東レは衣料など商品の在庫管理などに使うICタグを、1枚2円以下と従来の5分の1程度のコストで生産できる技術を開発した。情報などを記録する集積回路を特殊な素材で直接印刷し、生産工程を大幅に減らせる。ICタグはあらゆるモノがネットにつながる「IoT」にとって重要な部品だ。価格が大幅に下がり、関連サービスの普及を後押しすることになる。東レは2022年度にもICタグ事業に参入する。ICタグはICチップ
知ってるようで知らないTeXの世界 自分の人生より歴史あるソフトウェア開発をマネジメントする技術 アルゴリズムに関する大著『The Art of Computer Programming』のため、ドナルド・クヌース先生が組版システム「TeX」を発表して41年。その開発は世界中で活発に続いています。日本語TeX開発コミュニティやTeX Liveチームで活動する20代のエンジニア山下弘展(aminophen)さんに、自分より1.6倍も長生きなソフトウェアをメンテナンスする技術について聞きました。 数式がきれいに組めることで広く知られているTEXTEX(以下、TeXと表記)は、誕生から40年を超える自動組版システムです。 学生時代にレポートや論文でTeXを使ったことがある人も少なくないでしょう。技術系の同人誌でページの見栄えを改善すべく、Re:VIEWなど書籍執筆支援システムの背後で動くTeXに
先日ブログを書いたら大いに炎上した。いろんな方がいろんなブログを書かれていたようだ。しかし、私は一切読んでいない。なぜならそこに関心がないからだ。ウォータフォール vs アジャイルの比較は私の関心ではなく、私の関心は「どうやったらソフトウェアに関する新しい考えや技術が、日本でも早く導入されるようになるか」だからだ。人生は短い。自分の時間配分は自分で決めているので 申し訳ないが、今後も読まないだろう。自分の人生は自分で決めるのだから。 simplearchitect.hatenablog.com 実は、この炎上の過程でいろんな仮説を考えることができた。なぜ、日本のソフトウェア産業は、海外に大きく後れを取ってしまっているのか?どうすれば、進化する手助けができるのだろうか? 自分の現在の仮説はマインドセット、つまり「考え方」が根本的な原因ではないか?という気がしてきた。 私が最近研究しているのは
ペットボトルや缶容器に入った液体の危険物をほぼ瞬時に検知できる小型の装置を、大阪大の糸崎秀夫教授らが開発した。可燃物だけでなく爆発物も検知できるため、テロ対策に効果があるという。成田空港の国際線での実験が終わり、民間企業と協力して来春の発売をめざしている。 2本のポールの間を通る光にボトルをかざすと、ランプが赤か緑に点灯して判定結果がわかる。結果は携帯型のモニターにも表示される。水などの通常の液体は1秒以内、特殊な液体も5秒で検知でき、どこにでも設置できる。 液体が吸収する光の特徴を調べ、あらかじめ登録しておいたデータベースと照合して成分を特定するしくみ。アルミ缶などの不透明なボトルは、表面をセンサーに触れさせる別の方法で判定する。検知率などの性能は世界標準である欧州民間航空会議の基準を満たし、成田空港での1カ月間の試験運用で実用レベルにあることを確かめた。 世界の空港で使われている爆発物
青色レーザーダイオードを実現した赤崎先生、天野先生、中村修二さんがノーベル賞を受賞されました。本当におめでとうございます。 特に中村修二さんは企業(日亜化学)での仕事で受賞したわけですから、私は中村さんよりも下の世代ですが、企業で技術者だった私は大変勇気づけられました。 大変失礼な言い方をすると、赤崎先生は偉すぎて雲の上の存在ですが、中村修二さんならひょっとしたら自分もなれるかもと、企業などで実用研究をしている技術者にも思われるところがあるのが、今回のノーベル賞は良いですね。 また実は私は学部、修士の時に青色レーザーに関連する研究をしていたので、昔(学生時代)を思い出して感慨もひとしおです。 当時は青色レーザーを目指して、今回受賞したGaNとZnSeが激しく競争。いずれの陣営も日本の企業・大学が中心で、「日本を制したものが世界を制する」という、日本の黄金期でした。 私は「負け組」であるZn
スズキの湖西工場で生産される軽自動車「ワゴンR スティングレー」。すべて国内で生産される軽は空洞化阻止の切り札だ=静岡県湖西市(写真:産経新聞) 日本人好みの機能を搭載し、世界標準と異なる通信方式の日本の携帯電話は、独自の生態系を持つガラパゴス諸島になぞらえ、ガラパゴス携帯と呼ばれた。今、このガラケーに代わり、「ガラパゴス自動車」が日本の産業再生のキーワードになろうとしている。小さな車体にたくさんの技術が詰まった軽自動車だ。 「一定の制約の下で挑戦したからこそ、技術力は向上した。技術屋から見たら、軽自動車は芸術品だ」。軽を代表するメーカー、スズキの鈴木修会長兼社長が力説する。 軽は自動車税が低く抑えられるなど税制面で優遇される一方、車の大きさを長さ3・4メートル、幅が1・48メートル、高さ2メートル以下、排気量を660cc以下にしなければいけない決まりがある。その中で、いかに顧客に室内
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く