タグ

社会とBookに関するja_bra_af_cuのブックマーク (35)

  • 中公新書『就職氷河期世代』が出ます|近藤絢子

    書店に並ぶのは10/21ごろみたいです。 というわけで、その宣伝&関連する論文やコラムなどの紹介をしたいと思います! の話目新しい指摘は詳しい内容は冒頭にリンクを貼った出版社サイトの目次をみていただくとして、とりあえず類書にない目新しい指摘は 2000年代半ばの「回復期」に卒業した世代は全然「回復」してなくてむしろ「就職氷河期」の最初のほうがマシだった(第1章・第4章) 氷河期どん底世代は実は団塊ジュニア世代より子供を多く生んでいた!(第2章) の2点だと著者は思ってます。 あと、これはすでに他の人たちもさんざん指摘していることですが、やっぱり不安定雇用・低い収入のまま中高年に達した人が一定数いて、社会から孤立している無業者も若い世代ほど増えていて、すでにやばいけどこれ以上放置したらさらにやばいですよ、ということも改めて統計データに基づいて指摘しています。 データで裏を取ることにこだわり

    中公新書『就職氷河期世代』が出ます|近藤絢子
  • 後進国日本の姿『絶望の林業』

  • セックスロボットは「悪」なのか: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    白いシャツと眼鏡だけの、女性の人形がある。 肌の質感は生きている人そのもので、温かい。シャツを脱がすと、透き通るような白い肌(色は選べる)と、豊満な胸があらわれる(大きさは選べる)。 瞳を見つめると、視線を合わせてくる(オプション)。話しかけると反応し、見事なクイーンズ・イングリッシュで返事をする(オプション)。20種類の基人格を元に、利用者との会話を記憶し、学習して応答するAIが組み込まれている(オプション)。 ボディに埋め込まれたセンサーにより、自身の体勢や利用者との位置関係、動きを把握する。把握した内容により、体温を上げたり、適切なタイミングで声を上げることができる。重要なパーツはボディから取り外し可能で、水洗いができる。 ロボット工学と人工知能を集大成した特注品で、5万ドル(650万円)になる。 セックスロボットと人造肉 『セックスロボットと人造肉』の著者ジェニー・クリーマンは、

    セックスロボットは「悪」なのか: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • なぜ「経済的に恵まれない人」が「新自由主義を支持する」のか? 社会心理学が明らかにしたこと(北村 英哉) @gendai_biz

    自分にとって抑圧的な環境、不都合な状況なはずなのに、なぜかそこに適応してしまう。こうした態度を「自発的隷従」と呼ぶことがある。こうした自発的隷従のような態度について、社会心理学の見地から分析した、ジョン・ジョスト『システム正当化理論』(ちとせプレス)が刊行された。訳者の一人である東洋大学教授の北村英哉氏がその読みどころを解説する。 なぜ政権党は勝ち続けるのか? まさに今の時代に合っている。ジョン・ジョストが提唱する「システム正当化理論」、そんな風に考えた。この理論は、「なぜだか現状維持に走ってしまう人々」の生の現実的な姿をつかむことに長けている。 システム正当化理論は、社会心理学の理論である。これまでの社会心理学の理論では、多くの場合、人々は自分自身が属する内集団を好み、自集団の有利を期待し、その利得に合致する方向で行動するものだとされていた。しかし、システム正当化理論は、こうした従来の理

    なぜ「経済的に恵まれない人」が「新自由主義を支持する」のか? 社会心理学が明らかにしたこと(北村 英哉) @gendai_biz
  • 書評 「不平等の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    不平等の進化的起源: 性差と差別の進化ゲーム 作者:ケイリン・オコナー大月書店Amazon 書は,科学哲学者でありかつ進化ゲーム理論家であるケイリン・オコナーによる進化ゲームの均衡解として(差別的偏見がなかったとしても)社会的カテゴリー間の不平等をもたらす慣習や規範が創発しうることを丁寧に論じたである.社会的カテゴリーとしては特にジェンダーが大きく取り上げられているが,人種や宗教などにも当てはまる議論になっている.原題は「The Origins of Unfairness: Social Categories and Cultural Evolution」. 序章で各章の概略と文化進化の簡単な解説(文化進化の存在は書において進化ゲームを用いる基礎的な前提になる)をおいた後に論に入る. 第1部 社会的強調による不平等の進化 第1章 ジェンダー,協調問題,協調ゲーム 最初のジェンダーと

