インターネット上で犯罪予告をしたとして男性2人が逮捕後に釈放された問題で、2人に遠隔操作ウイルスを仕込んだとみられる人物が、ネット上の掲示板「2ちゃんねる」を常時監視していた疑いが強いことが、捜査関係者への取材で分かった。2人が掲示板に画像編集ソフトなどを求める書き込みをした直後に、ウイルスが入ったソフトが作成され、掲示板に提供されていたという。 捜査関係者によると、大阪府のアニメ演出家の北村真咲被告(43)は7月26日午後7時1分ごろ、掲示板の「こんなソフトありませんか」という書き込み欄に、「英単語を覚えたい」と記載し、タイマー機能があるソフトを求めた。ウイルス作成者とみられる人物は翌27日午後1時21分ごろ、第三者に依頼し、この書き込み欄にタイマーソフトの張り付けを代行させたとみられる。北村さんは掲示板経由で、このソフトをダウンロードして感染した。一方、津市の無職男性(28)は9月9日