5月24日に打ち上げた陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の初期機能確認試験・各センサの校正・検証作業を実施中です。同衛星の観測データは、災害発生時の状況把握や森林伐採の監視、オホーツクや極域の海氷観測などに貢献することが期待されています。 これまで4回に渡り「だいち2号」に搭載されたLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)※1により、初期機能確認期間中に取得された画像の一部を公開しました。PALSAR-2の画像は様々な応用が考えられていますが、今回はPALSAR-2による船舶検出事例について紹介します。 東京湾の観測結果 シンガポール海峡の観測結果 紀伊半島沖の観測結果 船舶自動検出結果 紹介する各観測画像は、「だいち2号」 (ALOS-2) に搭載されたLバンド合成開口レーダ (PALSAR-2) の試験電波発射により取得
熱帯降雨観測(TRMM)衛星のミッション終了時期の見通しについて 日米共同ミッションとして、JAXAの降水レーダ(PR)を搭載した熱帯降雨観測(TRMM)衛星について、本衛星の運用を行う米航空宇宙局(NASA)による最新の軌道降下解析の結果、平成27年4月頃に観測下限高度(335km)に達する見込みとなりました。なお、本件につきましては、NASAのウェブサイト上でも同日付で公表されます。 TRMM衛星は設計寿命の3年2ヶ月を大きく上回る17年目の運用に入っていましたが、本年7月に燃料の枯渇により軌道高度の維持を行わない状況となっており、10月5日にはPRが観測できなくなる高度(392.5km)に達したため、JAXAは10月7日にPRの後期運用を終了しました。 TRMM衛星の運用は、その後もNASAにより継続されてきましたが、NASAの最新の解析によると、当初の軌道高度(約350km、再びP
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、現在、2014年5月24日に打ち上げた陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の初期機能確認試験・各センサの校正・検証作業を実施中です。同衛星の観測データは、災害発生時の状況把握や森林伐採の監視、オホーツクや極域の海氷観測などに貢献することが期待されています。 今後は随時、「だいち2号」に搭載されたLバンド合成開口レーダ (PALSAR-2)※により、初期機能確認期間中に取得された画像の一部を紹介します。今回は、2014年8月9日から9月11日(UT(世界時)、以下同じ)にかけて、高分解能[10m]モードおよび広域観測モードで観測されたアイスランドの紹介です。 「だいち2号」観測データの品質を向上させるため、今後も引き続き校正・検証を行っていきます。観測データの一般利用者への提供は11月下旬を予定しています。 ※PALSAR-2は、地殻変動や
平成26年10月9日 宇宙航空研究開発機構 地球観測衛星がとらえた平成26年台風19号 地球観測研究センターでは、台風19号を継続的に観測しています。 最新降水量観測情報はこちら→EORC台風速報 19W(台風19号_VONGFONG) ◇10月9日観測 ■降水量 観測日時:2014年10月09日11:49(台風付近、日本時間) 観測衛星/センサ:GPM主衛星/GMI 色が付いているところがセンサの観測範囲を示します。色が赤くなるほど、雨が強いことを示します。この時間台風は沖縄の南海上にあります。図中左上の白い点は、沖縄諸島及び宮古、八重山列島です。広い範囲で強い雨が降っています。 観測日時:2014年10月09日08:27(台風付近、日本時間) 観測衛星/センサ:TRMM/TMI(マイクロ波放射計) 色が付いているところがセンサの観測範囲を示します。色が赤くなるほど、
TRMM/PR後期運用終了について 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成26年10月7日(世界標準時)を以って、熱帯降雨観測(TRMM)衛星搭載降雨レーダ(PR)観測の後期運用を終了いたしましたので、お知らせいたします。今後は、本年2月28日に打ち上げた全球降水観測(GPM)計画主衛星搭載二周波降水レーダ(DPR)により衛星搭載降水レーダの観測を継続します。 TRMMは、平成9年11月28日に種子島宇宙センターからH-IIロケット6号機により打ち上げ、平成13年1月31日で定常運用段階を完了し、後期運用段階へ移行しました。平成13年8月に軌道高度を350kmから402.5kmに変更し、現在、設計寿命3年2ヶ月を大きく上回る17年目の運用に入っていました。 しかし、平成26年7月8日に実施した軌道高度維持の際、燃料タンク圧力の急激な減少が確認され、米航空宇宙局(NASA)より軌道維持のた
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