宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームが20日夜、超高層大気の様子を調べるために鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から観測ロケット2基を打ち上げ、上空で放出した蒸気が月明かりで光る「宇宙花火」と呼ばれる現象が西日本で観測された。徳島県内でも肉眼で確認でき、徳島海南天文台の丸岡一洋さん(53)=海陽町大里=が撮影に成功した。 打ち上げられたロケットは、上空で白く光るトリメチルアルミニウム(TMA)を載せたS-310-42号機と、赤く光るリチウムを載せたS-520-27号機。 20日午後11時に発射されたS-310-42は、海陽町から約500キロ離れた太平洋上の高度80キロでTMA蒸気を放出し、同町の大里松原海岸から南西の夜空に筋状の白い雲が約10秒間現れた。11時57分にはS-520-27が続けて発射されたが、同町上空は薄雲に覆われ、リチウムの赤い光は確認できなかった。 同様の実験は
2010年6月、オーストラリアの砂漠に落下した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ」。世界に驚きと感動をもたらした帰還劇の舞台裏で、東みよし町足代にある機械メーカーの工場が開発・製造した機器が一役買っていたことが分かった。開発担当者らは「まさか、あの有名なはやぶさの役に立てたとは」と喜んでいる。 この機器を製造したのは、大阪府豊中市に本社のある富士インパルスの三好工場。同工場は1991年の開設以来、食品などが入った袋の取り出し口部分を熱と圧力で密封する「シーラー」を製造。このうち、2008年から市販された製品「ハンディシーラー」がはやぶさのカプセル回収に使われた。 落下したカプセルは、砂漠内にある拠点施設で厳重に梱包(こんぽう)され、日本に輸送された。梱包の際、外気との接触を避けるために窒素で満たされた特殊な袋に入れられており、製品はこの密封作業に使われた。 工場
徳島大学は22日、モンゴル健康科学大学と共同で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の超高速インターネット衛星「きずな」を用いた遠隔地通信実験を始める。通信が困難な地域で、遠隔医療や教育支援が可能かどうか4日間かけて検証する。「きずな」を用いた国内外の大学の共同実験は初めて。 徳大大学院ヘルスバイオサイエンス研究部によると、衛星回線を使い中継基地を通じてモンゴル健康科学大との間にデータの送受信ルートを開設。徳大が開発した人体構造が学べるインターネット活用型ソフトをモンゴル大で利用できるようにするほか、テレビ会議も予定している。徳大の教員や国連アジア太平洋統計研修所の職員による講演もある。 今後、医療情報などを交換することも考慮し、VPNと呼ばれる暗号化技術を使い、データをやりとりする。きずなを用いた実験で、VPN方式の暗号化技術を利用するのは徳大が初めて。 実験はインフラ整備が進んでいな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く