地道な社会調査の労苦と豊穣さ,学史・理論研究の凄み,そして研究者から見た現代社会の問題点とその理解経路について,侃々諤々の議論をそのまま一冊に収録した数年間におよぶ白熱の対話記録。社会学の到達点と展望を楽しみながら読み,考え,共有してほしい。 ※電子書籍配信中!*電子書籍版を見る* ◆書斎の窓にて,本書に関わる対談を掲載しています。 →記事を読む ※本書の第1章のもとになった「書斎の窓」連載(全6回)を以下のページにてお読みいただけます。 第1回 1990年代の「社会学」 第2回 社会調査と社会学の変貌 第3回 必要とされる社会学と調査史 第4回 社会記述のこれから(2) 第5回 社会学における「理解」 第6回 他者の合理性の理解社会学 はじめに 第1章 社会学はどこから来てどこへ行くのか 第2章 社会学は何に悩み,何を伝えたいのか 第3章 社会学は何をすべきで,何ができるのか 第4章 質
リチャード・E・ルーベンスタイン[小沢千重子訳] (2018年10月10日刊行,筑摩書房[ちくま学芸文庫・ル-8-1],東京, 580 pp., 本体価格1,700円, ISBN:9784480098849 → 版元ページ) 文庫版で600頁もある. 【目次】 はじめに 13 序章 中世のスター・ゲート――西ヨーロッパの覚醒 19第1章 「知恵者たちの師」――アリストテレスの再発見 37 1 驚くべき事実――ムスリムの知的財宝 37 2 プラトンとアリストテレス 55 3 「哲学者」アリストテレス 68 4 アリストテレス思想の核心 81第2章 「レディ・フィロソフィー」の殺人――古代の知恵はいかにして失われ、ふたたび見出されたか 95 1 アウグスティヌスとその時代 95 2 滅びゆく帝国 111 3 異端者たちの行方 129 4 唯一神教とアリストテレス 146 第3章 「彼の本には翼
神は、脳がつくった 200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源 作者: E.フラー・トリー,寺町朋子出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/09/27メディア: 単行本この商品を含むブログを見る神は脳がつくったとはいうが、だいたいの感情や概念は脳が作っとるじゃろと思いながら読み始めたのだが、原題は『EVOLVING BRAINS, EMERGING GODS』。ようは「具体的に脳が進化していく過程でどの機能が追加された時に、神が出現したのか?」という、人間の認知能力の発展と脳の解剖学的機能のを追うサイエンスノンフィクションだった。神は主題ではあるが、取り扱われるのはそれだけではない。 認知能力が増大した5つの変化 本書では主に、認知能力が増大した5つの重要な段階を中心に取り上げていくことになるが、最初に語られるのはヒト属のホモ・ハビリスである。彼らは230万年前から1
しばらく前になりますが、子どもの本の表紙絵が萌え絵化しているという話がSNSで話題になっていましたね。 いまさらですが、小学校で司書をやっていて感じることをふまえて、自分の考えを書いていこうかなと思います。 他の方々の意見を見ていると、選ぶのは子ども、というのがポイントで、選ばれなければ結局のところ、良書だろうがなんだろうが関係ない、というのは、私自身も実感しています。 わかりやすい例をあげてみます。 ケストナーの『飛ぶ教室』という、有名な本があります。 先日、公共図書館でホチキスの針でいたずらをされ、話題になっていましたね。 飛ぶ教室 (ケストナー少年文学全集 (4)) 作者: ケストナー,ワルター・トリヤー,高橋健二 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1962/05/16 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (13件) を見る こちらは岩波書
2018年10月25日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 定価1,466円(10%税込) ご購入はお近くの書店または下記ネット書店をご利用ください。 電子書店リスト 愛読者アンケート 詳報 ノーベル賞 がん免疫療法でノーベル賞 生理学・医学賞 本庶 佑氏/J.アリソン氏に 未知の免疫機構 発見へつないだバトン 出村政彬 免疫の「ブレーキ」解除でがんをたたく(再録) J. D. ウォルコック 物理学賞 レーザー光で物体を操作し観察する 古田彩 化学賞 タンパク質を試験管内で進化させる 古田彩 特集:新・人類学 【第1部 人間性の起源】 特異性 ヒトがヒトを進化させた K. ラランド 知能 思考力をもたらした2つの性質 T. ズデンドルフ 意識 意識を持つのは人間だけか S. ブラックモア 言語 高度な言語が生まれた理由 C. ケネリー 図解 データで見る脳の違い C.
