米航空宇宙局(NASA)は2020年代に目指す小惑星の有人探査について、無人探査機で岩石を採取して月の近くに運び、飛行士が調査する新たな計画を発表した。 無人探査機は20年に地球を出発。小惑星表面にある数メートルの岩石をロボットアームで採取した後、月の近くに移動する。この場所に20年代半ばに飛行士2人が宇宙船「オリオン」で到着し、岩石を調べて破片を回収する。太陽系形成史の解明や、小惑星の資源を将来、採掘するための情報が得られると期待される。 30年代の実現を目指す有人火星飛行の技術を獲得するため、オリオンと探査機の結合や、新型の宇宙服を使った船外活動なども計画している。 NASAはこれまで、無人探査機で直径7~10メートルの小惑星を丸ごと捕捉し、月の近くまで運ぶとしていたが、岩石だけを運ぶ方法に変更した。目標となる小惑星として、日本の探査機はやぶさが探査した「イトカワ」を含む複数の候補を挙
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、4月1日付けで組織改正を実施した。政策的な枠組みに対応するとともに、政策的な枠組みの中で決められた役割を効果的、効率的に進めるのが目的。 今回の組織改革では「研究開発」という大きな柱を1本立てる。これまで宇宙輸送ミッション本部、衛星利用ミッション本部の各本部にそれぞれ研究開発機能があったが、これを改めて、宇宙輸送ミッション本部、衛星利用ミッション本部の研究開発機能を集約し、これまで併任としていた研究開発部門の担当理事に専任の理事を置く。プロジェクト対応と研究開発機能という2階層に組織を改正する。 また、本社に「ミッション企画部」を設ける。従来は、各本部で新たなプロジェクトを検討していたが、プロジェクトを作成して提案する機能を本社に新設するミッション企画部に一括して統合する。JAXAでは、衛星と輸送系二つの研究開発を行っている。今後は、ミッション企画を全社
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く