    書評 「不平等の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2022/01/05
    “進化ゲームの均衡解として(差別的偏見がなかったとしても)社会的カテゴリー間の不平等をもたらす慣習や規範が創発しうることを丁寧に論じた本で”
  • 劣化『専門知は、もういらないのか 無知礼賛と民主主義』

  • 承認欲求を否定しながら、刺激する社会をいかに生きるかー「ダイエット幻想」に込めた挑戦|磯野真穂|人類学者

    今年の6月22日、私は『ダイエット幻想』の終章を書き終わり、5日後の6月27日に『急に具合が悪くなる』の最終便を宮野さんに託しました。 私はこの二つのを同時並行で書いていました。 でも、だからこそ、宮野さんへの最後の書簡は、『ダイエット幻想』を書き終えた状態で、書簡にだけ全力を投じられる状態で書きたかった。 『急に具合が悪くなる』は私にとって、これまでに経験したことのない、大きな挑戦でした。初めての共著でありながら、その片方の結び手がどんどんと具合が悪くなり、死に直面する。 その人に対して私はどんな言葉を投じることができるのか。どこまで学問のやり取りが可能なのか。未来がどうなるか全く予想できない中、互いの信頼にかけ、覚悟を持って言葉を投じる。かつてないほどの緊張感の中で言葉を投じていました。 他方、書簡と同時並行で進められた『ダイエット幻想』には別の挑戦がありました。 40代の著者の言葉

    承認欲求を否定しながら、刺激する社会をいかに生きるかー「ダイエット幻想」に込めた挑戦|磯野真穂|人類学者
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/10/13
    “「自分らしさ」を奨励する私たちの社会では、「承認欲求」はあまり良くないものとして見なされがちであるから。承認欲求から抜け出すための処方箋として「自分らしさ」が持ち出されがちだから。 ですがこれこそが
  • 上西充子『呪いの言葉の解きかた』 - 紙屋研究所

    昨年ぼくは「ご飯論法」の命名者の一人として流行語大賞をいただいた。「朝ごはんをべましたか?」という問いに、米飯はべていないがパンはべたという事実を隠して「ご飯はべておりません」と答弁する……このタイプのごまかしを安倍政権がやっているのではないか、という欺瞞の告発が形になったものが「ご飯論法」というネーミングであった。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com だがぼくの方の受賞はおまけみたいなもので、実際には、共同受賞した上西充子・法政大教授がこの手法を見抜き、暴いたことがまさに受賞の中心である。 受賞の時に会場の近くのスタバで初めてお会いしたが、その時も、上西はこの論法が従来の霞ヶ関文学による単なる「ごまかし答弁」「あいまい答弁」とはどう違うかを厳密にぼくに語っていた。ぼくのツイッターのタイムラインに上西のツイートが流れてくるが、“リベラルっぽいツイート”に雰囲

    上西充子『呪いの言葉の解きかた』 - 紙屋研究所
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/08/26
    これだけすごい人が国会バリアフリーの件では疑問の残る対応だったのは不思議
  • 「〈性〉なる家族」書評 支配という暴力 子どもに重圧|好書好日

    〈性〉なる家族 [著]信田さよ子 稿には性被害に関連する箇所が多く、読まれる方にはご注意いただきたい。 さて著者は子どもの虐待、アルコール依存症、家庭内暴力などの加害者、被害者にカウンセリングをしてきた臨床心理士だ。 このでは、多くの「現場」を見てきたからこそ言える「家族」の闇、支配という名の暴力がどのように人を蝕んでいるかが描かれ、冷静な筆致にして内実は熱い怒りに突き動かされているのがよくわかる。 2年前、刑法が改正され、強姦罪が強制性交罪となった。厳罰化、非親告罪化(被害者の告訴がなくても罪に問える)が柱で、家庭内性虐待の処罰も新設。 にもかかわらず、改正以後も数々の告訴がはねのけられている。そもそも著者が書く通り「性暴力」「性虐待」と言うべき行為が「痴漢」、「いたずら」、「乱暴」と浅い言葉で言い換えられる時点で、社会が被害を軽視している。 特に書では、タイトルにもあるように家族