伊勢田哲治 (2018年11月20日刊行,ミネルヴァ書房[叢書〈知を究める〉・13],東京, x+316+36 pp., 本体価格3,000円, ISBN:9784623084319 → 版元ページ|サポートサイト) 【目次】 凡例 viii 序章 科学哲学の来た道 1第1章 帰納と仮説をめぐる論争 11 1. ジョン・ハーシェル 12 2. ウィリアム・ヒューウェル 28 3. ジョン・スチュアート・ミル 52第2章 「サイエンティスト」の起源 73 1. 「サイエンス」と「サイエンティスト」 73 2. 「サイエンティスト」のその後 88第3章 一九世紀のクリティカルシンキング 99 1. 一九世紀までのクリティカルシンキング 99 2. ウェイトリーとミル 108第4章 実証主義の成立 137 1. 観察可能な対象に科学のスコープを限る思想 138 2. 「実証主義」という言葉の起源
世界各地の独裁政治を研究してきたハーバード大学教授である著者が、民主主義がどのように、そしてなぜ死ぬのかを追求する。著者はあらゆる場所、時代の民主主義が死んでしまった事例を紹介しながら、当たり前に享受している民主主義がいかに微妙なバランスのうえで成り立っているものなのかを教えてくれる。幅広いケースを考慮する本書だが、議論のフォーカスはアメリカおよびトランプ現象に当てられいるので、日々伝えられるアメリカ政治の異常事態の意味がより良く理解できるようになるはずだ。米連邦最高裁判所判事にカバナーが選ばれたことがどれほどの意味を持つ事件なのかを思い知る。 民主主義が崩壊する瞬間といえば、銃を持った兵士や市民をなぎ倒そうとする戦車を思い浮かべるかもしれない。たしかに、アルゼンチン、ブラジル、ガーナやパキスタンのような冷戦時の民主主義崩壊の4分の3は、軍事力を用いたクーデターによってもたらされた。しかし
おかげさまで拙著『ビデオゲームの美学』(慶應義塾大学出版会)が10月20日に刊行されます。 目次が長すぎるおかげで、目次の詳細情報がウェブに出ていないので、(公式ページにも出ました)目次をこちらに載せておきます。本の内容紹介はおいおいします。 (追記)内容紹介を書きました:『ビデオゲームの美学』はこんな本 - 9bit 序章 1 ならではの特徴 2 問いをはっきりさせる 3 方法をはっきりさせる 4 意義をはっきりさせる 第Ⅰ部 芸術としてのビデオゲーム 第一章 ビデオゲームとは何か 1 定義とは何か 2 ビデオゲームとビデオゲーム作品 3 ゲームとして定義する 4 選言的に定義する 5 選言的定義を改訂する 6 ビデオゲームの媒体 7 「ビデオゲーム」の類義語 第二章 ビデオゲームの意味作用 1 意味作用と行為 2 受容とは何か 3 作品と適切なカテゴリー 4 ビデオゲームと芸術の存在論
【資料1】『くらべる図鑑 小学館の図鑑NEO+』(小学館 2016) p116~117 給食を食べよう! 「日本の小学校のお昼は、ほとんどが給食です。でも、給食はどの国にもあるわけではありません。お弁当を持ってきたり、家に帰って食べたり、お昼ご飯のとり方はさまざまです。世界の子どもたちのランチライムをのぞいてみましょう。」 ※①カーボベルデ ②日本 ③ブルナキファソ ④ミャンマー ⑤タイ ⑥ブータン ⑦イギリス ⑧中国 ⑨アメリカ ⑩フィリピン の子どもたちの昼食の様子が写真付で紹介されている。 【資料2】『学校の世界地図 くらべてわかる世界地図 2』(大月書店 2004) p26~27 楽しい昼食・おやつ 「子どもたちの大好きな給食の時間。でも国によって、昼ご飯のとりかたもちがっている。日本のように教室で一斉に給食を食べるところはむしろ少ないようだ。給食がない国では、カフェテリアで食べる
今年5月に出版された『英単語の語源図鑑』が、すでに20万部も売れているようだ。英語関連書としてベストセラーになる本の中には優れた良書もあればそうでないものもあったりし、日本人の英語コンプレックスを刺激するだけで売れたりすることもある。 しかしこの『英単語の語源図鑑』においては、そんな心配も杞憂だ。なにしろ着眼点がよい。英単語に接頭語や接尾語があることはよく知られているし、それを手がかりとして単語を覚えることもよくある勉強法だ。それでも、本書くらい網羅的に重要単語をリストアップし、かつ印象に残りやすいイラストとともにイメージとして記憶に定着させる英単語帳は、これまでなかったのではないだろうか。 例えば、import という英単語は im と port の部分に分けられ、im は何かを「入れる」、port は「港」、だから港にものを運び込むという点で「輸入する」という意味になるのだ。ここまでは
