国際宇宙ステーションで日本人初の長期滞在に入った若田光一さん。滞在中に若田さんが取り組む実験として、高槻市立土室(はむろ)小(坂田章子校長、843人)の児童10人のアイデアが選ばれた。「人が乗る“魔法のじゅうたん”ができるかな」など無重力下でのユニークな実験の結果に、児童らは興味津々。指導に当たった教諭らも「科学への関心を養うきっかけになれば」と期待を寄せている。 (山澤義徳) 公募は昨秋、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施。全国から1597件の応募があり、16テーマ82人を採用した。 同校の理科担当、中川沙矢佳教諭(27)は5、6年生の授業で平成4年に飛び立った毛利衛さんの宇宙での映像を紹介し、アイデア作りを呼びかけた。「生の映像はインパクト抜群。子供たちは、球状になった水が空中を漂う様子などに食い入っていた」という。 その結果「宇宙でヨーヨーはできるか」、「バック転や側転をしたらど