    「〈性〉なる家族」書評 支配という暴力 子どもに重圧|好書好日
  • blog: 迷子のままに 書評:『〈自立支援〉の社会保障を問う』

    『〈自立支援〉の社会保障を問う』(桜井啓太/法律文化社2017)というを読んだ。ずっと気になっていたものの、5832円という高額ゆえなかなか入手できずにいたのだが、ようやく読むことができた。 書は、「自立支援」という言葉が、日においていつから出てきて、どのように広まり、福祉政策に影響してきたか、そして、ほんとうに「自立支援」が自立につながっているのかを、たいへん丹念に実証的に追うとともに、広く深い視野から批判している。 書によると、日で「自立支援」という言葉が出てきたのは1987年のことで、たかが30年前のことにすぎない。そして、当初は中国残留孤児の日社会への定着問題として語られていたそうだ。それが、高齢者、児童、母子家庭、障害者、生活保護世帯、ホームレスひきこもりニートなど、どんどん拡大していき、いまや福祉そのものが、困窮者の保護から自立支援へと変質してきた。 しかし、た

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/02/17
    “これでは、結局のところ、自立支援策はワーキングプアを生み出しているだけ[..]個人に働きかけるプログラムがいかに充実したとしても、劣悪化している労働環境を問わないままであれば、それは当然の帰結だろう”
  • 『 福祉は「性」とどう向き合うか 障害者・高齢者の恋愛・結婚 』

  • 『暴走する能力主義』中村 高康|筑摩書房

    学習指導要領が改訂された。そこでは新しい時代に身につけるべき「能力」が想定され、教育内容が大きく変えられている。この背景には、教育の大衆化という事態がある。大学教育が普及することで、逆に学歴や学力といった従来型の能力指標の正当性が失われはじめたからだ。その結果、これまで抑制されていた「能力」への疑問が噴出し、“能力不安”が煽られるようになった。だが、矢継ぎ早な教育改革が目標とする抽象的な「能力」にどのような意味があるのか。書では、気鋭の教育社会学者が、「能力」のあり方が揺らぐ現代社会を分析し、私たちが生 第1章 現代は「新しい能力」が求められる時代か? 第2章 能力を測る―未完のプロジェクト 第3章 能力は社会が定義する―能力の社会学・再考 第4章 能力は問われ続ける―メリトクラシーの再帰性 第5章 能力をめぐる社会の変容 第6章 結論:現代の能力論と向き合うために

    『暴走する能力主義』中村 高康|筑摩書房
  • 第71回読書世論調査:自己啓発本、4割興味 マンガ読者も年重ね(その1) | 毎日新聞

    「とかくに人の世は住みにくい」と、かの夏目漱石先生も嘆いた人間社会。今も変わらぬ悩み多き世の中で、人は読書とどう関わっているのか。毎日新聞の「第71回読書世論調査」では、近年活況を呈しているとされる「自己啓発」について尋ねたほか、マンガの読まれ方や文学賞への興味などの質問を通して、人々の意識を探った。【池乗有衣、大隈慎吾】

    第71回読書世論調査:自己啓発本、4割興味 マンガ読者も年重ね(その1) | 毎日新聞
  • (書評)『哲学しててもいいですか? 文系学部不要論へのささやかな反論』 三谷尚澄〈著〉:朝日新聞デジタル

  • 東京新聞:夢みる教養 文系女性のための知的生き方史 小平麻衣子 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)

    トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書評 > 記事一覧 > 記事 【書評】 夢みる教養 文系女性のための知的生き方史 小平麻衣子 著 Tweet 2016年10月23日 ◆向上心をそぐ抑圧の構造 [評者]川崎賢子=文芸評論家 出版不況といわれてひさしい。ジャーナリズムも一部の文学賞発表時ににぎわいをみせるだけ。人文学の知は、大学再編の標的とされ、文学部の消滅など、いい話はない。 資源の乏しい日が、教育研究を公共の財産として重視した時代は終わった。OECD(経済協力開発機構)加盟国のなかで、日は、国内総生産に占める学校教育費の比率、政府総支出における学校教育費ともに低く、私的負担が大きく、給付型奨学金は発達していない。ノーベル賞受賞の大隅良典氏の「役に立つかどうかという観点だけで科学を捉えると、社会をダメにする」というコメントは重い。 実学ですら苦しいのだから

    東京新聞:夢みる教養 文系女性のための知的生き方史 小平麻衣子 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
  • NIKKEI STYLEは次のステージに