隠岐さや香『文系と理系はなぜ分かれたのか』星海社新書, 星海社, 2018. 理系・文系論。タイトルにある疑問を扱った科学史が1,2章、産業界との関連が3章、ジェンダー絡みが4章、学際化についてが5章という構成となっている。著者は科学史研究者で、『科学アカデミーと「有用な科学」』という著書がある。 最初の科学史はとても面白い。一般的には、文系学問から分離するかたちで自然科学が誕生したと考えられているだろう。しかし歴史的には、最初に「自然科学」次に「社会科学」最後に「人文科学」と概念が出来上がってきたとのことである。自然科学や社会科学に属さないものとしてアイデンティファイされることで、人文科学が生まれた。もちろん、古代から哲学や文献研究はあったのだけれども、領域が明確になったのは19世紀末から20世紀にかけてだという。天文学や錬金術など自然科学だって昔からあったわけで、これは定義の問題になる
「タイムトラベル」といえばこれを読んでいる多くの人は「あーはいはい」とその意味するところをすぐに理解してくれるだろう。空間のように時間を移動することができて、未来に行ったり過去に行ったりできるアレのことだ。もちろんタイムトラベル事象は我々の生活の身近なところにあるものではないけれども、邦画でも洋画でも、漫画でも小説でも「タイムトラベル」が出てくるものはいくらでもあるから、なかなかこの概念を知らぬままに生きるのも難しい。 しかし、この「タイムトラベル」という概念はいつ頃生まれたのだろうか。あまりにもよく知っている、よく(フィクションの中で)用いられているものだから、神話の時代からあるだろうと思ってしまうが、実はその起源はごく浅いと著者はいう。 (……)古代人には、永遠の命、生まれ変わり、死者の国といった概念はあったが、時間旅行という概念はなかった。現代人には馴染み深い「タイムマシン」など、ま
文系と理系はなぜ分かれたのか (星海社新書) 作者: 隠岐さや香 出版社/メーカー: 星海社 発売日: 2018/08/26 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る なぜだか知らないけれど、僕らは人を文系と理系に分ける。僕の父は理系で母は文系。僕自身は理系、妹は文系。新しく会社に入ってきたAさんは文系。上司のBさんは理系。どちらかに当てはめるのが難しい人ですら、「文理をまたぐ知識人」「バックグランドは理系だが文転した人」などと評したりする。 不毛な区別では?と思うことも多い。「理系(もしくは文系)が冷遇されている」といった無用な被害感情・対立感情を生んでいる気がするし、個人的にも「これだから理系は~」とか言われると、「ひとくくりにしないでほしい」と思う。でも、その次の瞬間には自分自身で「理系」「文系」と口にする。そもそも僕は「理工系出版社」に勤め、「理系」向けの本を作って
なぜ、セックスワーカーが差別されるのか。なぜ、法によってセックスワークを規制するのか。 どうしたら人権侵害をなくせるのか。より良い支援のためには、なにが必要なのか・・・ 性風俗や性売買にまつわるステレオタイプをくつがえし、当事者視点で大胆に問いを立て直す。 セックスワーカー当事者と研究者・支援者・ライターたちが協働で書き上げた、性と人権を学ぶ人に必携の一冊。 世間ではあまり知られていない、セクシュアルマイノリティのセックスワークについての記述も多数。 日本の性風俗年表、性風俗産業構成表など、巻末付録も充実! はじめに 第0章 セックスワークという言葉を獲得するまで ―1990年代当事者活動のスケッチ/ブブ・ド・ラ・マドレーヌ ▼第1部 社会の中のセックスワーク 第1章 誰が問いを立てるのか ―セックスワーク問題のリテラシー/要友紀子 第2章 セックスワーカーとは誰のことか ―社会の想定から
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く