能代で自作ロケット打ち上げ 秋田大宇宙開発研 ※写真クリックで拡大表示します 秋田大の秋田宇宙開発研究所が打ち上げたロケット 秋田大の秋田宇宙開発研究所(所長・和田豊秋田大講師)は27日、能代市の落合浜海水浴場跡地で、自作した気象観測ロケットの打ち上げ実験を行った。ロケットは上空約1500メートルまで上昇、昨年10月に行った前回実験の約3倍の高度に達した。搭載した観測機器も正常に作動した。 ロケットは長さ1・8メートル、直径15センチ、重さ13キロ。樹脂燃料と酸化剤を反応させて推進力を得る仕組みで、前回の約3倍の酸化剤を使った。能代市の企業が開発した通信機器も搭載した。 同研究所はPM2・5や放射性物質、黄砂の観測などを目的に、2017年をめどに高度60キロに到達するロケットを打ち上げる計画。