  • ノーム・チョムスキー『我々はどのような生き物なのか』─本人による入門講義 - フリー哲学者ネコナガのブログ

    ノーム・チョムスキー『我々はどのような生き物なのか』を読む。副題は「ソフィア・レクチャーズ」だが、去年3月に上智大学で行われた講演を書き起こしてまとめたものだ。しかし、二日間にわたる講演の全文(質疑応答含む)のみならず、講演直前に行われたインタビュー、そして編訳者による長めの解説も収録されており、全体として「チョムスキー」その人についての格好の入門書となっている。もちろん、最新の見識でもあるので入門に留まるものでもないのだが。 チョムスキーは、どう紹介してよいのかわからないが、ともかく現代世界最高の知性を持つ人物の一人とされている。書の編訳者の一人である福井直樹氏(MITでの直弟子でもある)は講演前の紹介で、紹介することは「不必要であり、不可能」と述べているが、ともかく短時間では無理、とのことだ。したがってチョムスキーが被引用数ランキング上位に入っていることなどを述べるにとどめている(ま

    ノーム・チョムスキー『我々はどのような生き物なのか』─本人による入門講義 - フリー哲学者ネコナガのブログ
  • ついにアマゾンが書籍の「安売り」を始めた!

    今回、値引きする書籍は、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」「クラウド化する世界」などのベストセラーを含む。ただし、いずれも発刊から一定期間が経過している旧刊書。「ざわちんメイクまとめ。特装版」などのムックもラインナップされている。 アマゾンが突然、出版界に弓を引いたように見えるかもしれないが、出版社と話し合いをして、周到に準備を進めてきたものだ。 ややこしい話だが、公正取引委員会は、出版社が書籍・雑誌などの再販売価格を拘束することを認めている。そのため、まずは出版社が対象の書籍を自由価格で販売できる書籍に指定。これによって、アマゾンが自由に値引きできるようになる、という立て付けだ。アマゾンは取次である日販にもこの取り組みを説明し、通常の商流を維持する。つまり、出版社とアマゾンが「直取引」を行うわけではない。この値引きの原資(コスト負担)は、出版社とア

    ついにアマゾンが書籍の「安売り」を始めた!
  • 『暴力の人類史』 人類史上もっとも平和な時代 - HONZ

    テロ、紛争、無差別殺人。世界は悲劇的なニュースで溢れている。人類は自らの手でその未来を閉ざしてしまうのではないか、と不安になる。ところが、著者スティーブン・ピンカーは大胆にもこう主張する。 長い歳月のあいだに人間の暴力は減少し、今日、私たちは人類が地上に出現して以来、最も平和な時代に暮らしているかもしれない にわかに信じがたいこの説を検証し、読者に確信させるためにピンカーは、人類の暴力の歴史を大量の統計データとともに振り返る。書が上下で1,300ページ超という並外れたボリュームで膨大な文献を引用しているのは、並外れた説の主張にはそれに見合った証拠を提出する必要があるからだ。しかし、ピンカーが「統計のない物語が盲目であるとするならば、物語のない統計は空疎である」と語るように、書はデータばかりが延々と続く退屈なものではない。持続的な暴力減少を示す圧倒的な事実の積み重ねとそのメカニズムに対す

    『暴力の人類史』 人類史上もっとも平和な時代 - HONZ
  • 狩猟採集民の生活から道徳の起源を推察する、議論はやや粗め - 29Lib 分館

    クリストファー・ボーム『モラルの起源:道徳、良心、利他行動はどのように進化したのか』斉藤隆央訳, 白揚社, 2014. 人間の利他行動がどのように発生、進化してきたのかについて、民族誌を材料に大胆に推論するという書籍。著者はもともと文化人類学者であったが、キャリアの途中でジェーン・グドールに師事してチンパンジーの観察を手掛けるようになったという人物。書でも、類人猿と、初期人類の生活形態に近いはずの狩猟採集民がデータとなっている。 その議論は次のようなものである。人間に近い種であるチンパンジーやボノボの群れは平等に構成されてはおらず、アルファ雄が事や生殖の面で搾取的に振る舞うことができる。これに対し、狩猟採集民のグループにはヒエラルヒーが存在せず、リーダーも無く、狩人の間は平等である。なぜか。それは人間が大型動物の狩りを行うためである。大型動物の捕獲は一人の狩人では無理で、複数人の協力無

    狩猟採集民の生活から道徳の起源を推察する、議論はやや粗め - 29Lib 分館